リノベーション物件に引っ越して実感したメリット&デメリット

リノベーションされた部屋

2019年10月、札幌暮らし3期目となる引っ越しを敢行。

今まではいわゆる「築浅」物件を中心に契約してきましたが、今回は人生初、いわゆるリノベーション物件を契約。新生活をスタートさせることにしました。

リノベーション物件とは?

古い部屋を現代風に新しく改装した物件。それがリノベーション物件です。

私が今回契約、引っ越したのも、昔の分譲賃貸をリノベーションした物件で、マンションの外観そのものに多少時代を感じますが、部屋そのものはあら不思議。

とてもおしゃれで現代風。おまけに設備も一新されているので、まるで築浅物件のような部屋になっています。

見た目や給湯などの設備やフローリングやクロスの雰囲気、照明などに関してはほんとにおしゃれ。おまけに、同エリアの築浅物件よりも家賃が安く、もともと分譲なので、非常に管理状態も良好です。

常駐する管理会社の管理人さんが頻繁に掃除をしているようで、エントランスはもちろんのこと、共用部分の廊下、階段など、ほんとうにきれい。

「築年数が古いけど、賃貸で借りるし、しっかり管理されてる物件なら大丈夫だろ」と入居を決めました。

引越し後すぐに起こったこと2つ

それで実際にどうなったか?

ここでは事実を羅列した方が客観的なので、契約~入居で起こったことを書きます。

1・入居前日に物件を見に行ったら洗面台から水漏れを確認

2・入居してFFストーブ(2003年製)をつけたらエラー

このように、入居後一週間で想定外の出来事が2つ、起こりました。

とくに、洗面台からの水漏れには人生初体験で、速攻物件の所有者の方に連絡。

引っ越しが完了した翌日、洗面台をまるごとはずし、しっかり対応してもらい問題は解決しました。

やはり古い物件のため、「目に見えないところ」で、いろいろ問題が起こる可能性があることを実感しました。

そしてもう1つが備え付けのFFストーブ。北海道ではそろそろストーブが必要になってくる季節なのですが、スイッチをつけたら停止。エラー番号が表示され、それを調べると販売会社に要連絡という状況になりました。。

ポイント

・リノベーション物件はおしゃれ。

・ただし、物件が古いと水回りなど見えない部分でトラブルが起こる可能性がある。

・古い設備はすぐ故障で使えなくなる可能性がある。

・防音に関しては賃貸マンションよりマシな程度?

ポイントは物件の所有者!

今回、問題が起こったにも関わらずツイてると思ったのは、物件所有者の方の対応です。

私が住んでいるリノベーション物件は所有者がいて、設備の故障等は所有者が対応することになっています。

それでスマホでやりとりしたわけですが、非常に誠実な方で、すぐに動いてくれます。なので、水回りの問題等も迅速に解決し、事なきを得ています。

だからこそ強く思うのですが、万が一物件の所有者の対応が遅かったらどうなっていたか?そこが不安と言えば不安です。

リノベーション物件は基本的にマンションそのものが古いので、何か問題が起こることは想定しておいた方がいいでしょう。

そこで、問題が起こったとき、物件の所有者がどう動いてくれるか。結局は、そこが一番の問題ではないかな、と思います。

物件の所有者の方もいろいろ個性があると思うので、リノベーション物件を契約する場合は、その方がどんな方なのか?何の目的で物件を所有しているのか?

契約のさいは、可能な範囲で調べることが大切だと感じています。

最後に

以上、引っ越し早々問題が起こり、いろいろ泡を食っている状態ですが、考えようによっては引っ越してすぐに問題が起こって良かったとも言えます。

特に、これから寒くなる時期に水漏れの問題が起こったり、ストーブが使えないのは勘弁願いたいところ。

ただ、実際の住心地は今までの物件よりは確実にアップしています。賃料は前の築浅物件よりリーズナブルにも関わらず、

・交通のアクセス超良好

・すぐ近くスーパーありで生活が便利すぎ

・マンションがいつも清掃されていてきれい

・防音は完全とは言えないが前の賃貸マンションよりはマシ

という感じ。

さすがにこの物件を買うとなると話は別ですが、賃貸で借りているなら、いつでも出ることができます。

ということで、人生初のリノベーション物件暮らしですが、今後気づいたことがあれば追記します。「リノベーション物件に興味がある!」という方の参考になれば幸いです。

追記その1

住んでしばらくすると、部屋の気密性の問題なのか、ベランダの窓に激しい結露があることを確認。

除湿機を購入しようと思ったのですが、「キッチンの換気」をつけっぱなしにすることで、解決しました。

やはり古い物件は気密性や換気機能、断熱性能などで新しいマンションに比べて問題があるみたい。物件によっては湿気がたまりやすいようです。

それで除湿対策をいろいろ調べてみると、「キッチンの換気を24時間つけっぱなしにしておくのがいい!」情報を発見。それを試したら一発。結露の問題はスッキリ解決しました。

とはいえ、新しくない建物は気密性に問題がある場合があります。リノベーション物件をチェックするさいは、室内の換気など、空気の流れをチェックしておく必要があります。

追記2

住み始めて2ヶ月経ちましたが、冬が到来するにつれ、キッチンやドアのスキマから冷風が入ってくるのを確認。築浅物件に比べ、寒いです。

が、住心地それ自体はとても良いです。具体的な話は割愛しますが、「分譲と賃貸では住む人の層が違いますよ」という話を聞きましたが、これは本当なのかもしれません。

また、生活の静かさもバツグンで、音に関するストレスに関しては、賃貸物件とは段違いです。やはりマンション選びで大切なのはスペックそれ自体だけでなく、住民層が重要なポイントになるのかもしれません。

ただし、純粋な物件の機能としては、イノベーション物件は問題が起こる可能性を否定できません。可能であれば、「築浅できちんと管理されていることが分かる分譲賃貸」というのがとりあえずの結論です。