これで将来の不安もスッキリ!『フリーランスがずっと安定して稼ぎ続ける47の方法』の読書感想

フリーランスがずっと安定して稼ぎ続ける47の方法

フリーランスでも「安定して」食べていく方法はある!

山田竜也著『フリーランスがずっと安定して稼ぎ続ける47の方法』(日本実業出版社)の読書感想です。

この本について

フリーランスとして食べていくための心構え及び方法について、具体的かつ現実的に語られている実用書。

自由の代償として向き合うことになる収入や先行きの不安をどう解消していくか。安定して稼いでフリーランス人生を楽しむにはどうすればいいか。

参考になる話が満載です。

以下、本書の読書メモです。

はじめに(P6)

フリーランスには、

1・時間の自由

2・仕事裁量の自由

3・収入の自由

この3つの自由がある。

それは、サラリーマンなど「雇われて」食っていく働き方とは全く違うメリットがある。

これらの自由に価値を感じる人であれば、フリーランスとして生きていく道を検討する価値がある。

デメリットはここ(P16)

フリーランスとして食っていくことは良いことだけではない。会社に所属しないことは自由である反面、それ相応のマイナスもある。

例えば社会的信用が低いこと。

フリーランス=収入が安定しない→クレカ作成や賃貸契約やローンなど、社会的信用が必要とされる場面で、苦汁をなめさせられることもある。

実際、フリーランスの収入は不安定なのは確か。今年年収1000万円稼げたからといって、来年再来年も、同じ年収が保証されるとは限らない。

こうしたデメリットについては、現実的に考え、そのデメリットを打ち消すための対策を考えておくことが必要。

苦手な案件は引き受けない(P35)

フリーランスは自分の提供できる能力が最大の価値になる。そのため、人よりも良い仕事ができそうにない案件は積極的に引き受ける必要はない。

「この仕事なら誰よりも良い結果が出せる!」という仕事を中心に頑張っていくことで、自分の評判も上がるし、結果的に依頼も増える。

仕事が欲しいからといって、苦手な仕事は引き受けない方が良い。

クレカや賃貸契約は損をする?(P54)

フリーランスは社会的信用がないため、クレカを発行するときや、賃貸契約するときはいろいろ苦労する。

現実問題、会社員に比べて社会的に一切信用されていない(「毎月の収入が不安定だ」と考えられているから)ので、それを前提にして行動した方が良い。

フリーランスのタイプ(P71)

フリーランスと一言で言っても、いろんなタイプがいる。

具体的には、

1・技術やスキルを売りにする職人タイプ

2・コミュ力で仕事をもらう相談役タイプ

大切なのは自分のキャラ、スキルに応じた活躍の仕方を選ぶこと。売りを大切にして、それをPRしていくこと。

くれくれ君とは距離を置く(P78)

世の中には、自分から何かを提供しようとせず、人からタダでもらうことばかり考える、いわゆる「くれくれ君」と呼ばれる人たちが存在する。

彼らに仏心を出して何かを提供しても、良いことはない。「くれくれ君」とは距離を置いて、彼らの要求は完全スルーするのが良い。

フリーランスの不安の原因(P140)

フリーランスなら誰でも、将来に対して漠然とした不安を感じることが多いが、その主な原因とは、

1・時間

2・顧客

3・収入

これら3つの問題が原因になっている。

なぜ不安を感じるかといえば、その正体がハッキリ見えないから。

不安を感じたときに大切なのは、自分が一体何に不安を感じているのか、その正体を見極めること。

不安の正体が分かったら、それを解決するための手を打っておけばよい。「起こりうる限りの最悪」を想定して、最善の手を打てばよい。

人は雇わない(P161)

フリーランスとして成功して仕事が増えてくると、「誰か雇おうか」的な発想になってくるが、それはやめたほうがよい。

フリーランスとして大切なのはリスクを最小化しておくこと。人を雇うのはときに強みになるが、フリーランスとしてはリスクの方が大きい。

自分だけで仕事していれば、自分一人だけのリスクで済むが、人を雇えば、その人の人生まで抱え込むことになる。

フリーランスから事業家になりたいなら話は別だが、フリーランスなら基本すべて自分でやるのが良い。

外注で済むことはすべて外注化し、「人件費」という固定費用を抱え込まないこと。

こんなクライアントには要注意!(P177)

フリーランスは1日の時間の1秒1秒が全て個人の収入に跳ね返ってくる。そのため、お金にならないムダな時間はカットした方がいい。

ところが、クライアントのなかには、無意味に打ち合わせをしてきてこちらの時間を奪ってくる人がいる。

そういう人と関わり合い続けると、売上にもならないし、仕事の進展も遅いし、ロクなことがないので、関係は最小限にした方が良い。

また、仕事を依頼するお金がないのに、仕事を頼もうとする人もいるので、そういうクライアントはさっさと見切っていい。

つまり、誰を大切にして、誰を大切にする必要がないのか、そのけじめはきちんとつけること。

できない仕事の断り方(P184)

「この仕事はしたくないなー」という依頼でも、ハッキリ断ると角が立つ。

そこで、引き受けたくない仕事は、基本的に向こうから断らせるように仕向けるのがコツ。

断り方一つで相手の印象もだいぶ変わる。

ポイントは、「断っていないいい方をして、相手から断ってもらう」工夫をすること。フリーランスとして食っていくために、こういった処世術も大切。

クライアントは分散せよ(P195)

フリーランスとして安定して食っていくために大切なのは、一つのクライアントからの収入に集中せず、いろんなクライアントから収入を得られる状態を作っておくこと。

「このクライアントだけで月収的に40万!」という状態は美味しいかもしれないが、そのクライアントを失えば、収入的に大打撃を被る。

すると、そのクライアントを失うまいと、いろんな妥協をしてしまう。それに、クライアントが「暴君化」した場合も、いろいろ辛くなる。

だからこそ、クライアントは複数確保。

「このクライアントは最近要求が多いなー。そろそろ切るか」とできるような、余裕がある状態を作っておくことが本当の意味での安定につながる。

感想など

フリーランスの実情が忌憚ない文章で語られている本。

お金のこととか、クライアントのこととか、「自由に食っていきたい!」と思っている方には、いろいろ参考になる話が多いと思います。

実際問題、本書で書かれているように、フリーランスは社会的信用というメンでは、安心できない状況がいろいろあります。

例えば、賃貸を契約するとき。

不動産営業の方に職業を聞かれて「フリーランス」と答えたら相手の顔が曇った経験をしたフリーランスの方も多いと思います。

私自身、「フリーランス」というだけで契約を渋られて、控え目に言っても、愉快でない思いをしたこともあります。

なので、賃貸契約のときは屋号、確定申告の書類数年分、決算書、口座の預金証明書などきちんとした証明となる書類を用意。

「これで信用できないというなら、結構です」と自信を持てる状況で契約に望めるように準備しています。

クレカについては、個人的には正直なところ、それほどデメリットは感じていません。

まぁクレカの会社によるかもしれませんが、アメックスのゴールドカードは一発で作れましたし、プラチナのインビテーションだってもらっています。

なので、「フリーランスでもしっかり仕事をしている人にはカードを発行してくれる会社」を選べば、その点は問題ないと感じています。

まぁ、保守的なカード会社はどうかは分かりませんが。

ということで、本書ではフリーランスの働き方から、社会的信用などの「不都合な現実」まで、フリーランスとしての生き方が忌憚なく語られています。

「会社員にはなりたくない!自由に働いて食っていきたい!」

という方は、読んで損がない本だと思います。

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