カワイの電子ピアノ「CA48」を購入した感想と「CN29」との比較

購入したカワイのca48

このページでは、カワイの電子ピアノ「CA48」を購入した感想と、購入段階で比較することが多い「CN29」との違いについて、気づいたことをまとめています。

「CA48」の購入を検討しており、「CN29」と迷われている方はぜひ参考にしてみてください。

私がカワイの電子ピアノを選んだ理由

2020年に入り突如音楽をしたくなり、押入れにしまい込んでいた61鍵盤のキーボードを起動。演奏したもののどうにもこうにも物足りず。

そのほかいろいろな理由で「どうせなら88鍵盤の電子ピアノを買おう!」と思い立ち。そこでまずは某家電量販店へ。

ヤマハ、ローランド、そしてカワイ。展示されてあった様々なメーカーの電子ピアノを試し弾き。そこで個人的に「ピン!」と来たのがカワイの「CN29」でした。

デザインのシンプルさはもちろんのこと、気になったのがピアノの音色そのもの。なんというか電子ピアノなのに、音に人間味というか、親しみを感じたのです。

結局その家電量販店では詳しい情報を得ることができなかったので、「蛇の道は蛇」。楽器屋さんへアクセス。

そこでカワイの「CN29」に興味をあることを伝え試奏したのですが、「宜しければこちらもいいですよ」と店員さんから紹介されたのが今回購入した「CA48」という機種でした。

大きな違いは「鍵盤」の感触!

個人的に一番音がしっくり来たので、「カワイの電子ピアノを買う!」ということに決めたのはいいのですが「CA48」か「CN29」かという問題。

「CN29」は88鍵盤のいわゆる入門モデルで、電子ピアノとしてはコスパ重視のモデルです。

とはいえ実際に弾いてみると音がチープとかそういうことはなく、「この値段でこんなにいいの!?」とむしろ驚いてしまうくらいの超コスパが優れている商品です。

一方、「CA48」は「鍵盤」にこだわりがあるモデルで、かんたんに言うと本物のアップライトピアノを弾くように演奏ができるモデルになります。

スピーカーから聞こえる音も「CA48」の方がより、ピアノの音圧を感じることができます。

価格的に7万くらい違うのですが、自分が気になっていることをカワイのサポートセンターにメールで質問。回答をもらったあと再度楽器屋さんにゴー。

鍵盤の感触や弾いているときのフィーリングを重視した結果、最終的にCA48を選ぶことにしました。

「CA48」と「CN29」の違いは?

「CN29」は価格10万程度で、電子ピアノとして必要な十分過ぎる機能を備えているモデルです。88鍵盤で品のあるデザイン。そしてピアノらしい音。入門モデルとしては十分すぎるスペックです。

そのため、「自宅でまず1にも2にも鍵盤を用意したい!」という場合はお得な費用でそのニーズを満たすことができます。

とはいえ、「なぜ自分が「CA48」を選んだのか?」というと、鍵盤の弾き心地です。簡単に言うと「CA48」の方が鍵盤の感覚が自分が知っているピアノの感覚と近かった、という感じです。

なので試奏しているときも気持ちよくて、多少お値段がしても、「CA48」を買った方が「ピアノの演奏が楽しめる!」と判断しました。

ちなみに、私がメーカーさんに直接質問した内容は次の通りです。

「CA48」と「CN29」は鍵盤の仕様以外にどんな違いがあるか?

・ディスプレイの違い

「CA48」 →3桁のLEDというディスプレイを搭載。電卓の画面のように、数字や簡略化したアルファベットを表示。

「CN29」 →有機ELというディスプレイを搭載。片仮名や画像なども表示可能で、操作がかんたん。

・レッスン曲

「CA48」 →バイエル、ブルクミュラー25の練習曲、チェルニー30の練習曲の181曲を内蔵。

「CN29」 →ショパン・ワルツ集を加えた200曲を内蔵。

・音の出力システム

「CA48」 →4つのスピーカーがついており、ピアノの音に立体感がある。

「CN29」 →2つのスピーカー。音の広がりは弱いが、スピーカーはオンキヨーと共同開発した高スペックのスピーカー。ピアノの美しい音色を再現している。

・外装色のカラーバリエーション

「CA48」 →プレミアムローズウッド調、プレミアムホワイトメープル調、プレミアムライトオーク調の3色に対応

「CN29」 →上記3色に加えプレミアムダークウォルナット調を加えた4色に対応

商品が到着して

楽器屋さんから「CA48」を購入、およそ1週間で商品が届きます。料金は配送&設置込みで税込み17万8千円(2020年時点)ほどになります。

88鍵盤なのでそこそこ幅は取りますが、色が自然で品があるので、周囲の風景と見事に調和してくれます。

斜め上から見たピアノ

ただ一つ気になったのは、スピーカー部分(?)の施工。白い布地のところの施工が一箇所だけ雑な点が気になります。鍵盤の感触や音色は、試奏したときと同じく最高です。

気になるところ

特に音色に関しては、スピーカーが4つあるため、音の重圧感や広がりは、「CA48」は素晴らしいです。生音にはとても満足しています。

あいにくマンション暮らしなので、近所に配慮するため使用は基本ヘッドフォーンになるのが本当に残念。

購入に関しての注意点

ちなみに、楽器屋さんで直接「CA48」を購入せず、ヨドバシ.comで購入すると実質15万円。3万円ほどお得に購入することができます。

そこでヨドバシ.comで購入した場合に配送や組み立てがどうなるのかが気になって問い合わせをしましたが、問い合わせから一週間経っても返信来ず。

楽器は長く使うものです。そして万が一問題が起こったとき、きちんと対応してもらえるところで購入することが大切です。楽器屋さんで購入すれば、配送や設置は地元のピアノ運送会社にやってもらえます。

自分で購入して組み立てることもできなくはないですが、手間がかかるのと、万が一問題が起こったときの対応を考え、購入後も安心できるところで買うのが一番です。

最後に

思えば、私が初めてピアノを弾くことになったきっかけは、実家にあったカワイのアップライトピアノでした。だからなのか、カワイのピアノ音にはなんとなく親しみを感じます。

今回、カワイの電子ピアノを購入しましたが、やっぱり88鍵盤はいいです。キーボードで弾くより、鍵盤の感触がいいです。

とはいえ、楽器は自分が良いと思ったものが一番です。実際に試奏してみてワクワクする方を選ぶの正解だと思います。実際に楽器屋さんで実物を試して、音や鍵盤の感触をチェックした上で、購入の検討をおすすめします。

ということで、人気モデル「CA48」を購入した感想及び、比較した「CN29」との違いについてご紹介しました。カワイの電子ピアノに興味をお持ちの方の参考になれば幸いです。