人生とはすわなち選択すること。
タル・ベン・シャハー著『ハーバードの人生を変える授業2』(大和書房)の読書感想です。
この本について
ハーバード大の人気教授が人生が選択によってどのように変わるのかを読者に考えさせる本。
Aを選ぶかBを選ぶか、この本を読むと、人生とは選択の結果で、自分自身の選択がいかに人生に影響を与えているのかが分かります。
以下、本書の読書メモです。
逆境のときはこう考える(P7)
人生ときに辛く大変なときがやってくる。
このとき、つらいと嘆いて過ごすのか、それとも何か別のことに没頭するのか、私たちは選択することができる。
いったん選択をすると、意識の焦点が変わり、気持ちも変わる。
大切なのは、いつも自分に選択肢があることを忘れないこと。選択をすれば、すべきことも見えてくる。
自分への質問(P33)
選択すること=人生を選ぶこと。
選択することの力を思い出し、自分に問いかける。そして、望む人生を送るにはどうすればいいか、何をすべきか、どこを目指すのか、今ある可能性を全て書き出す。
道はいつも開かれている。何を選ぶのかは、自分次第。
まずやる(P53)
先延ばしは習慣になる。やる必要のあることはすぐにやる、それを習慣づける。
困難から学ぶ(P64)
人生で困難なことがやっきたときは、
1・ネガティブな経験として受け止め、二度と思い出さない
2・どんな困難からも教訓を見出し、その体験価値を理解しようとする
この2つの選択肢がある。
人生、どんなときも大切なことが学べる。
自分にやってきた問題は歓迎できるものではないかもしれないが、自分を成長させるためのきっかけにする。
ツイてる人の特徴(P84)
運のいい人は、チャンスとの出会いに気づき、それをフル活用する。
ほとんどの人が気に止めないようなことを意味ある偶然と考え、そこから動き出す。それによって、人が見出さない幸運を見つける。
現実を受け入れる(P111)
人生、自分ではどうしようもならないことがある。無理なことは無理と、それをきちんと受け入れることも、人生経験として必要なこと。
情熱を行動の燃料にする(P190)
自分の内側からわいてくる気持ち、ワクワクする気持ち、それが行動のエネルギー源になる。
義務感で動いても、大したことはできないが、気持ちになって正直に動けば、エネルギッシュに人生を楽しめる。
何事もほどほどに(P310)
人生、何でもありすぎるのはダメ。
生活が複雑になりすぎるとそれがストレスになる。シンプルに、ほどほどに、自分が管理できる程度に暮らせるのがいい。
感想など
AかB、選択によって人生がどうなるのかを考えるのが面白かった本。
人生にはいつでも選択肢があって、どの選択肢を選ぶのか、自分自身で考えてみて、納得できる方へ進んでいく。すると自分の選択の結果が、人生の結果となってきます。
どこで暮らすのか。誰と付き合うのか。どんな仕事をするのか。夜は何を食べるのか。本を読むか読まないか。
まさに、人生は選択の連続。何かを選ぶことによってそれが人生そのものになっていきます。
ということは、普段の日々でいかに自覚的に選択をするのか、それが未来を変えることになります。
今自分にどんな選択肢があるのか?そのうち、どの選択肢を選べば、自分の未来にとって望ましいのか?
自分の選択をしっかり自覚し、望ましい選択をすることで、「人生、こんなはずじゃなかった・・・」という未来を避けられるのかもしれませんね。