『「成功」のトリセツ 』の読書感想 – 成功本を読んでも成功しない理由を考える本

「成功」のトリセツ (角川フォレスタ)

成功の傾向と対策をこの本で。

水野俊哉著『「成功」のトリセツ 』(角川フォレスタ)の読書感想です。

この本について

成功本についてのトリセツ本。

なぜ成功本を読んでも人生が変わらないか、現実が変わらないのか、この本を読めばその理由が分かるかも。

以下、本書の読書メモです。

成功本に綺麗事が書かれている理由(P12)

成功した人が出した本には、たいてい「努力が大切」「感謝の気持ちを持って謙虚にいること」などの「綺麗事」が書かれている。

なぜ成功者が「綺麗事」を語りだすかというと、彼らが成功で傲慢になることを自制するための、自分に向けたメッセージだから。

まだ成功していない人にとって成功者の「綺麗事」はまったく役に立たない

世の中は不平等。善人が栄えず、悪人がはびこるのが世の中の現実。

お金稼ぎを諦めたり、チャンスへの貪欲さをなくしてしまえば、すぐに蹴落とされてしまうなか、「綺麗事」を信じてしまっているうちは、いつまでも成功できない。

成功はティッピング・ポイントの後にやってくる(P26)

「雨垂れ石を穿つ」の言葉どおり、日々行動を続けていると、それがある時点で、大きな変化をもたらす力に。

結果を出すためには、結果が目に見えない時も、労力を投資し続ける必要がある。

例)

・売れなかった芸人が、長い間下積みを続けていると、あるときから一気にブレイクする。

・広告していたのに売れなかった商品が、ある時点で急激に売れ出す。

何かを得るためには何かを差し出す(P52)

人生はトレードオフ。何かを得たければ、何かを差し出す。

自由に生きたければ会社を辞めなければいけない。安定が欲しければ自由な生き方を諦めなければならない。

お金を増やすシンプルな法則(P68)

お金ちになるための原則。

1・収入を増やす。

2・支出を減らす。

3・運用利回りを増やす。

目指すは高時給(P123)

多くの会社員が拘束時間の長さにも関わらず給料が高くないのは、時給が高くないから。

世の中、短時間働いて、あり得ないくらいの大金を稼ぐ人々がいるが、彼らは例外なく、時給が高い。だから短い時間しか働かなくても、大きな収入を稼げる。

時給は利益率。独立して仕事をするなら、この時給感覚を大切に、仕事をしていく。

貧乏だからこそ結婚する(P228)

収入を理由に結婚を諦める若者が多いが、結婚は貧乏なときにこそした方がいい。

貧乏なときに結婚した相手だからこそ、どんなときも一緒にいられる。お金あってついてくる相手は、お金がなくなれば去っていく。

お金がないと一緒にいられない人と結婚しても、幸せにはなれない。

感想など

なぜ成功本には道徳的なお題目が多いのか、たくさんの成功本が売れているのに成功する人がその数に比例しないのか、「なるほどなぁ」と思い読了。

成功と言っても求めることは人それぞれかもしれませんが、周囲や世の中に惑わされず、「これが自分にとって意味のある成功なんだ」というものを、追い求め、日々できることをしていく。

目指すべき山を自分で決め、その頂上へ。たとえそこへたどり着くためのバス賃が足りなくても、目指すこと自体に意味があるのかもしれない。

成功とは何なのか、その意味を自分なりに考えること、それが大切なのかもしれません。

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