札幌滞在9日目。
最近はスタジオにギターを弾きにいくのが日課になりつつありますが、今日も2時間ほどスタジオで音楽の時間。
それから4月2日に訪れて気に入った小樽築港に海を見に行くため電車に。
あいにく今日は気温が低かったため、外で海をのんびりすることはできませんでしたが、かわりに近隣のモールの椅子で海を見つめ考え事。
パソコンを広げ、仕事のことや人生のこと、静かに考えることに。
上手くいっていることと上手くいっていないこと、これからの人生で実現したいこと、普段の生活から離れてみると、考えるべきことがたくさんあることに気がつきます。
流れに流され、あてのない人生を送るより、「自分で意図をした生き方」がしたい。
そう思い不安定ながらも自由なフリーランスの道へ入り込みましたが、何かを得れば何かを失う、人生のトレードオフについて、考える機会が増えてきました。
あるものを得るために、自分がもっとも大切にしてきたことを差し出す必要があるとき、そんなときは迷わず決断することができるのか?
その選択は本当に正しいことなのか、結局時間が経たないことには、答えが正しかったのか間違っていたのか、知ることはできません。
しかし、時間は着々と進み、決断すべきときを先延ばしにすればするほど、状況が難しくなってきます。
最終的には、やるかやらないか、イエスかノーか、結局はどちらかの選択を選ぶことになります。問題は、間違ったというか、望む方向とは違う結果になってしまった場合です。
悩んで決断した選択が失敗したときは、人生の貴重な時間をムダにしたこと、選択を誤ったことを後悔してしまうかもしれません。
多分、そのときはまた新しいことを学んで、視野を広げることができるのかもしれませんが、できれば、不要な失敗、苦労は避けたいもの。
まぁ、こんな風に考えていても、ときに苦労することが目に見えて分かっている道にあえて進む必要があるのも人生の面白いところ。
やめておけばいいものの、自分から火中の栗を拾って、問題山積、荒れた果てた道へ進む選択をしなければならないときもあります。
しかし、運命なんてものがあるかどうかは分かりませんが、我が人生、その道へ行く必要があるなら、覚悟は決めなければならない。
起こるべきことは起こるべくして起こり、ある時までは元の道に戻ることもできた、しかし奥へ進み過ぎて、引き返せなくなった道へ。
ここまで来たら、最後まで進んでやれ。どうなったとしても、それはそうなるべくしてそうなったこと。結果がどうなろうと、それはそうなること。
曇った小樽の海を眺め、そんなことをぼんやり考えつつ、9日目を終了します。