人生を変えたい!成功したい!それならまず住む場所を変える。
千田琢哉著『残業ゼロで年収を上げたければ、まず「住むところ」を変えろ!』(学研プラス)の読書感想です。
この本について
「環境」をテーマにした自己啓発書。
人を生かすも殺すも環境。いかに自分を伸ばす環境に身を置くか、環境選びの重要性が分かりやすく学べる内容になっています。
以下、本書の読書メモです。
はじめに(P5)
成功は才能と環境で決まる。
才能だけでもダメだし、環境だけでもダメ。できる限り早く、自分の才能を見つけ、それを開花させる環境を見つけること。
人は環境の生き物(P51)
朱に交われば赤くなる、私たちは周りの人から大きな影響を受ける。
周りにカッコイイ人たちが集まっていれば、自分もカッコよくなっていくし、周りがダサい人たちばかりなら、自分もその水準に下がっていく。
人は周囲の空間から大きな影響を受けるが、それに抗うことはできない。できるのは、より良い空間を求めて移動することだけ。
何をやっても上手くいかないとき(P54)
今いる場所で最善を尽くしているのに何もかも上手くいかない。それは「環境を変えなさい」というサイン。
やることをきちんとやっているのにも関わらず物事が上手くいかないときは、それ以上その場所にとどまる必要はないということ。
「なんで上手くいかないんだ」と病んで病院通いになる前に、動けるうちに新しい環境を模索すること。
仕事について(P97)
仕事の成果は人間関係の相性で決まる。
仕事はただ頑張ればいいというものではなく、どれだけ周到に用意しても、上手くいかないときは上手くいかない。
逆に、相性の良い人と仕事をしていると、特に意識して頑張っていなくても、相性が良いため仕事がスムーズにいく。
人間関係の相性は努力ではどうしようもないので、仕事で結果を出したければ、自分と合わない人と組むのは避けること。
出会いと別れ(P116)
人生のステージが上がる時、そこには出会いと別れがやって来る。このときの原則は来る者は拒まず、去る者は追わず。
去る者を追いかけてしまったら、それまで築いてきたものが台無しになる。自然な別れは、惜しみつつ、受け入れること。
労働時間と年収(P157)
「お金を稼ぐためには何時間も頑張って働かなくてはいけない」というイメージがあるが、実は高収入の人ほど労働時間が短い。
効果的に仕事をする術を持ち、そして自分に投資したり勉強する時間を確保している。それによって年収を増やしている。
モテの環境(P189)
モテるためには環境を利用する。
自分の才能を発揮しやすく、黙っていても自分をPRできる場所に通うこと。人からひと目置かれる環境に身を置くこと。これがモテモテの人生を送る秘訣。
感想など
結局、環境って本当に大切なんだなと思う本。
「賃料が安いところには価値観が安い人が集まってくる。だから家賃はケチるな」(P31)
「人は無意識に序列をつける。あなたは住所で人から値踏みされている」(P45)
「三流のなかに一流が紛れ込むと一流はいじめられる」(P71)
「それをいっちゃぁおしまいじゃないですか?」的な直球ストレートな話が多いですが、言っていることはその通りだと思います。
環境によって人は良くも悪くもなります。
だから、どこに住むか、どこに所属するか、誰と付き合うか、そういった環境は、控えめに言っても自分の運命を左右するとても大切な要素だと思います。
具体的な事例を書くのは差し控えますが、環境の悪影響でどんどん人生がダメになってしまう人はたくさんいます。
環境にも人を伸ばす環境と潰す環境があって、環境の悪影響は結構バカにならないと思います。
だから、どんな場所なら自分が伸び伸びできるか。リラックスして気合を入れすぎずに頑張れるか、そういう環境を求めることが大切だと思います。