「自分は今のままでいいのだろうか?」と悩んだら読む本。『カイジ「したたかにつかみとる」覚悟の話』の読書感想

(文庫)カイジ「したたかにつかみとる」覚悟の話 (サンマーク文庫)

かっこ悪くてもいい。大切なのは覚悟すること、そしてがむしゃらに前に進んでいくこと。

木暮太一著『カイジ「したたかにつかみとる」覚悟の話』(サンマーク文庫)の読書感想です。

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この本について

人気漫画『カイジ』から人生の教訓を見出す本。

この本では「覚悟」をテーマに、人生どんな態度で生きていくことが必要なのか、なぜ自分の人生で覚悟を決めることが必要なのかが分かりやすく、かつ熱いメッセージが満載の内容となっています。

以下、本書の読書メモです。

生きるために必要なこと(P24)

人生真っ直ぐ正直に生きることも大切。しかしそれ以上に大切なのは、生きていく上でしたたかさを持つこと。

人生、正論だけではどうにもならないこともある。

生きていくためには、現実第一主義で、賢く立ち回るしたたかさが必要。生きるためにはそれは仕方ないこと。だからもっと人生ではしたたかさを持っていい。

ルールについて(P27)

ルールは本来人のために作られたもの。しかし、実際はルールによって人が不自由になり、不幸になってしまう側面がある。

だからルールは必ずしも守ればいいというものではない。ときにあえて、ルールを無視し、破る。そんな柔軟性も必要。

いい人を目指さない(P46)

いい人=毒にも薬にもならない中途半端な人。誰かに好かれようといい人を演じることは、反対もせず、自分の意見も表明しない中途半端な人になるということ。

世の中、いい人をやめなければ、自分の人生をつかむことはできない。誰に反対されようが嫌われようが、自分の筋を通す。自分の道を行く。それが人生を生きるということ。

まずやってみる(P60)

兵は神速を尊ぶ。したいことがあればまずやってみる。

完璧に準備が出来てから始めても遅い。準備が出来ていようがいまいが、チャンスがきたらすぐ行動に移す。それが人生を変える。

情弱ビジネス(P83)

自分の頭で考えない、無知で依存的な人に夢を吹き込みお金を巻き上げる、それが情弱ビジネスの本質。

今、この手の情弱ビジネスが跋扈しており、何も知らない、自分の頭で考えようとしない人が、詐欺師に夢を見せられて大金を巻き上げられている。

情弱ビジネスで儲かる人はただ一人、売る側の人間であり、騙された人の元には結局何一つ残らない。

それが自分の頭で考えず人の言いなりになることの代償。

こんな幻想はNG(P154)

真面目に頑張っていればいつか誰かが自分を認めてくれる。これがよくある間違った幻想。評価されない人は一生評価されないし、評価されるためには誰かに自分のことを知ってもらう必要がある。

まず、世の中真面目にやっていれば何とかなるという考え方をやめなければいけない。真面目にやっていなくても上手くいく人なんてたくさんいる。

信じる者は救われる的な考え方をやめること。そしてどうすれば人に評価され上手くいくか自分自身の頭で考え行動し、試行錯誤すること。現実的に考えること。

収穫逓減の法則(P203)

人生完全な満足などない。どんなことも、必ず飽きて満足できなくなる。同じ努力をしても、得られるもの、満足感はどんどん減っていく。

感想など

結局人生で何より必要なのは覚悟。「覚悟を決めて前へ進んでいくことが道を拓く」ということが分かる本。

文章は淡々としているように思いますが、なんというか言葉に熱い何かが込められている、そんな本です。

本書の最後なんか特にいい。少し長いですが、引用します。

私がこの本を書いたのは、自分自身が仕事でうまくいかなかったときに、『カイジ』を読み返して重要なものに気づかされたからです。

私たちは自分の目標や夢を実現させるために、日々必死に仕事をし、本を読んだり講座を受けたりして勉強をし、成長しようと頑張っています。私もそうでした。

でも、あるとき、まったく前進していない自分に気づきました。必死に仕事をしても、何冊本を読んで勉強しても、状況が何も改善されていなかったのです。

知識やいわゆるノウハウはたくさん溜め込みました。でも、現実は変わっていませんでした。そこでようやく自分で気づきました。

必要なのは、「やり方を知っていること」ではなく、「どんなに不格好でもいいから、覚悟を持って突き進むこと」なのだと。

(おわりに、P250)

これは本当にそのとおりだと思います。

結局「自分でこうする!」と覚悟して、がむしゃらに突き進んでいく。

迷ったりしているうちはまだダメで、「もう後には引かない!進んでいくしかないんだ!」という不退転の決意こそが、奇跡を呼ぶ正体ではないかと思います。

あれこれ勉強して知識やノウハウを学ぶことも大事かもしれないけど、結局は自分がすべきことを知り、愚直にそれをこなしていく。

結果など気にせず、ただがむしゃらに取り組んでいく。そうしていれば、気がついたときに、人生で見える現実が変わっていることに気がつく。

そういうものだと思います。

ということで、マンガをテーマにした本ですが、やる気を刺激されるというか、読んだ後はとても清々しい気持ちになります。

人生で今いろいろ迷われている方は、この本を読むと、自分のすべきことに気がつき、スッキリ前へ進んでいくことができるかも。

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