『お金に悩まず、幸せになれる方法』の読書感想。人として間違った生き方が不幸を招く?

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「お金を儲けて成功して異性にモテて有名になって、人よりたくさん良い思いがしたい」

そう思うのは人のサガなのかもしれませんが、必ずしも表面的な成功が幸せにはつながらない。

むしろ、表面的な成功に固執すればするほど人生に大きな不幸を引き寄せる可能性がある。

その真実に気づくことができるのが本書。西中務著『1万人の人生を見た弁護士が教える お金に悩まず、幸せになれる方法』(PHP)です。

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『お金に悩まず、幸せになれる方法』について

本書は、1万人以上の弁護を担当し、それぞれの人生を見つめてきた西中弁護士が自身の経験をもとに、人としての自然な在り方について説いている本です。

この本を読めばまさに驚愕。

「うらやましい」と思っている世の中の成功した人たち。お金持ちの人が、必ずしも幸せな人生を生きているとは限らない現実に気づくことができます。

私たちは、今よりもっと成功すれば。今よりもっとたくさんのお金があれば。

このように「もっと~さえあれば」幸せな人生を生きられると考えてしまいますが、著者の西中弁護士は「それは違いまっせ」と説きます。

人生で大切なのは表面的なことではなく、人としての在り方なのだ、と。

綺麗事は本当に綺麗事なのか?

おそらく、『お金に悩まず、幸せになれる方法』は読むべきタイミングというのがあって、今この本の話が必要でない人にとっては、「ただの綺麗事ではないか」と反発を覚えるかもしれません。

特に、いまの現状、生活に不満をお持ちの方。明日のことに思い悩んでいる方がこの本を読んでも、おそらくは読むときではないのだと思います。

逆に、これからの人生で何らかの野心を持って、さらに上を目指したい。夢を実現していい暮らしがしたい。

そんな意欲的な方にとっては、おそらく、この本の話がきれいごとではない、人生の真実を説く本として、より現実的に心に迫ってくることだと思います。

なぜなら、世の中には幸せな成功者と不幸な成功者あり。

人生の70%以上がうまくいっているにも関わらず、それによって、とんでもない不幸を引き寄せている人が、世の中にはいるからです。

「道徳」という人生の規範

この意味で、本書は、これから人生でますます野心を実現していこうとしている人にとって、ダークサイドに堕ちないための常備薬的な本になります。

具体的には自分のことだけを考えず、人からうらまれるようなことをしないこと。人として間違った選択をしないこと。

そういった、道徳的な話です。でもほんと、こういう道徳的な話が実は、とても大切なことなんだなぁ・・・。

お金は大切だけど、お金のことだけを考えていれば待っている未来は一つ。そして、地位や名誉。成功。美味しいことだけを求めて、自己中に振る舞っていればその後どうなるか。

長い人生で道を踏み外さないために、真剣に考える価値がある話が満載です。

正しさを目指さない

『お金に悩まず、幸せになれる方法』を読んで特に印象に残ったのは、「正しさ」にこだわりすぎないこと。

世の中、確かに間違っていること。正しいことはあります。

物事には「正義は我にあり!」という状況がありますが、そこで自分の正義だけを振りかざして相手を打倒しても。それが本当に幸せな結果にはつながらないと西中弁護士は説きます。

本書ではその具体例がいろいろ語られていますが、本当にこの話は示唆に飛んでいます。

だから人生自分のことだけ考えてはダメ。自分が勝つことばかり考えると、それは人を傷つけることにつながり、その因果が最終的に自分にまわってくる。

そういう話です。

最後に

ということで、読んでいて常に背筋が「ピン!」となってしまう本でした。

別に私自身人生が大成功しているわけでも、お金持ちでもなく、自分の理想の人生を完全に実現できているわけでもないですが、「確かにこの話はそのとおりだ」と納得できる話が満載。

話の本質としては、成功のダークサイドを説いたカリスマ経営コンサルタントの神田昌典さんが『非常識な成功法則』や『成功者の告白』で説いてる話と共通するポイントがあります。

つまり、人生上を目指して進んでいくその過程においてまさに、地雷が隠されていること。

それに気づかないと成功の階段を登り終えた瞬間、地雷を踏み、最初からやり直すどころか、むしろもっとひどいことになる可能性があること。

そのことを教えてくれます。

結局人は誰かに生かされていること。自分自分と思い上がらず、謙虚に生きていくこと。そういうことって、やっぱり大切ですね。

本はこちら

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