折れない心をどうやって育てるか。話題の「レジリエンス力」とは

神経質な男

NHKの「クローズアップ現代」を見ていたら、レジリエンスというテーマの放送が。

要は、折れない心が重要で、その折れない心をどう育てるのか、企業は社員のレジリエンスをどのように高めようとしているのかという内容の放送でした。

面白かったので、備忘録として内容をメモしておきます。

レジリエンス研究から分かること

始めに、レジリエンス(逆境力)とは、思考の柔軟性。厳しい状況でも、ネガティブな側面だけでなく、ポジティブな面を見ることができる能力のこと。

この世には、心が折れやすい人とそうでない人がいる。過去にひどい経験をしても、逆境を乗り越える人と、折れてしまう人がいる。前者はレジリエンス力が低い人であり、後者はレジリエンス力が高い人。

最新の研究によると、

・心が折れやすい人

=感情の起伏が激しい、自分の力を過小評価、状況に一喜一憂する、自尊感情が低い

・心が折れにくい人

=失敗しても試行錯誤を肯定的にとらえられる人、自分が成長している感情を持てる人、楽観性がある人

というような傾向がある。

食生活と運動でレジリエンス力を高める

レジリエンスは食生活を変えたり運動をすることで改善ができる。

食事においては、ブドウ糖をきちんと摂取すること。ブドウ糖が少なくなると、脳の働きが落ち、感情の起伏が激しくなる。そのため、心が折れやすくなってしまう。感情を安定させるため、食事をコマメにとり、脳の状態を安定させる

食生活の改善に加え、運動することも大切。インターバルトレーニングなど、体力の限界を超えることを通して、自己効力感を高める運動もレジリエンス力アップの効果が期待できる。

まとめ

レジリエンス力とは、変化する状況に、柔軟に対応できる力のこと。

私達が人生を生きていく上で、理不尽な目にあったり、思うようにいかないこと、逆境で心が傷つくことがある。心が折れそうなとき、嫌なことを忘れ、様々な問題に対して柔軟に対応できるレジリエンス力を養うことが大切。

レジリエンスを高めるために大切なことは次の2つ。

1・自分にとって大切なことをハッキリさせ、それを守る。

2・自分一人で頑張らず、ともに頑張る人、気持ちを共有する仲間を持つ。

変化の激しい時代、私達一人一人、誰もが挫折して、逆境を味う時代。だからこそ、心の強さ、折れない心を育てることが大切。