愛用しているマーティンD-28のギター弦を試しています。
アコギは弦を変えると音がかなり変わるので、様々な弦を購入し、音質を研究するのは、アコギならではの楽しみ。マーティンD-28にピッタリな弦を探し求め、コーティング弦やブロンズ弦、いろんな弦を試しています。
そこで、このページでは、D-28で使ってきた弦をまとめました。
「D-28を愛用しているが、どんな弦がいいのだろう?」という方は、参考にしてみてください。
まずは定番から
定番の弦。錆びやすいのが欠点ですが、セット売りで購入でき、他の弦と比較すると価格が安いので、気軽に弦交換できます。低価格ながら安定した品質で良い音を出してくれる弦です。
おすすめ度:☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
最近見つけたお気に入りの弦。
この弦に貼り替えた途端、高音のきらびやかさと、低音のバランスが素晴らしくなって、ストロークでもアルペジオプレイでも、指弾きでもピック弾きでも、ギターがいきいきと音を奏でてくれます。
特に、1弦と2弦の音は何とも表現できないほど味わい深い音になります。きらびやかな音のなかに芯があり、この弦でソロギターを弾いていると、なんとも言えない満足感があります。
高音から低音、バランスよくマーティンD-28の美しい響きを引き立ててくれる弦です。
ただ1つ残念なのは弦の寿命。弦を貼り替えて毎日プレイしていると、一週間ほどでサビが目立ってきます。価格も高いので、頻繁に弦を変えると少し痛いです。寿命が伸びたら最高なのですが。
おすすめ度:☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
好みの差あり
フォスファー・ブロンズの弦。MSP3100のブロンズ弦よりも、更に高音がキラキラします。D28はブロンズ弦も良いですが、フォンスファーブロンズ弦のきらびやかな音も素晴らしいです。
個人的には、ストロークでガンガン弾くより、フィンガーピッキングでプレイする方が、この弦の良さを引き出せる気がします。
弦の寿命ですが、フォスファーなので、ブロンズ弦よりは若干長く持ちます。プレイ後にきちんとメンテナンスすれば、比較的長く付き合うことができます(さすがにエリクサーの寿命の長さには勝てませんが)。
おすすめ度:☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
定番のアコギ弦ということで、D-28で張ってみたところ、音が少し硬くなり、高音の奥行き感が消失。
アルペジオプレイも、ストロークプレイも、無骨でタフな音に変わります。(よく言えば、張りのあるハッキリした音に変わります。)
D-28の繊細な音が好みの場合、この弦の使用は注意した方がいいかも。
おすすめ度:☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
個人的なおすすめ
無難ですが、エリクサーも結構良いです。
コーディング弦の宿命化、若干高音が過度にキラキラするのが最初は気になりますが、それは弦を貼り替えて一ヶ月ほど。その後は音が安定してきます。
エリクサーは好き嫌いが分かれるらしいですが、個人的にはコーディング弦で奏でるD-28の音は素晴らしいと思います。高音の繊細さが引き立つ独特の音を楽しませてくれる弦です。
音の良さももちろんですが、寿命の長さもエリクサーの魅力。弦がすぐに錆びる時期にエリクサーを使うことで、良い音を確保しつつ、無用な弦交換を避けることができます。コストパフォーマンス的にエリクサーはお得です。
おすすめ度:☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
弦を変えればギターも変わる
マーティンD-28は、ストロークでもフィンガープレイでも、どんなプレイにも対応したアコギの定番モデル。
自分のプレイスタイルにあわせて、弦をコーディネイトしていくことで、D-28の魅力を更に引き出すことができます。
D-28は長く付き合えるアコギの名器。
いろんな弦を試し、そのなかでも特に良い弦を選び、ギターが持つ潜在的な力を、積極的に引き出してあげたいと思います。
追記
個人的には現在、エリクサーのライトを愛用しています。ブロンズ弦が基本でときにフォスファーブロンズを使いますが、どちらもマッチします。
ブロンズはストロークなどアコギらしさを演出したいとき。サウンドのきらびやかさを重視したいときはフォスファーブロンズがおすすめです。
どちらにしろ、D-28は最高です!