『清閑の暮らし』の読書感想 – 世捨て人たちの思想と実生活に迫る良書

清閑の暮らし: 隠者たちはどんな庵に住んでいたのか

家や暮らし、世捨て人たちのリアルライフとは。

大岡敏昭著『清閑の暮らし: 隠者たちはどんな庵に住んでいたのか』の読書感想の読書感想です。

この本について

「隠遁者」の思想と暮らしに焦点を当てた

歴史上の隠者たちを取り上げ、彼らがどのような思想を持って隠遁者になったのか、実際にどのような家で暮らしたのかをまとめた内容になっています。

取り上げられている隠者たちは次のとおりです。

○第一章

・陶淵明

・白居易(白楽天)

○第二章

・兼明親王

・慶滋保胤

○第三章

・鴨長明

・西行

○第四章

・芭蕉

・良寛

このような具合、取り上げられているのは、中国や日本の有名な隠遁者たち。

彼らがどのような理由で野に下り、隠遁生活を送るに至ったのか、どのような家を住処にし、どんな暮らしをしたのか、世を捨てた隠者たちの暮らしぶりが垣間見られる内容になっています。

感想など

「世を捨てた隠者たちの家」というテーマが興味深い一冊。

現代ほど便利でない時代、隠遁者たちがどんな暮らしをしていたのか、関心があって読んでみました。

この本の帯に書いてあるように、「貧しさを辛い抜いて自分の幸せを追求するの生き方」が全面的に肯定できるものではありませんが、窮屈で不自由な暮らしを捨て、無為自然、自分の価値観を大切に生きることは、価値があるもの。

世を捨て野に下り隠遁する男たちは、いつの時代にもそれなりの事情と独自の信念がある。そんなことが分かる一冊でした。

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