人生をダメにしないお金との付き合い方。『いま君に伝えたいお金の話』を読む

いま君に伝えたいお金の話

まともな人生を送るために絶対必用なのがお金。

しかし思えばお金とは何なのか。どう付き合うべきなのか。学校で教わることはありません。

この意味で金銭教育は自分で取り組む必要があるものの1つ。ためになるお金との付き合い方を学んで、人生で役に立てたいところ。

では何を参考にしてお金と付き合っていけばいいのか?

そこで勉強になるのがこちら。村上世彰著『いま君に伝えたいお金の話』(幻冬舎)です。

この本について

本書はかつて、村上ファンド事件でニュースとなった著者が、お金と正しく付き合うための考え方を語っている本。

そもそもお金とは何なのか。どうすればお金に困らない人生を送ることができるのか。お金についての実用的な話を勉強することができます。

以下、本書の読書メモです。

はじめに(P13)

お金は道具。

正しく使えば人生を豊かに幸せにすることができるが、使い方を間違えれば、人生をめちゃめちゃにして、不幸にしてしまう。

だからこそ、お金との正しい付き合い方。使い方を学ぶ意味がある。

お金の機能(P20)

お金は目的と必要性あって生まれたもの。その主な機能はこちら。

1・交換する

2・物の価値を測る

3・貯める

この3つがお金の基本。

お金が原因で問題が起こる場合、お金そのものに問題があるのではなく、それを使う人に問題がある。

なぜ日本の景気は悪いのか(P29)

お金が世の中で自然に循環してこそ経済がうまくいく。

お金は血液のようなもの。身体中を循環することで、健康でいられるが、とどまれば不健康になってしまう。

日本がずっと経済的に問題を抱えている原因は、お金がきちんと循環していないから。お金を使わずに、貯め込む人が多いから。

お金の必要性(P33)

本当に自立した人生を生きるためにお金は絶対に必要。

お金があるからこそ本当にやりたいことができる。お金があれば困ったときになんとかなる。そして、お金があれば、助けたい人を助けることができる。

覚悟を持つ(P78)

理想の人生を夢見るのは構わないが、そこには必ずお金前提に考えること。

夢さえ叶えば貧乏でいいとか、好きなことさえできればいいとか、そういう考え方はNG。

実際のところ、お金がなければお金に追われる生活をしなければいけない。なんでもかんでもお金に縛られて、結局不幸になる。

だからこそ夢を叶えるにしろ理想の人生を目指すにしろ、しっかりお金を稼ぐ覚悟を持つことが大切。

お金があれば結果的に好きなことをして生きていけるし、理想の人生を生きられる。

「貯める」と「貯め込む」の違い(P119)

貯める→何かの目的のためにお金を用意すること。良い貯金。

貯め込む→目的もないのにお金を自分のもとにとどめておくこと。お金の流れを止める悪い貯金。

投資の心得(P128)

リスクなくして成功なし。リスクが低いものは、リターンも低い。そして、リスクが高いものはリターンも大きい。

どこでリスクを取れるか、取るべきか。それを考えて決断すること。

不可欠な損切り(P135)

損切りできない人が世の中で大きな損をこく。

ダメならダメで、見込みがないものはさっさと損切りすることが、痛手を最小限に抑えて、今後リターンを手にするために絶対必要。

感想など

非常に分かりやすく、かつ本質的なお金の話について理解できた本。

お金とは何なのか。どうやって付き合えばお金を効果的に扱うことができるのか。自分の金銭リテラシーを高めるという意味で、まさに本書はその教科書。

学校で学ぶことがないお金の本当の話について、基礎の基礎から理解できるという意味で、本書はお金の入門書。

改めてお金とは何なのか、どう向き合っていけばいいのか。考えるきっかけになりました。

特に印象に残ったのは、お金がなければ何もできない、という話。だからお金を貯金することはもちろんのこと、貯めたお金をどうするか。

個人的にはそのことについて読後、改めて考えてみました。

別に投資は興味がないので、今後することはないでしょうが、今自分が持っているお金がより有効になる道は何なのか。

無駄遣いをやめて、きちんとお金を役立てること。

そのことについてはもっともっと、本書の考え方をもとに、よりよい方法を実践してきたいところです。

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