このページではAudiostockで販売、YouTubeで無料公開しているオリジナル曲『失われし世界』についてご紹介しています。
『失われし世界』について
『失われし世界』は「かつてそこにあった世界」をテーマにしたノスタルジックな和風の作品です。琴や尺八、和太鼓といった和楽器と幻想的なシンセサイザーを用いた、ノスタルジックで儚いサウンドをお楽しみください。
オリジナル
楽曲データ
作曲年:2022年
制作環境:Logic Pro X
使用楽器:シンセサイザー、琴、尺八、和太鼓など
ハイテンポVer
ミドルテンポVer
和太鼓なしVer
シンプルVer
作品のテーマについて
『失われし世界』は『逝きし世の面影』(平凡社ライブラリー)という本にインスピレーションを受け、制作された作品です。
『逝きし世の面影』は、江戸時代末期から明治期に日本に訪れた「外国人」が残した証言をもとに、当時の日本人。そして日本の文明を丹念に描き出した作品です。
そこにあるのは頑固で固められた封建社会による「息苦しい閉ざされた世界」という徳川時代のステレオタイプな世界ではなく、私たち現代人が思うよりもはるかに伸びやかに時代を生きていた、先人たちの姿です。
そして西欧近代化を目指した明治時代を迎えることによって、徳川時代の日本人が持っていた美点や文明の良き特性が失われてしまったことを、当時に日本に滞在した外国人が述べています。
一つの時代、一つの文明が終わるとき、それまであった良きものも同時に失われていく。そんなノスタルジア、郷愁こそが本作品で表現を試みたイメージです。