そこで理想の物件を探そうとあれこれ条件を絞っても、現実的に、100%自分の希望を満たす条件の物件を見つけるのはかなり難しいです。
そこで、大切なのが、
1・妥協できること
2・絶対に妥協できないこと
この2つの線引を100%決めておき、そこにこだわって物件を探すことです。
「絶対」譲れない条件を明確にする
例えば、あなたが何より物件の防音性を最優先にしているとします。
そして実際にどの物件よりも防音にこだわった物件が見つかったとします。しかし、駅から遠く多少不便な場所にあります。
この場合、あなたは駅チカという条件をあきらめて、不便さを妥協する必要がでてきます。
このように、物件選びで何を許せて何が絶対許せないかは、物件を探し始める上で、最初に考えておきたい問題です。
私の場合、
1・最上階
→昔上の階の騒音に悩まされた経験があるから
2・都市ガス
→札幌住みでガスはガンガン使うタイプなので
3・高速インターネット
→仕事でネット環境が重要だから
この3点を絶対に譲れない条件に設定し、物件を探しています。
そのため、当初は「ここのエリアに住みたい、家賃はこれくらい」と決めておくものの、希望エリアや賃料の面で、当初とは違った物件に住むことも少なくありません。
しかし物件選びで後悔はしません。なぜなら、絶対に譲れない条件を厳守しているからです。
譲れない所を譲らなければ最終的にはうまくいく
新しく住んでいるマンションも、物件を探し始めた当初は全然考えてもいないエリアでした。
当初、希望する様々な条件を満たした物件を、第一希望のエリアで探したところ、どれも納得できる物件が見つかりませんでした。
そんなおり、不動産会社の方が「このエリアのこの物件はどうですか?」と紹介してくれて、それを見に行ったら、場所以外は、自分が思っていた物件ぴったりでした。
ただ、交通の便が多少悪くて、不便になるのがマイナス点でした。そして、内覧時、共用部分に私物を置かれている方がいたので、その点が非常に気になりました。
とはいえ、それ以外の要素はほぼ完璧。
部屋は広いし明るいし、何より景色が最高。おまけに築浅で、むしろ、自分が当初考えていた条件よりもはるかに納得できる環境のマンションでした。
そこでエリアのことは妥協し、物件を契約。実際に住み始めてみましたが、やはり多少の不便さはあるものの、我慢できる範囲。後悔はしていません。
そして、私物の件も管理会社に連絡すればきちんと対応してもらうことができたので、最終的には結果オーライ。
「ここを選んで良かった!」と思いつつ、毎日の暮らしを楽しんでいます。
妥協できるところは妥協してもいい
このように、何を妥協して、何を絶対に妥協できないか、その線引さえできていれば、賃貸の物件探しは、案外失敗しません。
大切なのは、絶対に譲れないことを、最後まで決して譲らないこと。
そうすれば、多少条件があなたが想定していた物件とは違っていても、「まぁ仕方ない」と受け入れることができます。それは案外気にならないことです。
しかし、譲れないところを譲ってしまうと、引越し後に「やっぱり妥協しなければよかった・・・」と後悔してしまう可能性があります。
もしあなたが今物件を探していて、どうにもあなたが希望する条件が見つからない場合でも、決してあきらめないことです。
そして、何を妥協できるか、最低限の線引を決め、「ここだけは絶対に譲れない!」というこだわりを持って、物件を探してみてください。
そうすれば、あなたが当初予定していた物件とは違うかもしれませんが、最終的に結果オーライ。納得して暮らしていける物件が見つかるかもしれません。
賃貸探しは難しいです。だからこそ大切なのは契約後に「これで良かったんだ」と納得できる物件を契約すること。
そのために、譲れないところは絶対に譲ってはいけません。妥協できるところは妥協してでも、絶対に譲れない条件を何とか守りきりましょう。