ステージキーボードの定番モデル、NORD Stage 2 HA76の感想です。
はじめに
NORD Stage 2のシリーズは、ピアノにオルガン、シンセの音に特化した機材。
ピアノセクションでは、アコースティックピアノを始め、ビンテージエレピまで、様々なピアノの音を楽しめます。
シンセのセクションでは、アナログ、FM、ウェーブテーブル・シンセシスまで、音色は自由自在。
トップクラスのアーティストが選ぶ一流の機材ですが、鍵盤の感触から音、その姿まで、すべてが素晴らしかったです。
価格も目玉が飛び出るほど高いですが、演奏したときの感触は理屈抜きに素晴らしいものでした。
ココが最高でした
個人的に一番素晴らしいと思ったのは、鍵盤の感触とピアノの音です。
NORD Stage 2 HA76の鍵盤の感触ですが、ホンモノのピアノを弾いているときと同じ感触でプレイできます。
キーボードにありがちな、鍵盤が軽くて「滑ってしまう」ようなことはありません。鍵盤で和音を弾くとき、単音をソロで弾くとき、ピアノと全く同じ感触で、演奏することができました。
次に音色ですが、ピアノにオルガン、シンセサイザーの音、たくさんの音があります。ピアノにしてもオルガンにしても、音を自由に調整できるので、自分好みの音で演奏できます。
ピアノの音などは、ホンモノに近い、リアルな響きと厚みがあり、キーボードの中でリアルピアノの音を出すなら、NORD Stage 2 HA76を置いて他にはありません。
試奏したHA76は鍵盤数が少ないのが若干アレですが、音と弾き心地に関しては、これが一番でした。
キーボードは、弾きやすさと音色の良さはある程度関係があると思っていたのですが、NORDを試し弾きして、その確信が深まりました。
その他
インターフェイスですが、シンセになれているなら、直感的に操作できるので、使い方に迷うことはないと思います。
ただ、設定しただけでは、自分で思ったものとは違う音が出ることがあるので、耳で音を聞きながら、微調整していく必要があるかもしれません。
いずれにせよ、最高級に機材であるのは間違いがないので、この機材を理想に、シンセやステージキーボードを試していくことで、自分好みの良い機材を見つけることができると思います。