2025年は1月から慌ただしく時間が過ぎていきました。
5月にようやく一段落できたものの、6月からまた環境が変わりつつあります。そこで、今後のTO DOとその準備、いくつかの仕事を落ち着ける環境で行いたいと思っていたところ、ふと思いました。
「札幌へ、行こう。行くなら、今しかない。」
ということで飛行機とホテルを予約。2021年10月ぶり、およそ4年ぶり、札幌の地を訪れました。
なつかしい札幌の地へ
朝一、中部セントレア空港から飛行機に乗り、新千歳空港へ。早朝にもかかわらず、便は満員。
新千歳空港へ降り立った瞬間から感じる、空気の違い。そしてなつかしさ。2020年までは、新千歳と羽田を往復していた頃の日々を思い出します。
そして快速エアポートに乗り、札幌駅へ。4年ぶり、降り立ったときのなつかしさは言葉にはできません!
札幌から引っ越してはや4年。久しぶりに訪れてみれば、体が無意識に、その記憶を感じ取っています。
このときは6月。風が心地よく、とても過ごしやすい季節です。
便利な都市部。そして自然と共存する景観。初めて札幌を訪れたときから、この街に強く、魅了されたことを覚えています。
住んでいた頃頻繁に通った大通。知っていた建物は、新しい建物に変わっています。
この日は日曜。中心部ではイベントが開催されていました。
林立する木々の息吹、そして賑わう人々。私が住んでいた頃、そして2020年以前の札幌の空気感を思い出します。
楽器の練習で度々利用したスタジオは今も営業しています。
札幌と言えばすすきの。ランドマークのニッカも相変わらず。道産食事が楽しめるコロポックルも健在。
当時あったラフィラは今や別の建物に。少し寂しい気がします。
そういえば、時間帯かもしれませんが、すすきの客引きがこの日はあまりいなかった印象。
すすきのから歩いて中島公園へ。
中央区の住んでいた頃は、この季節、仕事の合間に歩いて、この公園でリフレッシュしたものです。
市電も相変わらず。便利さなら地下鉄ですが、個人的には市電のエリアが好き。
西線16条近辺に住んでいた頃によく通ったスーパー。日曜なので営業はしていませんが、「安くて美味しい」がそのまま当てはまる、地元のお店です。
札幌といえば北海道神宮。毎月参拝するのが札幌暮らしの日課でした。
この日は二度、エゾリスを発見。ベンチに座っているとき、そして開拓神社に参拝しているとき。歓迎されているような気持ちになります。
忘れてはいけないのが札幌のカラス。本州ではハシボソ(くちばしが細いカラス)が多く、こちらのハシブト(くちばしが太いカラス)はあまり見ません。本州のカラスに比べて、本当に大きい。
札幌に引っ越して最初に暮らした街、琴似。ここが札幌暮らしの原点ですが、変わらない風景に、安心感を感じます。
そして小樽。この日は長居できなかったものの、小樽の空気を吸えたのは行幸です。
新千歳空港から札幌駅に到着し、まず感じたのは魂の自由です。
2021年、理由があって札幌を離れるという決断を選びましたが、2025年6月、再び札幌を訪れて改めて、この土地の魅力を感じずにはいられません。
新千歳空港で帰りのフライトを待つ間、なつかしさ、ここで過ごした時間や出来事、様々な思いが脳裏を過ぎります。改めてこの地に、愛着を感じている自分自身がいることに気づいた再訪でした。
ホテル
今回の札幌訪問で利用したのはJRイン札幌。札幌に引っ越す前も、一度利用したホテルです。
理由は立地。札幌駅から徒歩5分程度と絶好の立地。
そしてシンプルながら必要十分な機能を備えた部屋。
今回、札幌のホテルを探していて感じたのは、宿泊費の高騰です。
「札幌のホテルが、高くなっている」という話は知っていましたが、実際に予約してみるとたしかに、宿泊費は高騰していることを感じます。
10年前と比べて1.5倍~2倍、ホテル代が上がっている印象です。その点、JRイン札幌はその絶好な立地にもかかわらず、今回は比較的リーズナブルな価格で宿泊することができました。
朝食に関しては本当に必要最低限、といった感じなのでホテルの朝食に北海道らしさを求める方にはマッチしないかもしれませんが、そうでない方にとっては宿泊の選択肢に入れておきたいビジネスホテルです。
最後に
時がすぎるのは本当に早い。改めて、そのことを実感します。
引っ越しをした2021年10月の日のことが、遠い遠い昔のように感じますが、今回札幌を訪れて、体は当時の生活のことを覚えていて、地図など見なくても前と同じように、足が自然に動いています。
ですが人生は一度きり。あの暮らしも一度きり。それはとても貴重な体験であったということを、改めて感じています。