投資のプロが教える投資で損しない心構え。『ずば抜けた結果の投資のプロだけが気づいていること』の読書感想

ずば抜けた結果の投資のプロだけが気づいていること 「すごい会社」の見つけ方 (幻冬舎新書)

「株でも始めようか」と思ったら最初に知っておきたいことがこちら。

苦瓜達郎著『ずば抜けた結果の投資のプロだけが気づいていること 「すごい会社」の見つけ方』(幻冬舎新書)の読書感想です。

この本について

ファンドマネージャーとして現役で活躍する著者が、投資での心構えや考え方を一般向けに分かりやすく解説している本。

株でお金を儲けるにはどうすればいいか、どんな会社に投資をすればいいか、そしてどんな投資をしてはダメなのか、その基本的な事柄について、分かりやすく理解することができます。

以下、本書の読書メモです。

はじめに(P18)

株式市場は投資家や会社にとって横暴な上司のようなもの。無理難題を押し付けてくるし、何より下品で、間違いだらけ。

つまり、株式市場を完全に理解して予測することは不可能。投資を始める前提として、そのことを理解しておく必要がある。

大企業のデメリット(P52)

大企業は組織が安定している仕様上、どうしても軽さや柔らかさが欠けた組織になりやすい。

つまり、その場その場の状況に応じた柔軟な対応ができないので、投資対象としてはある意味手堅いかもしれないが、予想外の成功はおさめにくい。

逆に、中小企業の場合、大企業のような安定性はないものの、トップの判断で物事を柔軟に変えていけるフットワークの軽さが魅力。

誰も気づいていないチャンスを見つけたい場合は、今後躍進が期待できる中小企業に着目していくことが大切。

2つの投資(P61)

投資には、1)バリュー投資、2)グロース投資、この2つの考え方がある。

バリュー投資とは過去の実績などをもとに今の株価が適切なのかを判断して投資をする考え方。

一方グロース投資とは、今後高い成長が見込める会社に投資する考え方。

過去の実績かそれとも今後の可能性か。視点の違いで投資対象はガラリと変わってくる。

こんな経営者はヤバイ(P72)

経営者のなかには、良いところだけ見せようとして、悪いところは一切見せないタイプの人がいる。

過去に起こった悪いことにフタをして、良いところだけを語ろうとする経営者は信頼に値しない。投資対象としてその会社はやめておいた方が良い。

なぜ『会社四季報』がおすすめなのか(P85)

株を始めるなら『会社四季報』がおすすめな3つの理由。

1・上場企業の財務情報、業績予想など、重要な情報が掲載されている。

2・業界担当記者が書いている「業績予測」や「材料記事」は特に価値が高い。

3・『会社四季報』を読むことで、会社の長期的な動きを予想することができる。

投資に向いていない人(P161)

頭でっかちで「自分の考えは絶対に正しい」と凝り固まってしまう人は、投資に向かない。

投資は想定外の連続。「自分が正しい」と思っても、狙いを外すことはしょっちゅうある。どんなに勉強して、最善の手を打っても、リスクをゼロにすることはできない。

だから何かにつけて「自分の考えは間違っていない」と考えがちな人は、投資に手を出さない方が良い。

株で負ける黄金パターン(P163)

株で勝つときはいろんなパターンがあるが、負けるパターンは決まっている。それは、人の半歩先を歩くこと。

自分で先をゆこうとせず、有名投資家やニュースなどの話を聞いて後追いで投資する。これが完全な負けパターン。

株式市場は様々な人の思惑が飛び交う市場。「○○株が上昇中!」という話が表に出ているときは実は、「もうその株からは撤退しておけ」というサイン。

遅れて投資した人は値上がりした高値で株を書い、そして損をする。これがお約束。

早い話、株でも何でも、「○○が儲かっている!」という話が表に出てきたときはもう遅い、ということ。

決してそれに飛びついてはいけない。

感想など

タイトルに惹かれて読んでみた本。

株とか投資とか、正直全く興味がありませんが、

「これから価値がでるものを見極める。本来価値が高いものを見極める」

という投資の考え方は、いろんなところで役に立つ視点かもしれないとこの本を読んで実感。

今のご時世、ビットコインだとか新しい「儲け話」が世の中をにぎわせていますが、本書で述べられている通り、後追いは損するお約束。

夢と希望を託すのもありかもしれませんが、投資は自己責任。自分なりの価値観と視点を持って、お金を投資したいものです。

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