良い食事、良い生活。
森由香子著『疲れやすい人の食事は何が足りないのか』(青春出版社)の読書感想です。
この本について
食事療法についての本。
体&心の疲れが溜まって、「最近イマイチ・・・」と感じたときは食べ物を変えることから。この本に紹介されている食材を食べて、食習慣を変えれば、元気で疲れにくい体になれるかも!?
以下、本書の読書メモです。
肉を食べる(P22)
健康の基本はバランスよく栄養を摂取すること。野菜だけの生活より、魚、肉、いろんなものをきちんと食べることが大切。
特に肉食は重要。肉を食べないと体が疲れやすくなってしまう。健康で元気な体を維持するため、適度に肉(ビタミンB1が含まれる豚肉など)を食べるべし。
朝食はこれ(P31)
1日の始まり、朝食はとても大切。
パンだけとか質素にせず、ゆでたまご、野菜サラダ、フルーツなどいろんな栄養が摂れるメニューに変更し、朝からきちんと栄養を補給する。また、朝食は起床後2時間以内が良い。
もやしは安価で健康に良い(P53)
疲れたときに注目したいのがもやし。もやしには疲労回復に効果が期待できるアスパラギン酸という栄養が含まれている。
炭水化物をエネルギーに変える働きを持ち、新陳代謝を活発にして、疲労回復やスタミナアップなど、疲れに対する抵抗力を高めてくれる。
また、もやしにはビタミンCも含まれており、とても健康に良い。食事の際は、もやし炒めなどにして、ガンガン食べて栄養を補給する。
鶏肉の効果(P60)
鶏肉は脳を元気にするトリプトファンなどの重要栄養素が満載。おまけに高タンパク低脂肪なので健康にも良い。
心の疲れが気になったら(P88)
気分の落ち込み、イライラなど精神面が不安定になったら、それは心が疲れているサインで、セレトニン不足。
セロトニンは食べ物から直接摂取できない栄養なので、セロトニンの原料となるトリプトファンなどが含まれる食材を食べ、心の栄養を補給する。
トリプトファンは、肉、魚、卵、牛乳、大豆製品などから摂取できる。
感想など
「疲れにはこんな食事を摂ればいいのか!」と勉強になった本。
毎日の生活で、体の健康を保つこと、疲れにくい状態にしておくことは、ハッピーライフのために必要不可欠。
「You are what you eat.」の言葉通り、人の体はいろんな栄養からできているので、当然何を食べるのかは、それが生活にダイレクトに影響してきます。
体のためにも心のためにも、食事はきちんと食べて、がっちり栄養を補給、元気のエネルギー源にしたいものですね。