『エルデンリング』を10周以上クリアして実感した攻略を快適するポイント【Ver1.03.2時点】

タイトル画面

この記事では、10周以上クリア+新規キャラで2周クリアして感じた攻略のポイントをシェアします。とても素晴らしい作品ですが、現時点(App Ver. 1.02~1.03)では中盤以降、ゲームを快適にプレイするためには工夫が必要です。

本当にゲームが得意な人をのぞいては、適切な攻略方法をチョイスしない限り、中盤以降はとても攻略がストレスフルですが、与えられた要素をフル活用すればクリアは難しくありません。

いやむしろ、それらをためらいなく活用することで、ソウルシリーズ以上にあっさりと、攻略が可能な仕様になっています。つまり、「抜け道」はたくさんあります。

そこでこの記事では、攻略における本質的なポイント及び攻略の考え方をご紹介します。

「強い武器、戦技はこれだ!」という話は掲載しませんが、本作の基本仕様を押さえた上で、「どうプレイすれば快適になるか?」を試行錯誤することがきっと、本作の楽しみ方なのでしょう。

攻略のヒントになれば幸いです。

戦技や魔法、装備などについては今後順次入るであろうアップデートによって産廃化する可能性があります(この記事を書いている途中で効果的な戦技が2つ、産廃化しています)。

「この武器が強い!(序盤でかんたんに入手できる武器を2つだけご紹介しています)」「おすすめ戦技はこれ!」といった情報は原則掲載していません。

なおVerアップデートにより、ゲームバランスそれ自体が徐々に変わりつつあります。この記事はVer1.03.2時点の内容です。予めご了承ください。

『エルデンリング』の全般的な感想はこちら

はじめに

まずはじめに『エルデンリング』を攻略する上で重要なポイント。それは「攻略を快適にする要素」の入手です。具体的には、必要な武器を装備するためのLVと、戦灰、そして霊体です。

本作では、ストーリーを進めていくにつれ、

1・敵の火力と強靭とHP

2・攻撃頻度(速度)

が異様に高くなってきます。

そのため、ソウルシリーズをプレイする感覚と同じく、「敵の攻撃を見切りR1で攻撃を差し込む」というプレイスタイルにこだわる場合、ただの理不尽ゲーとしか思えない戦いを余儀なくされます。

周回すればするほど敵HPの上昇率もインフレします。

難易度カンストだと、序盤エリア(フィールドやストームヴィル城)でさえ、HP2000を超える雑魚(たとえば犬)が徘徊しています。本作では5000~10000のHPを持つ雑魚敵は普通です。

一方、用意された要素を使いこなせばそれまでの苦戦は嘘のよう。スムーズにクリアできるバランスになっています。この意味で『エルデンリング』のゲームバランスは極めて、「RPG要素」が強い作品と言えます。

強い装備やタリスマンを手に入れ、強い技や魔法を手に入れて攻略を快適にする。以上を前提に、具体的に攻略が快適になるポイントをご紹介します。

攻略は状態異常もしくは戦技+遺灰が鉄板

『エルデンリング』において、R1やR2のみの攻撃でゲームを攻略するのはとてもストレスフルです。敵のスピードが速いだけでなくいわゆる高強靭でゴリ押ししてきます。殴り合いに勝とうとするのは極めて不合理です。

一方で、用意された要素をフル活用することで、攻略は驚くほど快適になります。ポイントは3つです。1つは状態異常。もう1つは戦技。最後に遺灰です。

10周以上クリアした上で攻略を快適にする結論だけを簡潔に書くと、

1・基本は遺灰を召喚し遺灰がデコイになっている段階で、状態異常攻撃もしくは戦技をブッパしていく

2・道中の怯まない雑魚敵には受け値が高い大盾+状態異常(血派生or冷気派生)武器で盾チクする

という方法が最も安全で確実性が高い、『エルデンリング』の攻略法です。

以下、かんたんに説明します。

状態異常

今作では、中盤以降敵のHPの上昇度が異常です。そのため、通常強化の武器での攻撃や単発の魔法での攻略は非常にストレスフルです。そこで重要なのが、状態異常によるダメージです。

具体的には、出血。凍結。そして腐敗です。

ラダーン撃破後に行けるダンジョンで武器を血派生に変更できる砥石が手に入りますので、それを使って血派生にした武器を二刀流にし運用します。

すると単発の火力は重厚派生といった「特化」系の武器の火力には劣りますが、周回を重ねれば重ねるほど敵のHP増加が異常になるため、ダメージレースでは明らかに敵を倒す効率が変わってきます。

なお、こちらの通常攻撃に一切怯まない「高強靭」の排泄物系の雑魚及びボスを最も安全かつ合理的に処理する方法は、受け値の高い盾(+大盾のタリスマン)をかまえ、出血(もしくは冷気)効果をつけた刺突武器の盾チクすることです。

敵は動作がこちらの何倍も迅速なだけでなく、明らかにこちらのボタン入力に反応してきます。

そのため、通常のアクションの感覚でのプレイは、ただただストレスをためるだけです。いくら回避後に攻撃を当てようとしても避けられるか高強靭で反撃されるからです。

ところが、盾を構え敵にあわせ盾チク。すると無傷かつ着実に、敵を処理することができます。

本作は全般的に強靭が異様な敵が多いため、攻撃→敵は怯まずこちらが被弾する場面が非常に多い点が特徴です。犬やネズミでさえ、強靭の存在を無視したかのように、こちらの攻撃に怯まず攻撃してきます。

こちらの攻撃に怯む敵は「こちらがR1を押した瞬間」にバックステップをかましてきます。現時点では、「フェア」なバトルは期待できない仕様になっています。

戦技

戦技は数多く用意されていますが、「攻略が楽になる」という目に見える「効果」を実感できる戦技は限定されていますが、それらの戦技は攻略においてとても有効です。

いやむしろ、「R1で攻撃して敵を倒す」ではなく、「戦技を使って敵を倒す」という考え方に転換しないと、中盤以降はザコ敵の処理すら苦行になります。

例えばあなたがラストダンジョンに到達。スパアマ攻撃で高火力攻撃をブッパしてくる失地騎士がうろつくフロアに到達したなら、そこで武器は何でもいいですが、通常攻撃主体で敵を倒すことにトライしてみてください。

敵の連撃を回避してR1で攻撃を挟めば即座にその高強靭を生かして反撃され一撃でHPの4割〜6割を削られる。嵐脚で怯ませられるだけでなく、ローリングで距離を取っても一瞬で距離をつめられる。おまけにタフなので、こちらは何度も攻撃しないと倒せない。

(倒せるけれども)大きな手間がかかることに、あなたはすぐに気づくでしょう。

それは敵の基本スペック(HP、動作スピード、強靭、火力、あらゆる面で)が強化されているにも関わらず、こちらはR1を振る速度、ローリング回避性能、硬直など、あらゆる面で敵より大幅に劣っているのがその主な理由です。

ところが。戦技を使いブッパ主体で攻撃すればあらかんたんです。

『エルデンリング』では近接においては、戦技を使わなければ攻略が非常にストレスフルになる雑魚及びボスが多数登場しますが、戦技を使えば「普通」に戦ってストレスを感じる敵を、いともかんたんに倒せるようになります。

例えば赤獅子の炎。怯みにくい敵をかんたんに怯ませ致命を決めることができ、後半のマップに登場する二刀流の失地騎士(コンボをくらえばHP1700、物理カット率40%あっても実質即死します)を致命を取ってかんたんに倒すことができます。

「普通」に戦おうとすれば、下記の動画のようにこちらが一方的に倒される可能性が高いでしょう。

この騎士は怯むには怯むのですが、こちらの攻撃に突如割り込みコンボを挟んでくるので、敵のHP及び火力が高くなる周回プレイでは「事故率」がとても高いです。

なおこの騎士はどこまでも「ワープ」してこちらの位置を正確に追跡してくるため「遠距離から安全に倒す」という選択肢を潰してきます。

赤獅子の炎で怯ませ致命を取るか、受け値の高い大盾(+大盾のタリスマン)で盾チクで処理する方法(敵の異常な強靭及びプレイヤーの基本性能の低さにより、多くの雑魚敵を安全に処理する最適解になっています)が着実です。

そのほかボス戦の定番は猟犬のステップ。回避が優秀な戦技ですが、ボスの攻撃回数やディレイの連発、範囲攻撃の多用などを見ると、回避型はこの戦技を使うことが前提のバランスのように思います。

遠距離攻撃としては、知力52を要求される魔法攻撃よりもかんたんに強い火力が出せる戦技(氷槍、武器強化LVを上げた上で)もあります。

遺灰

本作で登場するボスのカラフルな動きを見ると明らかに、遺灰を使うことを前提としたムーブをしていると想像します。そこで特別の縛りを入れずクリアを優先するなら、遺灰はどんどん使っていくのがベストチョイスです。

遺灰の選択で重要なのは、攻撃力より「タフさ」です。要はデコイになってくれる遺灰が最も重要で、攻撃はプレイヤーが行えばOK。遺灰がデコイになっている間に出血武器での攻撃や腐敗ブレスでボスを状態異常にさせHPを削っていくのが定石です。

なお、最強の遺灰はラダーン撃破後に入手可能な写し身です。Ver1.03で弱体化されたものの、なおダントツNo.1の強さになります。

使い方としては、写し身召喚時に血派生武器を二刀流し(出血が効かないボスには右手に冷気属性の武器、左手に炎属性の武器)写し身に攻撃を担当させ、自分は大盾を構えて腐敗ブレスや蝿たかりを詠唱します。

これが本作の仕様上、最も安全かつ合理的な、攻略の王道です。

汎用的に使えるおすすめの遺灰としては、

・大盾(物理系の攻撃をしてくる相手には抜群)

・霊廟兵(怯ませ力やふっとばし力に優れています)

・ティシー(攻撃系の汎用性はNo.1)

の3つがおすすめです。

ボス攻略のポイント

以上をもとに、戦法をシンプルにまとめると次のとおりです。

1・血派生の武器を二刀流する(ボス戦でおすすめなのは動きが速いボスは曲刀)

2・写し身を召喚する(+10)

3・自分は右手にタリスマン、左手に大盾を装備

4・写し身が前衛でデコイ化している間に蝿たかり(出血が効く敵)や腐敗ブレス(効かない的には氷結のブレス)をブッパ

この方法でカンスト難易度でも、90%以上のボスを安全かつ着実に倒すことができます。

難易度がカンストした後半の一部ボス(ラダゴン、マレニアなど)にはこれらの戦法が通じないため、そこだけは別途戦略をカスタマイズする必要がありますが、大半のボスはこの方法で攻略をパターン化することができます。

ようは前衛は遺灰に任せ、遺灰がデコイになっている間に腐敗→出血の状態異常で、自分は死なないように立ち回る、という話です。

上記の要素を使わず、昔ながらのタイマン+武器攻撃でもクリアは可能ですが、正直なところ現時点においてはそれをする意味や面白さを個人的に実感することができませんでした。

そこでここでは、攻略の最適解を素直にチョイスしています。

死なないための重要ポイント

現時点において、本作では中盤以降敵の火力が跳ね上がります。適切な対策・用意をしていないと、問答無用でワンパン・ツーパンされます。

『ダークソウル3』なら防具のカット率平均25%程度でもカンスト周回に困難を感じる場面は少ないですが、『エルデンリング』の場合、最低でも物理属性ともに30%以上ないと、驚くほどかんたんに倒されます。

ちなみに金霊として後半エリアのボスクリアに参加していましたが、対策をしていないと思われる軽装系のホストはボスの一撃で800とか900のダメージを受けていたので、防具とカット率の選択は、明らかに重要です。

ということで意識したいのが防具とタリスマンの選択。

中盤以降は最低でも物理カット率10%以上の防具、そして竜印の盾のタリスマンを常時装備。加え、物理以外のカット率を高めるタリスマンを装備。ボス戦の場合はボスの属性攻撃にあわせた属性カット率アップのタリスマンを装備。

こちらのタリスマンについては、それぞれ、常につけておくと安心です。

・物理カット系(デフォ1)

タリスマン1

・オール属性カット(デフォ2)

タリスマン2

あとは物理系の敵ならNPCのならず者から購入できるカニもしくはエビを食べて物理カット率を補強。そして3つ目のタリスマンにボスに応じた属性カットのタリスマンを装備します。

今作は中盤以降敵の火力が異常なため、カット率を事前にしっかり上げておくことができます。それによって、「ワンパン・ツーパンで倒されない」状態を作ることが可能になります。

周回プレイにおいては、HP1800以上、物理カット率最低40%、属性カット率最低30%ないと話にならない場面が度々訪れます。

攻略のステ振り

今作で最も重要なパラメーターはHPです。

LVアップの優先度としては、

1・生命力

2・装備したい武器を装備できる最低限の筋力や技量

3・精神力

4・持久力(最低でも中鎧が装備できる程度)

5・祈祷で属性カット率を上げられるレベルまで(おすすめは王たる聖防護が使える27まで)

6・高周回で近接を挑むなら神秘(序盤は竜ブレスが使える12、中盤以降は「蝿たかり」が使える16に)

です。

白プレイをしていて強く実感しますが、HPが低い+防御力をおろそかにしていると思われるホストはすぐに溶けます。後半のエリアだと、一発1000とか食らっている表示を見るため、本作では本当にHPと防御力対策が重要です。

そのためステ上げの優先順位としては、まずHP。装備したい武器の筋力や技量を確保したらあとは、生命力→持久力(物理カット率が高い装備をチョイスする)→精神力を優先して伸ばしていくことで、死亡率を下げることができます。

なお攻撃手段は出血もしくは凍結を使うことで、単発火力の低さを気にせずに攻略が可能です。

実際、本作では序盤で周回カンストでも効果的な最強の祈祷を、序盤(ゴドリック撃破後)から入手可能なので、武器の強さはあまり攻略に影響しません。上げるとしても1周目なら筋力は大盾が持てる30あたりで十分と言えます。

それより生命力は最低50。理想は60。ワンパンされるかされないかはとても重要です。

ちなみにソウルシリーズでは高火力の代名詞の魔術ですが、今回は非常に燃費が悪い魔法が多いです。強いものは確かにすごく強いのですが、必要理力やFPが多いので、汎用性の面で手放しにおすすめできるものではありません。

現時点では、下手に魔術を使うくらいなら、戦技をブッパした方がコスパが良いでしょう。ちなみに遠距離攻撃の手段なら祈祷の雷の槍や空裂狂火の方(射程が相当長いです)がコスパが良く、かつ汎用性が高いです。

また神秘も上げていれば腐敗ブレス(強くて必要な能力値も低い!)という攻略を快適にする遠距離攻撃祈祷も使えます。攻略の幅が広がるでしょう。

現状魔術はアップデートで上方修正されてもなお燃費が悪いので、知力を上げるなら知力を要求される強い武器(名刀月隠、知力23)が使える程度で抑えるのがいいかもしれません。

なおレベリングの効果的な方法については後述します。1周目でラスボス討伐後なら5秒で4万ルーン10分で100万ルーン、2周目なら5秒で8万ルーン、10分で200万ルーン稼げる超穴場があります。

武器のチョイスに関して

本作では「戦灰で武器の派生が変化可能」という仕様上、オリジナルの戦技がついている武器で、その戦技が使えない武器を使う実用的な価値は、現在のところありません。

一方で、戦灰を付け替えできる通常強化の武器で、かつモーションが優秀な武器を使うことが、今作ではとても効果的です。使える武器はいろいろありますが、入手がかんたんで汎用性が高いのはこちらの武器です。

蟻棘レイピア

おすすめレイピア

本作の攻略でとても重要なのが盾チク。

盾を構えながらチクチク反撃する戦法ですが、敵のムーブが激しい今作において、この戦法とはとても効果的です。大抵のボスは、受け値が高い大盾(+大盾のタリスマンを装備)+血派生のレイピアによる盾チクで、安全確実に処理可能です。

手がたくさんあって毒を吐くあの面倒な雑魚敵。ソール砦の二刀流騎士。普通に戦おうとすれば「あなた、ザコ敵ではないですよね?」と思えるモブも、安全確実に処理可能です。

レイピアにはいろいろありますが、個人的におすすめなのは日陰城近辺でNPCがドロップする蟻棘レイピア。

まずデフォルトで本作でとても効果的な腐敗状態がついていること。加え血派生で出血もつけれる点がその理由です。血派生+腐敗のコンボは本当に、有用なチョイスです。

ちなみに序盤から入手できるロジェールの刺剣も効果的です。

おすすめ刺剣

R2のモーションが優秀なので、盾チクでなくても運用できる点がポイントです。

ただし単発の火力が弱いので、運用は冷気属性の状態異常狙いで運用。血派生は蟻棘レイピアで対応。出血が効かない敵(ラスボスなど)にはロジェール刺剣で対応します。

あと、最初から+8の状態で手に入るので、入手するとリムブレイブでのマルチプレイができなくなる可能性がある点はご注意を。パッチを倒して手に入るスピア+7も同様です。

失地騎士斧槍

失地騎士の槍

個人的に攻略のおすすめ度No.1の「救済」武器。

まず入手がかんたんで早い段階で入手できること。そして大切なのが、突き攻撃のモーションが優秀なだけでなく、敵を怯ませる力に優れています。

片手のR1の突きだけでなかなか怯まない騎士系(細長い兜をかぶった)の敵を怯ませることができ、攻略がとても便利です。そして戦技に巨人狩りをつければ、人型の敵(赤NPC含む)に対しては絶大な強さを誇ります。

重量も軽く装備条件も軽い。そして火力面も良好。コスパはとても良好です。

本作では、敵を怯ませられるかどどうかが、攻略の快適さ及び安全性を決めます。なお、通常攻撃のみでは怯まない敵もいます。その場合は大盾+盾チク(出血や凍傷をつける!)で対処します。

なお、こちらの武器も+8の状態で入手します。ロジェールの刺剣とあわせ、リムブレイブでマルチプレイをしたい方はご注意ください。

真鍮の盾

おすすめ盾

中盾で受けるならこれか失地騎士の盾の二択になります。ただこの盾は序盤の序盤から入手できる点が強みです。1.03アップデート前までは、戦技を使うことで「大盾要らず」でプレイ可能でした。

現在、安全性を重視するなら筋力30まで上げて大盾を構えるのが安心です。

物理なら二刀流(血派生)

本作では、中盤以降敵のHPが異常なほど跳ね上がります。そのため、いくら技量や筋力を伸ばしても、常に火力不足感が頭によぎります。そこで活用したいのが状態異常+二刀流(近接で火力を出すなら二刀流前提になっている?)です。

二刀流の姿

武器には血派生(効かない敵には右手の武器を冷気派生、左手の武器を炎派生)を付与。そして二刀流。

血派生武器

武器によってベストな殴り方は違いますが、大剣や特大剣、大鎚といった武器なら二刀流のジャンプ攻撃。出血が効く相手には驚くほどのダメージを一瞬で打ち込むことができます。

特大二刀流のジャンプ攻撃

現環境では、通常武器の片手R1をメインにした立ち回りは、自分でゲームの難易度を上げるための「縛り」でしかありません。

近接で攻略をするなら基本は二刀流。そしてそこに出血もしくは凍傷といった状態異常の効果をつけることがポイントです。それをすればあら不思議。火力面の問題は、一気に解消されます。

協力用に作成した2キャラ目での魔法キャラプレイ時、遠距離から魔法をブッパするプレイより、武器に冷気属性を付与して、二刀流で殴る方がダメージ効率は高い点に驚いたことを覚えています。

敵の強靭と武器の怯ませ力について(重要)

『エルデンリング』の攻略における武器選定の超重要事項。それは、「いかに敵を怯ませられるか?」という視点です。

『エルデンリング』では、ボスだけでなく、雑魚敵でさえ以上な攻撃回数、速度でこちらを倒しにきます。「敵の攻撃の合間にR1を打ち込む」というソウルシリーズの基本戦法は「敵が怯む」相手のみOKです。

ただ『エルデンリング』では謎の強靭を発揮し、こちらが殴っても何事もなかったかのように攻撃してくる雑魚敵を多数目にします。

たとえばソウルシリーズおなじみの犬やネズミ。『ダークソウル3』ではR1できちんと怯んでくれますが、『エルデンリング』では殴っても怯まずに行動を継続してくる場面が多々見られます。

特に厄介なのは怯みにくい雑魚です。わかりやすいのは細長いヘルメットを着用した騎士系の敵。これはまだ良心的な方で、失地騎士やハンマーの魔法を使う魔術師は後述する一部武器種でないと安定的に怯ませることが困難です。

こちらが攻撃のスキに攻撃を挟めば怯まずに即座に反撃。その異常な火力も相まって、こちらは大ダメージを受けてしまいます。

そのため、「こちらが攻撃したときにいかに敵を怯ませることができるか?」は攻略における重要な視点です。戦技を除き攻略において武器の強い弱いを決める最終的な視点では、「怯ませ力」です。

結論はこちら

それで全カテゴリ武器を用意し二刀流可能な状態にしカンスト難易度で攻略。

最後に失地騎士及びハンマーの魔法を使う魔術師(祝福「聖樹の大舞台の近く」の2体)で調査した結果分かった怯ませ力の高い攻略において効果的な武器種(要二刀流)がこちらです。

大剣

まず手軽で強いのが二刀流の大剣。R1やR2(クレイモアを除く)は基本的に使う必要はありません。

攻撃はジャンプL1が基本で、出血効果を付与した二刀流大剣+出血発生で攻撃力アップのタリスマン+ジャンプ攻撃力アップのタリスマンを装備することで、カンスト攻略でも(出血が効く相手は)硬い敵をサクサク倒すことができます。

ちなみに二刀流のジャンプ攻撃は怯ませ力が高く、騎士系の敵は言うまでもなく、軽装ローブのくせに大斧二刀流や大槌二刀流のジャンプ攻撃でも怯まない、ハンマーの魔法を使ってくる高強靭の魔術師モブも怯ませることができます。

なおL1の普通振りに関しては強靭削りは高くないらしく、怯みません。ただ、強靭削り力が強いイメージがある大槌や大斧の二刀流よりは強靭削り力は高い模様です。

大槌や大斧の二刀流ジャンプ攻撃ではハンマーの魔法を使ってくる高強靭の魔術師モブを怯ませられず、反撃をくらいます(14周目でテスト)。

単純な火力に関しては有名な特大剣の二刀流の方が強いのですが、装備重量のバランス及び周回攻略における様々なコスパを考えれば、大剣(出血or冷気)でも十分強いです。

ということで、血派生2本(騎士大剣や失地騎士大剣)、氷結のための冷気派生と解凍用の炎派生の2本(おすすめはフランベルジュ、出血効果もつきます)を用意してL1バッタをすれば、敵も怯みやすくかつ、高火力です。

大曲剣

なお、「特大剣の二刀流は重量的に厳しいけど、大剣二刀流よりは重量に余裕がある」という場合、大曲剣の二刀流がおすすめです。

振りも大剣に近い感覚で操作可能で、かつ大剣より強靭削りが強い点が特徴です。重量と強靭削りの効果(序盤で入手できる斬馬刀で10、最終チョイスにできる忌み子太刀で11.5)を考えれば、かなり良好なバランスです。

ただし二刀流L1では怯ませることができない敵もいるので、過信は禁物です(その場合は二刀流ジャンプL1で怯み→通常L1のコンボで)。

斧槍

シリーズ恒例の強カテゴリですが、本作も強い。まずリーチ。強靭削り。火力。重量のバランス。文句のつけようがないほどの高コスパ武器種です。

使いやすさでは先のご紹介した失地騎士の斧槍。最終的には夜騎兵のグレイブに落ち着くでしょう。なお序盤で入手できる穴場の武器としては、ダサいですが卑兵ノコギリもおすすめです。

欠点は二刀流L1のモーションがいまいちなこと。スキが大きいため、使うならR1→L1で(二刀流の場合はジャンプでのバッタ運用が基本です)。両手持ちなら敵と距離を保ちチクチクが安全パイです。

今まではロマン武器の代表だった実用性が極めて低い鞭。『エルデンリング』ではそのスペックが大幅向上。特に、リーチ及び強靭削りに関しては、目をみはるものがあります。

注目はイベントで入手できるオスローの鞭。R2攻撃の怯ませ力は高く、鞭それ自体のリーチが長いため、敵を安全圏から一方的に倒せます。二刀流のジャンプ攻撃の強靭削りはなんと大斧や大槌の二刀流よりも強いことに驚きます(二刀流L1大剣と同じ?)。

欠点は単純火力。出血もしくは冷気+炎で、火力不足を補う必要があります。

また動作全般に硬直が気になります。動作が素早い本作のボス全般には、適切なチョイスとは言えません。鞭が最もその強みを発揮できるのは、マップ探索や赤NPC、人型の敵に対してです。

特大武器

非常識な重量及び通常攻撃の振りの遅さという欠点があるものの、二刀流のジャンプ攻撃の火力及び敵を怯ませる力はNo.1。ジャンプ攻撃せずとも、L1の攻撃でハンマーの魔法を使う魔術師でさえ怯みます。

ただ敵のスピードが大幅強化されている『エルデンリング』において、通常攻撃の振りの遅さが致命的です。

基本的には強いモブとのタイマンで輝く武器であり、集団戦には向きません。ジャンプ攻撃及びバックスタブ以外は攻撃のリスクが大きい点を踏まえ、運用していく必要があります。

大槍

新規に追加されたカテゴリですが、盾をかまえ片手運用するなら、強さや使いやすさはダントツ。

まず長いリーチ。強い強靭削り。さらにダッシュ攻撃の強さ。とても絶妙です。欠点は振りが遅いこと。そして属性や戦技をカスタマイズできる武器がランスしかないことくらいです。

ただその分、ユニークな武器が複数用意されています。一度ヴァイクの戦槍の二刀流の赤の方に侵入され為す術もなく倒されましたが、その凶悪さ(リーチと発狂効果)をしっかり実感させていただきました。

ルーン稼ぎはクリア後

本作は、通常プレイでのルーン獲得が非常に渋いです。

ところがしっかりと稼ぎ場が用意されているので、攻略時は面倒な敵をガンスルー。ルーンを稼ぎたい場面で稼ぎ、探索とルーンを稼ぎを分けているような仕様になっています。

序盤は獣の司祭がいるエリアのお猿さんたち狩ればいいのですが、おすすめは本当に序盤から行けるモーグウィン王朝(攻略で最上級レベルで役立つ祈祷も入手可能)の宇宙人刈り。

序盤からモーグウィン王朝に行くためにはオンラインで侵入を3回する必要があります。侵入が成功した段階で、即座に指切りで帰還してOKです。

ちまちま出血武器で1体ずつ刈っても1体2000ルーンほど。弓矢でカラスを狙撃して落下しさせても1万ルーンほど。用意にルーンが稼げます。

そしてクリア後、この武器を入手してからが稼ぎの本番。

おすすめ大剣2

戦技をブッパするだけで、金のスカラベ装着状態なら5秒で4万ルーン、10分で100万ルーンほど稼ぐことができます。

光波でレベル上げ

周回すれば獲得ルーン量もアップ。5秒で8万ルーン取得でき、ちまちま通常の探索で敵を倒すことが、時間の無駄に思えます。

本作は、いくらLVを上げてもボス部屋前にサインが見つかるため、対人専門などのプレイを目指す方でない限りは、LVは縛らず上げていく方が、膨大なコンテンツを持つ本作品を存分に楽しむことができるでしょう。

LVを上げてステータスを上げることがとても大切なバランスになっているため、攻略につまったら素直にLVを上げるのが吉です。『エルデンリング』はとてもRPG的な作品です。

最後に

以上、『エルデンリング』を10周以上攻略して感じたことをベースに攻略のヒントとしてご紹介しました。

今後のアップデートによって強い武器や戦技のバランスは明らかに変るため割愛しています。ただ、LVや立ち回り、ステ振りなどの基本的な考え方は今後どのようなアップデートがきても変わることはないでしょう。

この点、息の長い情報をご紹介したつもりです。少しでも『エルデンリング』をプレイするあなたの参考になれば幸いです。