【総評】2020年にやめたこと始めたこと

光を灯せ

いよいよ激動の2020年が終わります。

今後2020年は歴史的に大きな意味を持つ年として認識されることになりますが、個人的にも2020年は、大きな意味を残した年でした。

2008年より描いてきた生き方、そして人生の一つの区切りが終わったことを予感した一年となりました。

2020年にやめなければいけなくなったこと

2020年、コロナの影響で多かれ少なかれ、人生に大きな影響を受けた人も多いと思います。

こうして1年を振り返ってみると、今までしてきたことを強制的にストップさせられた出来事もたくさんありました。

習い事を休止した

札幌に引っ越してきてからというもの、自分磨きのために様々な習い事を経験しました。

なかでも2016年に始めた華道は、良い先生に恵まれ、そしてその体験から得られる経験に大きな気づきを得ていました。

が、北海道のロックダウンにともない習い事は強制休止。その後も状況がよくならず、外出を控える自体が続いたため結局3月に習い事を休止したまま、今に至ります。

ジム通いをやめた

2017年から始めたジム通い。いい感じで体重が整い、体も絞れ必要な範囲で筋肉がついたものの、こちらもコロナの影響で休会→退会。

出張できなくなった

今までは東京などのクライアントのもとに飛行機で出張していましたが、2020年は全てオンライン。

クライアントとオンラインでのやり取りができたのは新鮮な経験だった一方、東京への出張のさいに御茶ノ水や立川に寄るのが楽しみな自分としては控えるほかなし。

次の機会は長い先となりそうです。

外出の機会が激減した

例年なら北海道各地を旅行したり、すすきのや大通で食事したりしますが、2020年は本当に外出の機会が激減。家にいる時間が本当に増えました。

たまに外出するにもマスクをつけますが、これが日常化した2020年は、異様な一年だったとしか言いようがありません。

そしてまだそれは2020年12月30日現在、続いています。

地元の友だちと会わなかった

いつもは名古屋の事務所に戻るさい、必ず顔を合わす友人たちがいますが、今回3月及び9月に戻ったさいには連絡や接触等、一切を控えました。

結果、仲間うちでのミニ同窓会など、楽しみなイベントは全くできませんでした。

自分の意思でやめたこと

そして同時に、自分の意思でやめたこともたくさんあります。この意味で2020年は強制リセット期間として、いろんなことが選別された気がします。

たとえば次のようなことです。

メディア(特にテレビ)を見なくなった

2020年、コロナのニュースが流れ、連日のように「感染者が!」というような報道がされていたときは、テレビからの情報も得ていました。

が、2020年後半は全く見なくなりました。

具体的には書きませんが、あるニュースの報道を見てなんとなく違和感を感じ、初めて自分で一次ソースなどを調べることを始めました。

その結果、報道されている情報の多くをそのまま受け入れてしまうと正しい現状認識ができなくなることを確信しました。

結局、流れている報道はそれを流す人の考え方や立場によってどうとでも加工することができます。今は英語を勉強していて良かったと思います。

グーグル検索オンリーをやめた

2020年はブラウザの検索エンジンをグーグルからダックダックゴーに変更。知りたいことがあればまず、ダックダックゴーで調べるようになりました。

検索エンジンが違えば、表示される情報も変わります。なんでもそうですが、一つのなにかに依存し、頼ることは本当に良くないことだと、改めて実感することができました。

やりたくない仕事を全部やめた

ここ数年、いわゆる事業の多角化を目指し、様々な取り組みを行ってきました。その中で自分が本当にやりたいこと。そしてやりたくないことが明らかになりつつありました。

そして2020年を契機に、今後の人生でやりたくないことを続けるのは人生のムダであるだけでなく、本当にしたいことをやるために捨てなければいけないことを実感しました。

運営していたメディアのいくつかは閉鎖。ビジネスとして始めたことも中止もしくは軌道修正。そして、今後自分が残りの人生でしたいと思うことに集中できる環境を作り始めました。

音楽もその一つです。

自分が作った音楽をお金を出して購入してもらえる。そしてそれが動画素材などで使われる。これは大きな経験でした。

初めて自分の曲が実際に使われているのを見たときは本当に、嬉しかったです。

乱読をやめた

今まで本は毎月ともかく買い足していくスタイルでしたが、コロナのなかで外出の機会が減り書店通いができなくなったのをきっかけに、本棚の本を読み返しました。

そして、もう「自分には必要がない」と思った本を手放し、「また読みたい」と思う本だけ、手元に残しました。

結局、ここ10年で1万冊以上の本を読んだと思いますが、なかには読む必要がなかった本もたくさんあります。

それが分かっただけでも意味があるのかもしれませんが、今は本=知識に依存してはいけないと感じています。

結局自分の問題や課題は自分で考えてなんとかすることに意味があって、誰かの経験を参考にすることはできますが、答えを教えてもらうことはできません。

これからの読書は乱読から精読。人間観や人生観、大局観を養う「今すぐ役には立たない」本を中心に進めていきます。

一つの区切りを迎えて

2020年は、2008年から私が思い描いてきた人生のサイクルが終了を迎えた区切りとなる一年でした。

2008年、「私はこれからこのような人生を実現したいです」という青写真を描き、紆余曲折の結果、その9割近くを実現することができました。

自分のペースで仕事をすること。したいことをする収入を得ること。時間を自由に使うこと。自然と都会が融合した暮らすこと。マーチンD28を入手すること。ジョン・ロブを手に入れること。あんなことやこんなことを楽しむこと。

仕事。時間の使い方。ライフスタイル。目指した現実が実際に実現し、楽しい時間を過ごすことができた一方、この暮らしのまま、今後10年20年継続する意味がないことに気づきました。

結局人生は変化の連続で、一つのサイクルが終わればまた、新しいサイクルが始まります。それを教えてくれたのが、3月に参加した親族の葬式であり、2020年です。

再び新しい人生のサイクルを目指すと同時に、自分が今まで大切にしてきた自由で気ままな生き方を失うことになることを覚悟しています。そして、得られるものもあると確信しています。

最後に

毎年毎年、一年が過ぎていく速さに驚きます。そしていつまで自分がしたいことができるか?「限界」を認識することの大切さを実感するこの頃です。

時間は限られている。だからこそ自分の人生において本質的でないことはしないようにする。それが2020年、一番学んだ大きなテーマです。

正直2021年がどんな一年になるかは全く予想ができませんが、どんな一年になろうと、それがそうなる必然性があると信じたいと思います。

良いお年を。