旅で見つける新しい自分。
千田琢哉著『さあ、最高の旅に出かけよう』(総合法令出版)の読書感想です。
この本について
旅をテーマにした自己啓発系エッセイ。
「旅と人生は同じで、「出逢い」より「別れ」が大切なのだ。~中略~人は出逢いによって人生が変わるとよく言われる。だが人生を変える出逢いに恵まれるためには、まず別れることが必要なのだ。なぜなら今のあなたの人生を変えてくれるのは、今隣にいる連中ではないからだ。」(P56~57)
「「初めてのはずなのにどこか懐かしい」と感じるのは、あなたにとって運命の場所だから。~中略~必然的に連れこられたのであれば、そこは間違いなく何らかの意味があるはずだ。」(P64~65)
「ハイになりたいなら、アルコールより旅行。~中略~一人旅こそ本当にハイになれるのだ。一人旅をすれば誰でも分かるように、自分が人生の主人公であることに気づかされる。自分が人生という冒険の主人公になって、生きている実感を全身の細胞で味わえる。」(P98~99)
など、自己啓発エッセイ独特のハイな文章が、「旅に行きて工エエェェ(´д`)ェェエエ工」と一人旅への郷愁を誘います。
この本を読むと、「そうだ、旅に出よう!」と刺激を受けるかも。
感想など
旅することは、世界にいろんな場所があって、いろんな人がいることを知ること。
私も旅が好きで、飛行機や電車に乗って、いろんなところへ出かけますが、街、人、雰囲気は場所次第。
本書では「土地の盛衰はそこで暮らす人次第」(P130)とありますが、本当にそうだと思います。
旅に出かけるたび、世の中にはいろんな街があって、そこにいろんな人がいて、いろんな生き方がある、そんなことに気づかされます。
「自分はどの街で暮らすことを選んで、どんな生き方を選ぶのか?」
旅行中の電車の中ではたいていそんなことをぼんやり考えることになりますが、これぞ旅の楽しみでもあります。
まだ見ぬ暮らし、新しい発見。考えるだけでもワクワクしてきます。
※追記
旅先での思い出は泊まる宿次第。良い宿に泊まれれば、良い一夜、良い思い出に。
「確認電話で悪い対応をされたらそのホテルはキャンセルする」(P134)というページがありますが、言い方が極端ですが、良いホテルはたしかに電話対応で予想できます。
いいホテルはワンコールでつながることが多く、対応も丁寧。連泊しても感じが良いところが多く、安心して泊まれます。
この本のホテル関連のエッセイ(P122、126)はホテル選びの参考にできます。
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