結論から言うと、こういう性格の人が長生きできる!『真面目な人は長生きする』の読書感想

真面目な人は長生きする 八十年にわたる寿命研究が解き明かす驚愕の真実 (幻冬舎新書)

長寿の秘訣は健康法ではなく性格にあり。

岡田尊司著『真面目な人は長生きする』(幻冬舎新書)の読書感想です。

この本について

寿命の謎について、数々の研究をもとに考察する本。

「長寿の秘訣は健康法ではなく性格に左右される」というのが本書のスタンスで、どんな性格が長生き傾向にあるのか、そうでないのかを解説。

この本を読めば、「俺はこれくらい長生きできかも」と分かるかも。

以下、本書の読書メモです。

長生きに必要な要素(P46)

勤勉な人は慎重で用意周到、危険や失敗に対して用心深い。そして、節制など自己コントロールができ、秩序やルールを大切にする。それが、結果的に長寿へつながっていく。

何歳になっても慎重さを失わない(P63)

長寿に不可欠なのは慎重さ。自分の行動によって失敗を招き、人生をダメにしてしまわないため、何事も慎重さが欠かせない。

気分のムラをおさえて、思慮分別をわきまえ、勤勉に安定して暮らしていく。それが、長寿に欠かせない要素となる。

いい人が長生きできない理由(P80)

愛想が良くていい感じの人は、人に対して必要以上に気を遣い迎合してしまう、依存性パーソナリティーの要素がある。

そのため、自分を殺し、相手の顔色をあわせてしまうので、それが強いストレスになる。強いストレスは、当然寿命にも影響してくる。

幸せだから成功できる(P86)

幸福は成功に先行する

人は、「お金を手に入れたら、良い妻を手に入れたら、○○を手に入れたら幸せになれる」と考えるが実際は違う。

もともと幸せだから成功できる。いろんなことが上手くいき、欲しいものが手に入る。幸福は好循環を引き寄せる。

逆に、不幸から始まると、不幸の連鎖にとらわれやすい。もともと不幸であるから失敗を引き寄せ、不幸から抜け出せなくなる。

特に重要なのは本人には選択できない子どもの頃の環境。例外もあるが、不幸な境遇に生まれた子どもは不幸になりやすい。

親が離婚すると(P117)

親の死別より、離婚の方が子どもへの影響が大きい。親の離婚は子どもの寿命を5年縮めるなど、親の離婚は深刻な影響を及ぼす。

また、父親がいない家庭の子どもも、その影響を受けやすい。

父親がいないことなど、直接子どもへの影響がなさそうに見えることも、実は子どもの運命に大きな影響を与えている。

健康のカギは中年期からの運動にあり(P133)

研究によると、活動的な人ほど長寿になる。そして、中年期以降、きちんと体を動かしている人ほど、長生きしやすい。

若いときに運動をしていても、中年期以降運動をしていないのはダメ。健康を保つなら、中年期以降、日々体を動かす習慣を持つ。

結婚と寿命(P151)

一般的に、独身者は結婚している者より不幸で、寿命が短くなると思われがちだが、近年は昔に比べ、その差は縮まりつつある。

結婚している者は、配偶者を失うというリスクがあって、配偶者を失うことは、とてつもなく大きなストレスとなる

そのため、場合によっては(離婚、配偶者との死別)、独身者よりも結婚している者の方が、寿命が短くなる場合もある。

この傾向は特に男性に強く、妻に先立たれたり離婚した場合、死亡リスクが跳ね上がり、独身者より寿命が短くなる。

離婚しやすい人の特徴(P164)

離婚は伝染する。親が離婚した人は自分も離婚しやすく、親が離婚していない人は、自分も離婚しない可能性が高い。

こんな相手とは離婚しやすい(P172)

1年以上付き合ってみて、毎週のようにケンカになるパートナーとは、結婚してもその関係は変わらない可能性が高い。当然離婚リスクもアップする。

離婚を経験したくないのであれば、付き合って頻繁にケンカしてしまうような相手とは、結婚するのはやめた方がいい。

幸福か不幸か、未来はある程度予想できる(P177)

将来の夫婦関係は、夫の幸福度で決まる。

男の場合、普段から夫婦関係で幸福を感じているのであれば、年をとっても健康で幸福である可能性が高い。

しかし、結婚生活が惨めで不幸だと感じていれば、将来は病気がちで、不幸な晩年を過ごすはめになる可能性が高い。

女性の場合は話は別で、女性自身が今夫婦関係に幸せを感じていても、幸せな老年期を送れるかどうかは分からない。

女性の夫が結婚生活で幸せを感じているかどうかが、女性の運命を決める。

感想など

「長寿の秘訣は性格である」という視点が新鮮な本。

健康、長寿というと、健康法や栄養だとか、そういう要素が大切なイメージがありますが、実際はその人がどんな性格であるのか、その方が重要であるとのこと。

まぁ、性格的にしっかりしていたり、自己管理できていれば、人生のいろんな危険やピンチにも対処できて、人間関係も破滅的にならず、結果的に長生きできるのは納得。

あと、面白かったのは、男の寿命についての話。

寿命的に、

結婚して結婚を続けている男>>>>>>独身男>>>>>>>>>>>>>>>妻を失った男(離婚・死別)

という話で、おまけに男の寿命は結婚生活の幸福度に左右されるというのはなかなか恐ろしい話。

今妻といて幸せなら将来もその可能性が高いが、もし今の暮らしが不幸なら晩年も惨めで不幸な可能性が高いとのこと。

うーん、恐ろしい話だ。

男は女で運命が変わるというのはいろんなところで言われていますが、寿命の面からも、それは正しいよう。

まぁ確かに、身近な知り合いの例でも、

・悪人面だった男が結婚して人相が良くなり、人生ハッピーで幸せ満開に

・順風満帆、イケイケだった男が結婚して離婚、全てを失い人生どん底に

こんな例があるので、まぁ間違ってはいないのかも。

誰といっしょに人生を過ごすか、それが男の運命に致命的な影響を与えるなら、男は結婚という覚悟が決まった段階で、人生の未来が決まってしまうのかもしれません。

長生き=幸せとは限りませんが、何にせよ、幸せな気持ちになれる人と暮らすのが、長寿や人生満足度、いろんな意味で一番なのかもしれませんね。

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