「自分らしい生き方を見つけたい!」と思ったら読む本。『「あなた」という商品を高く売る方法』の読書感想

「あなた」という商品を高く売る方法―キャリア戦略をマーケティングから考える (NHK出版新書 524)

誰かに必要とされてお金を稼げて生きていける。そんな「自分の居場所」を見つけるための考え方がこちら。

永井孝尚著『「あなた」という商品を高く売る方法 キャリア戦略をマーケティングから考える 』(NHK出版新書 524)の読書感想です。

この本について

マーケティングの視点からキャリア戦略を考えていく本。

これからの時代を生き残るために必要なのは、大きな会社に勤めたり安定した仕事を手に入れることにあらず。

「常に自分の商品価値を意識し、それを高めていく者だけが生き残っていける」というのが本書の考え方。

では具体的にどうすれば自分の商品価値を高めることができるのか、というのが本書の内容。自分を安売りしないために知っておきたい考え方が満載です。

以下、本書の読書メモです。

はじめに(P3)

キャリアを考える上で真っ先に意識したいのは、「誰が自分を一番必要としているか?」という視点。

自分が何ができて、どんな強みがあるのか。それを知ることはもちろん大切だが、自分を評価して必要とするのは他人。

どんな人が一番自分を必要としてくれるのか。それを考えることこそが、キャリアを考える上で最も重要なこと。

生き方のこだわり(P22)

人から必要とされる人になるために大切なのは、人とは違う何かを持つこと。そのために大切な戦略が他人との競争を避けて自分の好きなことにこだわること。

自分が好きなことにこだわる。それによって自然と人と自分を差別化できる。そうなれば、最終的には自分の商品価値が上がる。

これがキャリア戦略における基本的な考え方。

「戦わずして勝てる場所」を見つける(P54)

現代、ビジネスは複雑化かつ細分化され、様々な顧客ニーズが生じるようになった。

そのため、どこかの場所で、自分を必要としてくれる人が、どこかに必ずいる。それを見つけることこそが自分オリジナルのキャリアを見出すことであり、生き残る道。

そのためのカギとなのが、「効率化出来ず、自分にしかできないこと(他の誰にもできないこと)」を見つけ、かつ「自分を必要としてくれる人たち」を見つけること。

この2つの条件が合致する場所こそ、自分が輝きながら生きていくことができる場所。すなわち、キャリアの目的地(バリューポジション)となる。

偶然が成功の道につながる(P79)

成功したいなら偶然を偶然と思ってはいけない。天職や成功のためのキャリアは、日常のふとした偶然によって見つかることが多い。

まずは今目の前のことを楽しみつつ、毎日を過ごす。そのなかで、気になること、偶然知ったこと、興味が湧いたことは積極的に挑戦してみる。

そのなかから、人生が変わる何かが見つかるかもしれない。

行動回数→成功の確率(P100)

結局人生で成功したいと思うなら、行動を増やすしかない。

単純だけれど、行動を増やせば成功の確率が上がる。一度で成功できなくても、何度も行動していれば、そのうち成功できる。

仕事で成功するために必要なのは(P104)

面白いから夢中になれる。これこそが仕事で成功するために一番大切なこと。

夢中になれることは自然と創意工夫ができる。するとそれは誰からも真似されにくい、自分のオリジナリティとなる。

仕事にオリジナリティを持ち、そのオリジナリティを評価してくれる人を見つけることで、仕事で成功できる。

だからこそ大切なのは、まず自分が夢中になれるものを見つけること。単純に「面白い」と思う仕事を見つけること。

これからの人間関係(P179)

これからの人間関係で重要なのは、太いつながりではなく、無数の細いつながり。

それほど仲良くはないけれど、顔を知っている。めったに会うことはないけれど、趣味でつながっている。

仕事以外、そのような細いつながりをたくさん持っておくこと。それによって、思いもよらぬ情報をゲットでき、人生が変わる可能性がある。

感想など

「これからの時代を生き抜けるのはオリジナリティのある人である。自分の居場所を見つけられる人である」

という本。

内容については完全に賛成で、人から必要とされる人になること。そのためには、自分にしかできない付加価値を提供できる人になること。

これは「本当にそのとおり!」と実感しています。

結局、人と同じことしかできない人は、仕事で成功したり、自分らしい人生を手に入れることはできません。

逆に、自分しかできないことを追求していくことで、それは誰からも真似されない何かを作り上げていくことができます。

そこにこそ価値があって、それを評価してくれる人は、どこかで見つかります。

早い話、「この仕事はあいつにしかできない」という人になることが大切で、ではそれをどうやって見つけていけばいいのか、というのがこの本のメインテーマ。

これは、自分のキャリアだけでなく、生き方を考える上でもとても大切なテーマだと思います。

この考え方を知っているか知っていないかによって、生き方及び可能性の範囲が随分変わってきます。

これからの生き方、そして働き方を考えたい方は、得られるものがきっとたくさん、あるはずです。

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