独りの時間をムダにしないために知っておきたいこと。
千田琢哉著『孤独になれば、道は拓ける。』(大和書房)の読書感想です。
この本について
孤独のときに何をすべきか、どう考えて行動するかを考える本。
お金や人間関係、自分磨きなど、独りのとき、自分を高めるためのアドバイスが満載の内容になっています。
以下、本書の読書メモです。
独りでも見栄えする外見を手に入れる(P28)
独りで飄々と存在感を出すために、ヒョロな体ではダメ。体を鍛えて、見栄えする外見を作る。
安いものにいいものはない(P40)
世の中に「安くていいもの」は存在しない。あるのは「適正価格でいいもの」。
いいものを手に入れるなら、お金をケチってはいけない。自分の品格が下がり、安くてダサいものしか手に入らない。
さげまんについて(P50)
男が人生で失敗しないための絶対条件は、さげまんをつかまないこと。
どんなに能力があって運がいい男でも、さげまんにつかまったら、人生が終了する。成功者が落ちぶれていく影には、必ずさげまんの存在がある。
さげまんの見分け方はシンプル。やたら友だち知人が多いこと。
女は本来一途で、自分の運気を一人の男に捧げる。本命の男に運気を注ぐのが女だが、友人が多い女は運気を分散させ、本命の男に役割を果たせなくなってしまう。
あげまんは本命は一人だけ、友人は本当に仲の良い友だちが数人。さげまんはキープ君多数、軽い仲の友人知人多数。
忙しいほど貧乏(P58)
会社組織はピラミッドであり、組織の下の階層にいる人ほど、忙しく、おまけに収入が低い。
金持ちより時間持ち(P61)
人生の究極の選択は、寿命を削ってお金をもらうか、お金で寿命をもらうか。
人生で本当に大切なのは時間。お金は稼げるが時間は稼げない。時間がなければお金がどれだけあっても仕方ない。
人間関係の悩みは消えない(P66)
人は生きていく限り、絶対に人間関係で悩む。
ただ、人間関係の悩みを完全になくすことはできないが、悩みを少なくすることはできる。群れから離れ、面倒な人間とは付き合わないことで、人間関係の悩みはずっと少なくなる。
独りのときは自分を磨く(P97)
世の中、本当に能力のある人は放置され続けることはない。
独りでいても、淡々と自分の能力を磨いている人は、やがて声がかかる。無意味に群れず、独り能力を磨き、自分を高めていけば、チャンスは来る。
合わない人に時間は使わない(P112)
合わない人は絶対に合わない。
人間関係でストレスをためないよう、合わない人は極力距離を起き、接触時間を減らす工夫をする。これが人間関係で悩まないためのシンプルな原則。
人と合う時間は全体の1%(P142)
ダラダラ人と合うより、時間の大半は自分のことに使う。
刺激を受ける人、尊敬できる人と合う時間も少しでいい。1日の大半を自分と向き合い、高めていく時間に使う。
感想など
独りの時間に自分磨くこと、無意味に人の輪に迎合しないことの大切が認識できる本。
人生、様々な人間関係で関わることになりますが、人と関われば、独りではできないことができる一方、自分の時間がなくなっていきます。
良い人、ご縁のある人と付き合う時間は、独りでは味わえない素晴らしい体験ができますが、意味のない付き合いをするくらいなら独り読書をした方が有効だと思います。
ただ、何のために独りの時間を有効に使うのか、目的を見失わないように注意したいところ。
独りで過ごす時間も価値がありますが、大切なのはバランス。
個人的には、独り黙々としたいことをやりつつ、ストレスのない範囲で社会的な人間関係を維持し、ご縁のある、一緒に時間を過ごして楽しい人間関係の時間を大切にしたいところです。
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