高いけどつい通ってしまう、その理由はこちら。
宗次徳ニ著『CoCo壱番屋 答えはすべてお客様の声にあり』(日本経済新聞出版社)の読書感想です。
この本について
愛知県発祥のカレーチェーン店、CoCo壱番屋の創業者さんの本。
「お客様主義、それを態度、行動で示す。お客様の視点で不愉快さを生じてしまうことは絶対にNG。」(P53)
「安易に安売りに走らない。飲食業は競争が厳しいからといって、安易に値下げに踏み切ると、それが自分の首を締めることになる。」(P74)
「最初から大成功しない方がいい。ほどほどの結果でいい。そうすれば、そこからいろいろ工夫して、上を目指せる。」(P88)
「ないない尽くしだからそれが良かった。お金がない、お店の立地に恵まれないなら、他の部分でそれを挽回する工夫をすればいい。」(P104)
「ライバルが登場しても問題なし。メニューやお店の設備、外側の表面だけパクられても商売繁盛の原動力となっている本質まではパクられない。それは一朝一夕でできるものではない。」(P108)
など、その独自の経営哲学に、商売の答えは一つだけではない、やり方次第工夫次第ということが分かりません。
感想など
CoCo壱が成功した理由について書かれた本。
個人的にはCoCo壱のユーザーで、高校一年のとき友人たちと部活の帰りにカレーを食べて以来、定期的に通っています。
それからかれこれ長くユーザーをしていて思うのですが、CoCo壱はどちらかというと、チェーン店系のお店の中でも、お金がかかる方のお店です。
メニューも豊富で味も美味しいのはそうですが、なぜ定期的に通ってしまうのか、宅配でカレーを注文してしまう理由は何なのか、いまいち分かりません。
そこで『CoCo壱番屋 答えはすべてお客様の声にあり』を読んでみると、なるほど、「実にいろんなことを考えられているのだなぁ」と驚愕。
次にお店に行ったときは、この本に書いてあったことを思い出して、カレーを食べてみたいと思います。
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