週末、仕事のイベントが大阪で開催。
出張へ行くことになりましたが、せっかく大阪に行くということなので、宿をとって、大学時代4年間を過ごした関西の馴染みの場所を訪れることに。
まずは新幹線に乗って京都駅へ。
地下鉄に乗ってまずは母校訪問。愛校精神はあまりありませんが、何かのご縁で入学させてもらった大学。
出来の悪い私も、ここでいろんな経験をさせてもらって、本当にお世話になったな、というのが正直なところ。
それにしても、なぜこの大学へ入学することになったのか、今考えても不思議です。
私はもともと大学へ入学するつもりはなくて、高校卒業後は東京へ。東京で一人暮らししていて、一人暮らしを始めた翌年の春、京都へ観光へ。
そのとき泊まった西陣にあるホテル近くを散歩していると、古い、しかし立派な建物が。それが大学であることを知るのはかなりあとのこと。
京都観光を終えて東京の暮らしに戻り、その後紆余曲折、9月頃に大学を入ろうかなと考えていたところ、なぜかその大学の名前が頭に浮かび、受験し合格。
「この建物、いいなぁ・・・」と旅行中に思っていたところが、自分の母校になるとは思いもしませんでした。卒業して10年以上経ちましたが、不思議な気持ちを持っています。
まぁ、正直学生時代は楽しいものではありませんでしたが、学生時代に経験したことが、きっと、意味があることだったのかもしれません。
母校を訪問した後は大学1〜2回生の頃に暮らしていた桃山御陵へ。
朝から昼は大学、夜は田舎の方にある大学の校舎前のJRから大阪へバイトへ。桃山御陵に戻ってくるのは夜12時近く。
ひっそりと静まり返った桃山御陵の商店街を歩いているとき、ふと一人夜空を見上げると、わびしい気持ちになる。
そんな思い出があるところですが、今では良い思い出です。
桃山御陵で暮らしていたときのマンション近くには、坂本龍馬で有名な寺田屋が。
結局、「いつでも行けるだろう」と桃山御陵に住んでいたときは一度も行くことはありませんでした。
中書島近くの京橋。何とも味わいがあるところです。
桃山御陵周辺をぶらぶら歩いていたら時間は昼に。昼食は桃山御陵に住んでいたときに通っていたラーメン屋へ。
建物や店の中は変わっていないものの、店主の髪は白くなって、「本当に学生時代からずいぶん時間が経ってしまったんだな」と実感。
この頃は、将来について漠然とした希望しか持っていなくて、「○○の仕事(職業名)をして働いているんだろうな」としか考えていませんでした。
でも、実際の人生はそうならず、紆余曲折、今は学生時代に想像していた人生とは全く違う生き方をしています。
仕事、ライフスタイル、学生当時、こんな生活を送ることになろうとは全く考えていませんでしたが、結果オーライ。
未達成のことがたくさんあるものの、総合的にみると、学生時代に想像していた人生よりも、悪くない人生を送れているのが幸運なところです。
20代は失敗続きで人生に嫌気が差していましたが、今こうして、自分の人生を見つめてみると、人生、不幸あれば幸あり。
人生、悪い時期があっても、良い時期もあって、幸も不幸も、結局人生はなるようになっているのかもしれないと考えています。
「経験すべきこと、行くことになる場所にはきっと何か理由があって、自分が進むべき人生の道につながっている。」
最近、個人的な経験から、そんなことを強く感じていて、頭に浮かぶ場所、行ってみたいと思うところは、何か理由があって、そう思うのかもしれません。
まぁ、その時々どうするか、人生で下した決断、日々の選択の結果は、時間が経たないと、その意味が分からないものです。
意味を理解して行動する必要はないのかもしれませんが、してみたいこと、行きたいところにはきっと意味があるのかもしれない。
そんなことを思いつつ、今日は終了します。