人生、ツイてない時期をどう過ごすか。『「厄年」はある!―乗り越え方と運を掴むヒント』を読む

「厄年」はある!―乗り越え方と運を掴むヒント

「あの時はツイてなかった・・・」というときはこれが原因かも。

島田裕巳著『「厄年」はある!―乗り越え方と運を掴むヒント』(三五館)の読書感想です。

内容について

2005年出版、宗教学者によって書かれた、ちょっと変わった厄年の本です。

厄年とは

昔から「ツイてない」ことに遭いやすいとされる年のこと。

男性なら数え年で25歳、42歳(大厄)、61歳、女性の厄年は19歳、33歳(大厄)、37歳とされている。

著者は宗教学者であり、研究のためにはタブーやしきたり、罰当たりも気にしないスタンスで、「厄年?そんなもんは関係ないだろ」という考え方だったそう。

しかし、自身の厄年で、大学の教授職を失ったり、病気で入院したりと、様々な「厄」に見舞われたそう。その経験から、「厄年は実際にある!」と考えるようになったそうです。

この本では、著者が経験した厄年の内容、厄年における歴史上の人物や有名人のトラブルや過ごし方、お祓い神社の紹介など、様々な視点から厄年について書かれています。

「厄年?そんなもの、あるわけないだろう。」という人も、「確かに厄年はある。不幸を防げるなら、未然に準備したい!」という人も、勉強になる内容になっています。

以下、本書の気になった内容の要約です。

大厄について(P14)

男性42歳、女性33歳、大厄は人生で一度きり。

一度きりのことであるなら、その年をどのように過ごすかが重要。大厄が人生の節目になるかもしれない。

であるなら、人生の節目を、豊かな人生に変えるためのきっかけにしたい。

厄年の体験から(P36)

著者の体験。大厄でトラブルに逢い、大学教授という職を失職、おまけに体もダウンし、入院。

しかしこの経験によって、自分の生き方を考えるきっかけになり、モノ書きとして生きていこうという決意ができた。

著者の島田裕巳さんは、宗教研究で有名で、かの有名な凶悪犯罪、オウム事件で「オウム擁護派」とみなされ、マスコミから痛烈なバッシングを受けています。

(自宅も爆破事件を起こされています。)

偉人たちと厄年(P90)

足利義満や織田信長、徳川家康、歴史上の偉人たちにとっても、厄年は意味があった。

彼らは、厄年のトラブルを乗り越えたことで、彼ら自身の力となり、歴史に多大な実績を残すことになった。

厄年を人生を見直す機会にする(P168)

人間は怠け者で、痛い目を見ないと、ダメなところを変えようとしない。

厄年という痛い目に遭う期間を通じ、人は自分自身を見つめ直すことができる。だからこそ、厄年を人生の句読点として活用し、人生をよりよくするための「痛み」にする。

感想など

個人的に、私も厄年はあると思っていて、実際、私も25歳のときにイヤになるくらい、トラブルの連続。

仕事でトラブったり、車をぶつけたりとまさに厄の連続。

このとき、本当に上手くいかないときというのはイヤなことが続くものだと実感。次に42歳に差し掛かったら、必ず厄祓いを受けようと心に決めています。

ただ、本書にも述べられていますが、厄年というは今までの生き方を見直す1つのきっかけにもなります。

トラブルに遭うことで、否が応でも問題に直面せざるを得ない状態に追い込まれます。

私の場合、職場でトラブったことで、自分の生き方、働き方を強制的に考えざるを得ない状況に追い込まれました。

結果、新しいライフスタイルや価値観、働き方など、それまで考えてもいなかった道が拓けました。

このことから考えると、厄年はそれまでの人生の棚卸しのチャンスでもあり、不満な生活を変えていくきっかけにすることもできるように思います。

もちろん、イヤなこと、不要なトラブルはないにこしたことはありませんが、損害は最小限にしたいもの。厄祓いで効果があればいいのですが。

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