私の音楽活動の興味をお持ちいただきありがとうございます。
幾度の紆余曲折を経て、2020年2月音楽活動を再開。このページでは、私が音楽を始めたきっかけについて説明させていただきます。
全てのきっかけはビートルズ
私が作曲家を目指した理由。それは1にも2にも、偶然のきっかけです。
家族が音楽好きで、小学生の頃からクラシックピアノを習っていたのですが、中学3年生の頃に英語の授業でビートルズの『Let It Be』を聴きます。
これが文字通り、私の運命を変えました。音楽に夢中になり、高校生になると自分で曲を作って、ローランドのマルチレコーダーに録音。
自分でミックスした作品をレコード会社に送るようになりました。
作曲家になりたい!
あれは高校生3年の夏頃です。普通の高校生なら、受験勉強のため、夏休みは勉強漬けの生活ですが、私は全く勉強しませんでした。
何をしていたかというと、音楽です。漠然と、音楽で収入を得ていたいと考えていました。そのため、ひたすら音楽を作っていました。
そんな生活を続けていた秋頃。私の家に一本の電話がかかってきました。某大手プロダクションからでした。
私が送った曲を聞いて、とある芸能プロダクションのプロデューサーの人が「興味を持った」ということで「他に曲はないか?」と電話してきたのです。作った曲をいくつかその人宛に送りましたが、その人とはそれっきり。
それでも音楽作りを続けていたところ、今度は別のレコード会社の人から電話があり、「今後も継続的に曲を聞かせて欲しい」とのこと。それで私は大学受験せず、東京に行くことを決めました。
月1のレコード会社通い
大学を受験せず、音楽家を目指して上京する。それはとても大きな決断でした。
いろいろ波乱は起こりましたが私の意思は変わらず。家族には音大の聴講生になるという条件で、東京に行かせてもらうことになりました。
そして高校卒業後に上京。立川近郊に引っ越し、国立音大の聴講生になりつつ、アルバイトの傍ら楽曲を制作。月1で市ヶ谷にあるレコード会社に通う日々を送ります。
当時私は19歳。思えばこの時期はほんとうに楽しいものでした。初めての一人暮らし、東京という刺激。典型的なお上りさんでしたが、今でも仕事の出張で東京へ行くときは必ず、立川へ寄ることにしています。
偶然が重なり再度音楽を始める
東京に上京して1年経った夏。なかなか現実が変わらず人生に焦りを感じ始めたとき、自分の魂を全力で表現した作品が生まれました。
市ヶ谷のレコード会社に行き曲を聴いてもらいましたが、ここでこの先に進むことは難しいことを確信。進路を大きく変更して大学に入学、人生をやり直すことにしました。
その後音楽から遠ざかり、大学に進学。卒業後は紆余曲折の後フリーの事業者として独立した頃のことです。
30歳という人生の節目を超えたからなのか、再び音楽に興味が芽生えてきました。YOUTUBEでお気に入りのアーティストを探し、アマゾンでCDを買う。そんなおり、アップルのガレージバンドというサービスを知ります。
気軽に作曲&録音ができるということで、「どうしようかな」と迷っていたとき、学生時代から付き合いのある音楽仲間の一人からメールが。「曲を作っているので、手伝ってくれ」という話でした。
どうしてか私が音楽に再び関心を持って以来、不思議とそこへ続く道が、目の前に現れたのです。こうして、また生活のなかに、音楽が戻って来ました。これが私の人生において一つのターニングポイントになりました。
名古屋から札幌へ
深夜に仲間で集まってスタジオで音作り。
皆それぞれ仕事を持つ社会人なので、学生時代のように頻繁な活動は難しかったですが、この経験を通じて再び、音楽の楽しさを実感することができました。その後ギターを購入したりして、自分のペースで音楽と向き合うようになりました。
そして札幌への引っ越しを決断。そこで仕事やプライベートもろもろのこと、人生で起こることを楽しむ日々を送っていたのですが、また「音楽を作りたい!」と強く感じる偶然が起こりました。
それは本当に小さなことですが、その小さな偶然によって人生が再び動き出したことは、ただただ不思議としか言いようがありません。
人生を変える呼び声
それは2019年12月のこと。
年末の時間をゆっくり部屋で過ごしていると、突然ベルが鳴りました。出てみると普段は住んでいない隣人の方で、「ピアノを演奏するからうるさかったら言ってください」という話でした。
「分かりました」とそこでは特に気をとめなかったのですが、年が変わった2020年のお正月。ふと聞こえてきたピアノの音に、なぜか心が動いたのです。そして、「自分もまた音楽をやってみたい。ピアノを弾いてみたい」と強く感じました。
それからすぐに中古の楽器販売業者に連絡。ギターを売ったお金をもとにカワイの電子ピアノを購入。ここから気がつけばどんどん、曲作りを始めることになりました。
せっかくなので、最初はYouTubeだけで公開しようかと思っていたのですが、楽曲の権利関係の問題が起こる可能性があることを知りました。
そこでその解決策を調べていた結果、AudiostockというBGMの販売サイトを知ることになり登録。新しいスタートを切ることになりました。
今後について
音楽活動はまだまだこれから。Audiostock&YouTubeで月3曲~4曲をアップしていくスケジュールでマイペースに取り組みたいと思っています。
私は今までの人生で、「本当に価値があることは今すぐに実現することができない」ということを学びました。この経験から、何かを成すためには時間をかけて、粘り強く行動を継続していくことが大切だと考えています。
なので、私の活動が今すぐ成功することを期待してはいませんし、今後一生をかけて、地道に着実に、到着地点へと向かい、歩みを進めていきます。
幸い、Audiostockで販売中の楽曲をご購入いただけたり、お気に入りアーティストに登録していただけたり、YouTubeのチャンネル登録をしていただけたり、芽が徐々に徐々に、広がっていることを感じています。
現状は歌なしのBGMが中心ですが、一番の希望は「歌あり」の楽曲です。私の夢は人の心に残る素晴らしい歌を作ることです。それは「あぁ、あの曲ね」と誰もが思い浮かぶような、普遍性のある音楽です。
必要なステップを経て、自分の言葉でメロディを表現できるシンガーに歌ってもらう音楽を公開していきます。ここまでお読みいただいたあなたに感謝します。