札幌で見つかる明治の面影。中島公園の豊平館を訪れて

中島公園と豊平館

本日は風が強いものの空は青く、太陽が明るく顔出しています。ということで山鼻郵便局に用事を済ませたついでに、市電に乗って中島公園へアクセス。

中島公園には何度も訪れている憩いの場所ですが、そこにある豊平館への訪問は未経験。ということで来館。じっくり明治の面影を感じることにしました。

豊平館とは

豊平館(ほうへいかん)は明治13年(1880年)に札幌に建築された洋館のホテル。開拓使の時代、いわゆる「高級ホテル」として建造されたのがそもそもの始まりという話です。

かの明治天皇や大正天皇、昭和天皇も訪れた札幌でも由緒ある歴史的建物で、現在は札幌市民の結婚式場として愛されているそうです。

内部について

ということで中島公園から豊平館へ。入り口でサーモグラフのチェックを受け300円を支払い入場します。そこに立ち入った途端、歴史を感じる重厚的な雰囲気を感じます。

館内部

こちらの時計は重要な文化財。気品溢れるその姿はひと目で、古来よりの品格ある一級品であることを直感します。

館内部の国宝の時計

豊平館の内部は自由に閲覧できるようになっています。こちらは談話室の模様。

館内部のゲストルーム

小さい部屋、そして大きな部屋。上品な家具が置かれ、まさに昔の上品な雰囲気が漂っています。

館内部の広い広場

内部には何もない部屋も。何かに使われるのでしょうか。

館内部の広い空間

白壁に歴史を感じる電灯。そして質素ながら品を感じる机と椅子。そこには上質で穏やかな時が流れています。

館内部の机と椅子

こちらは会議室の模様。ここでプロジェクタを使い、豊平館のあれこれを知ることができるようです。

館内部の広い会議部屋

この、窓から差し込む白い光がまた素晴らしい。

部屋に差し込む光

ちなみにここはもともとホテルだったということで、ホテル当時の様子も再現されています。

豊平館の客室

客室から見える景色はこれまた絶景!

窓から見える美しい景色

あと、階段など木の重厚感に圧倒されます。この雰囲気は道庁で感じたものと同じ何かがあります。

重厚な階段

中島公園を歩いて

豊平館を訪れたあとは中島公園をゆっくり散策。

中島公園の日本庭園への道

豊平館の隣にある日本庭園は、いつ来ても穏やかな気持ちにさせてくれます。

中島公園の日本庭園絶景

ここで何をするのでもなく、ただ池をぼんやり眺めて時が過ぎるのをそのまま味わう。6月の今日のような明るい天気の日は、それが最高の贅沢!

絶景2

自然の合間に屹立するビルがまた映えて美しい。鴨がのんびり池で泳いでいる姿に癒やされます。

中島公園の池

このベンチから眺める中島公園の景色はお気に入り。水仙の花が水辺に浮かび、6月の穏やかな太陽の光が体をリフレッシュさせてくれます。

中島公園の池2

夜は別として、午前中のこの穏やかな雰囲気は札幌のなかでも特にお気に入り。

中島公園内の穏やかな景色

歴史を感じる木々のエネルギーを感じつつ、中島公園をあとにします。

厳かな木

最後に

今日改めて感じましたが、5月の中頃〜6月のこの時期は最高に札幌で外出するのが楽しい季節です。

今回は中島公園を訪れたついでに豊平館を見ましたが、明治の面影を感じつつ、札幌の都会の部分と自然の部分が見事に融合した中島公園はいつ来ても癒やされます。

地下鉄なら南北線で一本。市電でもアクセスは容易。

寒くない時期に札幌に来られる方には特に、アクセスをおすすめしたい場所です。本州とはまた違う自然の素晴らしさを実感することができ、心身ともにリフレッシュできますよ。