最低気温は7度。札幌に冬が近づく

今朝は寒さで自然に目覚め。

TVをつけてニュースをチェックすると、今季一番寒い朝という話。どうりで寒いわけだと納得。ストーブをつけて、部屋を温めます。

個人的には1年のうち秋は好きな季節。

木々が赤く色づいて、そして落ち葉となる。その様がなんというかもののあわれで、好きです。

ということで冬が本格的にやって来る前に紅葉が見たい気分に。円山公園へGo。

時刻は昼なのに気温は11.6度。肌寒い天気です。

円山公園の温度計

円山公園の木々は季節通して美しい。

凛としていて、ここの空気は本当になんというか、別世界の素晴らしい空間です。木々も赤く色づき、まさに秋。

ここから、寒い冬がやって来るのだなぁ・・・。

円山公園の神社へつづく道

外温が冷たいからこそ、こうして注がれる日差しの温かさは最高。まだそこまで寒くはないので、ゆっくりと公園内を歩くことができます。

円山公園の紅葉

ところで今日は円山公園に向かうために市電を待っていたところ、印象的な話が。

皆が電車を待って並んでいるところ、50代か60代かはわかりませんが、女性が順番を抜かして列の先頭へ近づいてきます。

そのとき、私の隣で電車を待っていた70代くらいの紳士風の男性が女性に、「皆、順番を並んでいますよ」と注意。

私も苦笑して順番抜かしの女性を見つめていたのですが、このとき、紳士風の男性と目があいました。

すると男性が、「この女性はもしかしたら軽度の痴呆症なのかもしれませんね」と声をかけてきました。

「そうなんですか」と相づちを打っていたら、男性がいろいろ話をし始めました。話の内容は近所にも痴呆症になってしまった人がいるという話。

その人は有名な会社で部長にまで上りつめた男性とのこと。それなのに、退職して運動をしなくなり痴呆症になってしまったそう。

紳士風の男性は、「ボクもボケて迷惑になってはいけないから、こうして外に出ている」ということを言っていましたが、その表情はとても温和。

まさに生き方が顔に出ている。そんな「品格」を感じた紳士の方でしたが、話を聞いて思ったのは、結局大切なのは生き様。

いくら出世しても退職後には退職後の人生はある。仕事が終わってもそれで人生が終わりではないのだから、自分の生き様。

特に老後どう生きるかは、とても大切な話かもしれない。

そう考えると本当に人生は長く、考えるべきことがたくさんある。そんなことをぼんやり考えた次第。

少なくとも、老醜を晒すような顔になりたくない。そのことだけは強く、心に誓った1日でした。