北海道6日目、アイヌの伝説が残る洞爺湖へ

北海道旅行6日目。

午前中はホテルでまったり、昼ごろにホテルをチェックアウトし、湖で有名な町、洞爺湖町へ向かいます。

まずは歩いてバスターミナルへ。バスの本数が少なく、乗り遅れたら大変。

登別温泉バスターミナル

登別駅からは函館行きの特急電車へ。

登別駅のホーム

登別駅から洞爺湖駅までは特急でおよそ1時間。ここからタクシーで、洞爺湖まで向かいます。

洞爺湖駅

駅から洞爺湖まではタクシーでおよそ15分、予想異常に距離が遠く、時間がかかりました。

とりあえず、ホテルにチェックイン、荷物を部屋に置いたあとはすぐにフェリーに乗ります。

洞爺湖フェリー乗り場

このフェリーは、洞爺湖をクルージングする遊覧船。内部はこのような感じで、売店もあります。

フェリー内部

洞爺湖もアジアからの観光客が多いらしく、フェリーに乗っていた日本人は私を含め数人だけ。あとは、アジア地域からの団体客がほとんどでした。

この写真は、白い鳥がフェリーに近づき餌を要求しているところです。アジアからの観光客が餌付けしており、他の鳥も、フェリーに近づいていました。

フェリーの手すりに乗る鳥

フェリーに乗ること15分ほど、フェリーは中島というところへ。

中島の船乗り場

ここは国有林がある島で、鳥や木々など、保護された区域のようです。

中島国有林

こちらは白鳥の生息地らしく、今は巣作りの最中ということで、危険な状態だそう。そのため、いたるところに注意書きがあります。

注意書きの看板

中島を歩いていると、空に伸びるものすごい雰囲気を持った双子の大木が。この神木には伝説があるそうで、その歴史は江戸時代にさかのぼります。

北海道を治めていた松前藩とアイヌのシャクシャインが戦ったとき、ここの地域のアイヌの男(名前は忘れました)はシャクシャインに味方します。

しかし、アイヌの男は戦闘の最中、火縄銃で撃たれ負傷。大きな傷を負い、愛する女のもとへ向かいます。女は懸命に男を看護しますが、残念ながら、男は自分の死を覚悟し、迷惑をかけまいと、一人湖にその身を投げたそう。

男の死に絶望した女も後を負い、投身自殺。それからの内容は忘れましたが、二人の愛の思いが双子の神木となり、このように、二本の木が、寄り添うように生えています。

伝説の木

それにしても、なんと雄大な景色でしょうか。帰りの船を待つ間、洞爺湖を眺めていましたが、まるで自然が力を与えてくれるような、神々しさを感じます。

洞爺湖の景色

フェリーから温泉街へ。周囲を散策しますが、ホテルがたくさんあります。

歩くと、ところどころ羊蹄山(蝦夷富士)が見え、洞爺湖の美しい景色に、一層の彩りを添えてくれます。

町から見える蝦夷富士

こんなところで、今日の観光は終了。夕食を食べ、ホテルで温泉に入り、また明日も移動です。