2014年ブラジルワールドカップで、日本人サポーターが被害にあっているようです。
海外は日本とは違い、少しでも気を抜くと、すぐにやられます。私も、何度も海外に旅行に行っていますが、比較的治安が良いとされるヨーロッパで、3回スリと遭遇しました。
1回目はフランス パリのトラム(路面電車)。2回目はチェコのカレル橋。3回目はイギリス ロンドンの地下鉄。
1度目はフランスの時はトラムの車内。人の多いときで、男がこちらのポケットに手を入れたことに気づき、すぐ「おい!」と声をかけました。そのおかげで財布は大丈夫でしたが、怖くなって次の駅で降りました。
2度目はチェコの有名な観光地、カレル橋。そこでは、路上ミュージシャンや路上パフォーマーが芸をしていて、それを見るのが面白いのですが、パフォームに夢中になっている隙がヤバいです。
油断するとスリにカバンやズボンにしまってある貴重品をサッとやられます。この時から、旅行では財布をジーンズの前ポケットに入れるようにしています。
3回目はイギリスのロンドン。地下鉄の乗り方が分からず、ホームを調べてウロウロ。疲れて電車に乗って油断しているとズボンの後ろにしまっていた小銭入れをやられました。
ロンドンの地下鉄はスリが多いそうですが、やられるのはほんの一瞬のこと。やはり、海外ではスリに気をつけていないと、ひどい目に遭います。
海外に行くときは「慎重過ぎる」くらいがちょうどいい
スリの被害に遭わないためには、やはり危機意識を持つことが一番。
お金やパスポートを守るための旅行グッズを活用すると同時に、海外は日本とは違うことを前提に、準備することが大切だと思います。
絶対に盗まれてはいけないパスポートや貴重品は首からヒモをかけてお腹に、財布は複数持って、現金を分散。電車等、荷物から目を離さず、常に目の届くところに。
ヤバいところだと、スリの集団がいます。観光地だけでなく、特に人が多いところや周囲の状況が把握しにくいときが危険です。
トラムやバスなどを利用するときも、ドアを背にするなど、警戒が必要かもしれません。(フランスはスリの集団がいて、観光地を訪れる観光客をターゲットにしています。)
街中も、交通機関の中でも、スリはどこにでもいます。
・自分の荷物は自分の目の届くところに置く。
・財布を複数持つ。
・お金は体の安全なところで守る。
・買い物をするときも、お金を払うときはお金を他の人に見られないようにして、可能ならカードをメインに活用する。(人前で現金の出し入れは危険です。)
など、このようなことを意識することで、ある程度はスリ対策ができます。
渡航前に外務省の海外安全ホームページを見ておくのがオススメ
どんな国でも、治安の良いところと悪いところがあります。
そこで、活用したいのが、外務省の海外安全ホームページ。こちらでは、その国の犯罪情報や、被害の多い事案、対策など、旅行をするうえで確認しておきたい情報が書かれています。
外務省の海外安全ホームページでは、邦人被害の情報が都市情報付きで書かれているので、どの街で犯罪があったのかを確認できます。
私も、海外旅行に行くときは必ずこのサイトを確認しているのですが、以前スイスの某都市を訪れた際は、このサイトで確認した情報が役に立ちました。
外務省のサイトにはその街は治安が悪く、窃盗やスリが多発しているとのことで、警戒してその都市へ行ったのですが、街のところどころでヤバい匂いが。情報は正確でした。(治安の悪い都市は名前が出ています。)
海外旅行は、行ったことのない未知の都市を訪れるのが1つの楽しみでもあります。しかし、犯罪に巻き込まれては、楽しいはずの旅行も、イヤな思い出になってしまいます。
事前に現地の治安情報等はしっかり確認しておくのが無難。
旅行する前に、「ここの都市は治安が悪い」という情報を知っているだけでも、厄介事に巻き込まれるリスクを大きく減らしてくれます。現地の事情や情報は、案外バカにできません。
スリ対策はもちろん、安全を確保するために治安の情報をチェック。事前に準備しておくことで、海外での体験も、安心かつ満足できるものになることでしょう。