今日は札幌を離れ、電車で小樽へ向かいます。
小樽は、大林宣彦監督の『はるか、ノスタルジィ』という映画を観て以来、ずっと行きたいと思っていた憧れの街。
男が持つ幻想の虚しさをドラマチックに描いた邦画の名作ですが、小樽という街が持つ、独特の雰囲気が、更に映画を味深いものにしています。
写真ではない、実際の小樽はどんな街なのか、ワクワクで胸が高まります。
ホテルを出て、まずは札幌駅へ。
札幌から特急電車に乗ることおよそ20分、海が見え、小樽の街が近づいてきます。
結局、札幌から小樽までは特急電車でおよそ30分ほど。札幌からのアクセスは容易でした。
駅を出たらまずはホテルへ。
ホテルに荷物を預けた後は早速観光。こちらは運河プラザというところで、犬の像が立っています。
街を歩くと、さっそく重厚な雰囲気の建物が。こちらは今は喫茶店になっていますが、歴史のある建物だそう。
この景色は素晴らしい。良い天気に運河、まさに写真で見た小樽そのものです。
駅からほんの少し歩くだけで、海が見えてきます。多分日本海だと思いますが、広い空に青い海、心が穏やかになる気持ち良さです。
街ではちらほら桜が。北海道では、桜が咲くのが遅いそうですが、今はベストタイミングのよう。風に揺られて舞い、そして散る桜は、日本人の心の琴線に触れる美しさです。
廃線になった鉄道の道が歩道になっています。この道を、何も考えず歩いているだけで、のんびりした気持ちになります。
こちらは商店街通り。この通りで食べた魚はもう何とも言えない美味しさ。北海道に来たからには、魚を味わいたいものです。
こちらもまた重厚な建物。喫茶店になっています。
街を一回り歩いた後、また最後に運河へ。運河の先、遥か遠くに見える雪の残った山、広い空からの光が、素晴らしい感覚を与えてくれます。
街を観光していたら夜になってしまったので、小樽観光は終了。
本当はもう1日くらい滞在して、『はるか、ノスタルジィ』のロケ地を巡りたかったのですが、それはまたの機会に。
とりあえず、今日はじっくり小樽を楽しむことができ、思い出深い観光となりました。明日はまた、電車に乗って移動です。