国産のアコギ(スモールボディ、サイド&バックは単板のインディアン・ローズウッド)を欲しいと思い情報収集すること数ヶ月、ふと目にしたウェブサイトのギターに目が釘付けに。
ギターの説明文を読むと、こちらの会社さんが構想から製作まで1年かけてヤイリさんにカスタムオーダーした1本だそう。
写真を見ただけでビビビと来るものがあり、居ても立っても居られなくなり、朝一で東京へ出発。このギターを販売している楽器屋さんへ。試奏させてもらった結果、即決してしまいました。
ギターについて
ギターの正式なモデル名はK.YairiCustom Shop NFO-Custom GP -Crefted by Yukio Niwa。ギターの材の選定から製作まで、丁寧に作られた1本。
NFO-Custom GPの専用ケース。
K.ヤイリのロゴが入っています。
ケースからギターを出すと、木の良い匂いが漂ってきます。
こちらがクラフトマンの丹羽さんのサイン入り証明書。所有者カードもあり、これでヤイリの永久保証を受けることができます。
ギターケースにはおまけのギタークロスが。大切に使っていきたいです。
こちらがギター本体。トップは選定された良質のスプルースが使用されているとのこと。地味ですが、品のある装いです。
シンプルなロゴに金のペグ。スッキリして高級感があります。
エボニーの指板。装飾の少ない地味でシンプルなギターが好みです。
サウンドホールの中には製作番号と、丹羽さんのサインが。
音について
スモールサイズのボディということ、音の反応がとても良いです。きらびやかな音色が特徴で、1弦と2弦の音の綺麗さは文字では表現できません。
驚きなのは、ギターのボリューム。
試奏のときは、あまり大きな音を出さないように演奏したので気がつかなかったのですが、自室でギターをガンガン弾いてみると、「なんでこんな小さなボディーから、こんな大きな音が出るんだ!?」というくらい、大きな音が出ます。
しかも、音の繊細さを失わず、かつ芯のあるクリアで明快な音が出ており、ボリュームと音の良さが見事に両立しています。新品でこれだけガンガン鳴るギターなので、1年後3年後と育っていくのが楽しみで仕方ありません。
感想など
私がアコギに本格的に興味を持つきっかけをくれたのがK.YairiのYW1000というギター。このギターは事情があり手放しましたが、K.Yairiの独特な音は、国産ギターの素晴らしさを教えてくれました。
「次にヤイリのギターを買うならオール単板にしよう」と心に決めていたところ、「これだ!」というモデルと出会い、幸運に感じています。
ブルースを弾いていても、ケルト音楽のソロギターを練習していても、マーティンともギブソンとも違う、独特の音が楽しめます。このギターと出会い、アコギは本当に奥深くて面白いと改めて実感。
このギターを一生の友に、音楽を楽しみたいと思います。