どうしたら仕事で結果を出し、世の中で一廉の人物になることができるのか?
そのヒントが分かるのがこちら。見城徹&松浦勝人著『危険な二人』(幻冬舎文庫)です。
この本について
本書では出版業界。音楽業界。それぞれの業界で活躍しているトップランナーの2人が対談。
ざっくばらんに人生、恋愛、仕事、生き様。語り尽くしている一冊になっています。
本書を読めば、トップを走る人は「自分」という核を強く持った上で、他の人とは違う考え方。行動をしていることがわかります。
対談を読めば理解できない話もありますが、すごい人がすごいのはそれ相応の理由があること。
その当たり前のことに気づくことができます。
本書のポイント
出版業界。そして音楽業界。業界は違えど、自分のフィールドできちんと結果を出しているトップランナーはどんな考え方をしているのか。
本書を読んで勉強になるのはまさにそこ。
見城徹さんに松浦勝人さん、それぞれ考え方、表現の仕方には違いはあれど、それぞれがそれぞれ、自分の確固たるスタイルがあることがわかります。
そのスタイルに従って自分のいる業界で結果を出している。では、そのスタイルとは何なのか。
この視点で本書を読むと、勉強になる話が満載です。
感想など
人と違う結果を得たいなら、人と違うことをしなければいけない。
人並みの努力は人並みの結果にしかならず、人より一歩先に出るためには、自分ができる人とは違う何かをしなければいけない。
『危険な二人』を読んで真っ先に実感したのはこれでした。
俺が嫌いなのはアバウト、表面的、粗雑、うわべ、小手先、帳尻合わせ、その場しのぎみたいなことなんだけど、それさえ憎んでいれば、仕事も人生も大抵うまくいきますよ。正面突破できない人とは付き合えない。
見城徹、P18
という言葉も本当に心に刺さります。
表面的に立ち回るのではなく、真っ直ぐ堂々と進んでいく。自分が言いたいこと、伝えたいことはしっかり伝える。
小利口な人生はそれはそれで無難かもしれないけれど、それではやはり、小利口なままで小さく終わってしまう。
そうではなく、人から勘違いされたり、拒否されたり、いろんなリスクを恐れずに、自分の言いたいこと、伝えたいことを伝えていく。
こう考えると、仕事も人間関係も。そして人生さえも。自分の考え方次第なのも、確かなのかもしれません。