人生で起こる不思議な偶然

大きな木

私はもともと、作曲家を志望していました。家族が音楽好きで、小学生の頃からクラシックピアノを習っていたのですが、中学生の頃ビートルズと出会い、音楽に熱中。高校生になると、自分で曲を作って、それをレコード会社に送っていました。

あれは高校生3年の夏頃です。普通の高校生なら、受験勉強のため、夏休みは勉強漬けの生活ですが、私は全く勉強しませんでした。何をしていたかというと、音楽です。漠然と、音楽で収入を得ていたいと考えていました。そのため、ひたすら音楽を作っていました。

そんな生活を続けていた秋頃。私の家に一本の電話がかかってきました。某大手プロダクションからでした。私が送った曲を聞いて、プロデューサーの人が興味を持ったそうで、もっと他に曲はないか、電話してきたのです。

作った曲をいくつかその人宛に送りましたが、その人とはそれっきり。今度は別のレコード会社の人から電話があり、「今後も継続的に曲を聞かせて欲しい」とのこと。それで、私は東京に行くことを決めました。

一応、家族には音大の聴講生になるという条件で、東京に行かせてもらうことになりました。

東京に出てからは、曲を作って都心のレコード会社に行き、プロデューサーの人に聞いてもらう、そんな生活でした。1日7時間程度、うどん屋でアルバイト、それが終わったら家で作曲&録音。

当時私は19歳で、思えば、この時期はほんとうに楽しいものでした。初めての一人暮らし、東京という刺激。

偶然が重なり再度音楽を始める
音楽から遠ざかり、大学に進学。卒業後はフリーの事業者として細々として暮らしていたときのこと。

30歳という人生の節目を迎え、なぜか音楽にまた興味が芽生えてきました。YOUTUBEでお気に入りのアーティストを探し、アマゾンでCDを買う。そんなおり、アップルのガレージバンドというサービスを知ります。

気軽に作曲&録音ができるということで、「どうしようかな」と迷っていたとき、学生時代から付き合いのある音楽仲間からメールが。「曲を作っているので、手伝ってくれ」とのこと。

どうしてか、私が音楽に再び関心を持って依頼、不思議とそこへ続く道が、目の前に現れたのです。こうして、また生活のなかに、音楽が戻って来ました。

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