『インターネット・ゲーム依存症』の読書感想 – ネット中毒は麻薬中毒と同じくらい危険!?

インターネット・ゲーム依存症 ネトゲからスマホまで (文春新書)

ネット中毒&依存は麻薬依存と同じ?

岡田尊司著『インターネット・ゲーム依存症 ネトゲからスマホまで』(文藝春秋)の読書感想です。

この本について

ネット依存、ゲーム依存の危険性について説いた本。

脳内の神経ネットワークを調査すると、ネット依存者の脳は、覚醒剤などの麻薬依存者と脳と同じ乱れがあって、「ネット依存は麻薬依存と同じような危険性がある」という恐ろしい話が書かれています。

以下、本書の読書メモです。

ネット依存は怖い?(P4)

ネット依存者は、脳内の神経ネットワークの構造が麻薬中毒者と同じように変化しており、ネット依存が進み、重度の依存者になってしまうと、脳が破壊されてしまう危険がある。

依存で脳が影響を受けると(P7)

ネット依存で脳が変化すると、次の部分に症状が出る。

1・変化や快楽、善悪の判断、価値観に関わる判断

2・社会性や共感性、情緒

3・注意や記憶、遂行力など認知機能

ネットゲームの影響(P26)

ネットゲームを始めると起こるのが睡眠の変化。睡眠が不規則、短時間になり、次第に、ネットだけの世界が、現実に影響を及ぼしてくる。

睡眠が狂うため、学校に行けなくなり、規則正しい生活ができなくなってくる。また、集中力や注意力も低下してくるため、学校など社会で適応できなくなってくる。

ネットゲームの後遺症(P68)

ネットゲームで怖いのは後遺症。睡眠障害で生活が狂い、体内のリズムが狂ってしまう。そのため、普通の生活が難しくなってしまう。

スマホ依存の母親は児童虐待予備軍(P109)

近年問題になっているのが、スマホでゲームやLINEなどに夢中になる母親。

子どもが泣いているのに、スマホに夢中になって子どもを放置、ネグレクト。それが子どもの発育に関する重大な問題を引き起こす可能性を生んでいる。

ネット・ゲーム依存を防ぐポイントは家族との愛着関係(P211)

子どもをネットやゲームに依存させないためには、家族間の愛着関係が重要

親子関係が不安定で、心の支え、家庭に居場所がない子ども、親からのサポートを受けられない子どもは、学校や社会で対人関係の問題を抱えることが多い。

結果、依存対象としてネットやゲームを選んでしまうが、親子がしっかりと関係が持てていれば、子どもの変化に気付き、サポートすることができる。

感想など

毎日パソコンを使う私としては「ドキッ」としてしまう内容が多々。

「個人的にはネット中毒の領域に入っているのではないか?」と不安を感じましたが、今のところ夜はぐっすり眠れ、健康に問題はありません。

その点は安心ですが、確かに、スマホやパソコンでネットが使えないときは困ります。

便利で面白いものが出てくると、それが日常で必要になってきますが、ほどほどにしないと、知らない間に「それがないと落ち着かない」依存状態になってしまうのかも。

何事も、ほどほどが良いのかもしれません。

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