努力する意味が分からなくなったときこそ、努力することの価値を思い出したい。
内藤誼人著『継続は、だれも裏切らない』(PHP)の読書感想です。
この本について
努力することの意味、価値を説いた自己啓発書。
なぜ頑張る必要があるのか、努力することでどんなことが起こるのか、この本を読むことで、改めて努力することの意味が分かります。
以下、本書の読書メモです。
努力することに価値を見出す(P14)
努力をする、そのために最も大切なことは、努力すること自体に価値を見出すこと。努力することに意味がある、そんな意識を持つこと。
「努力なんてバカらしい」など、ネガティブな意識を持っていると、頑張ることすらできなくなる。
若い時こそ頑張る(P24)
人生、若いときにこそ頑張る。若いときは、気力意欲が充実し、努力をすることがスムーズにできる。
しかし、年をとってくると、努力をすること自体が大変になってくる。体力も衰え、長時間頑張るのが難しくなってしまう。
だからこそ、若いときに頑張っておくことが、将来意味を持ってくる。
勝負時には赤いものを身につける(P54)
赤色を目にすると、脳内ではアドレナリンが分泌され、交感神経が活発化し、エネルギッシュになれる。
人生、「ここぞ!」という勝負時は、赤いものを持って、それを眺めると良い。
まず動く(P129)
行動なくして結果なし。したいことがあれば、まず動いて行動する。行動すれば、やがて気持ちがついてくる。ともかく動く。
やるべきことは自分で決める(P163)
何をどう頑張るか、それは自分で全て決める。人から「こうしろ」と言われたことではなく、自分で「これをやろう」と決めたことをやる。それが大切。
感想など
努力は報われるとは限らないけど、努力は大切。そんなことを感じた本。
本書に書いてある通り、
「どんな人でも、どんな分野でも、努力を続ければ、必ず成功する。生まれ持った才能などは、これっぽっちも必要としない」(P2)
というのはちょっと言い過ぎだと思いますが、何か手に入れたいものがあるときは、それを手に入れるために努力をするのは必要なことだと思います。
人生、欲しいもの、実現したいことがあったとして、それを頭の中で描いて、ぼーっとしていても手に入れば楽ですが、現実問題、希望を実現するためには、行動&努力が不可欠。
極稀に、何もしないでも簡単に手に入ることもありますが、それは例外。やっぱり、欲しいものがあれば行動で示す必要があります。
まぁ、努力してもどうにもならないことがあって、努力の方向性を考えないと、努力することがイヤになってしまうくらいの徒労や失望を味わうハメになってしまいます。
だから、「努力=絶対に良い!」鼻息を荒くするのはどうかなとも思いますが、頑張ったことは頑張った分だけ、きっとどこかで自分に返ってくる。
そのことは確かだと思います。