一言で言えば、まぁムリしない程度に頑張れ、という話。『人は自分が期待するほど、自分を見ていてはくれないが、がっかりするほど見ていなくはない』を読む

人は自分が期待するほど、自分を見ていてはくれないが、がっかりするほど見ていなくはない

「真剣」という言葉の意味を実感したいならこの本がおすすめ。

見城徹、藤田晋著『人は自分が期待するほど、自分を見ていてはくれないが、がっかりするほど見ていなくはない』(講談社)の読書感想です。

この本について

幻冬舎の見城徹社長とサイバーエージェントの藤田晋が仕事で結果を出すための考え方、独自の信念について熱く、そして力強い確信を持って語っている本。

「最近のオレはどうもだめだ。仕事で結果を出して、一皮むけた男になりたい!」と思ったときにファイト一発、気合を入れてくれる内容になっています。

以下、本書の読書メモです。

はじめに(P15)

仕事=人生そのもの。仕事をサボり、楽をする人生は虚しい。

仕事を仕事となめず、人生そのものだと思って取り組む。そうすれば、仕事も人生も充実する。

向上心を持つ(P20)

現状維持なら誰だってできる。しかし、昨日よりも今日、より良い自分になれる人は少ない。

だからこそ、常に変化。自分をどんどん成長させていくことが大切。現状に甘んじていてはダメ。

ベストセラーとは(P78)

どんなにくだらない本でも、売れれば正義。この意味でベストセラーは存在そのものが正しい。

たくさん売れる、それはたくさんの人がその本を必要としている証。ベストセラーとは、それだけすごいこと。

失敗との付き合い方(P84)

失敗から教訓が学べるのは当たり前のこと。逆に、うまくいったときにこそ、教訓を得るべき。

うまくいったときにこそ実は、次に転ぶ原因が隠されている。

失敗をすれば人は謙虚になり、素直に学べるが、うまくいっているときは、なかなかそうはいかない。

だからうまくいっているときにこそ、この成功によってピンチがやって来るかもしれないということを自覚し、準備しておくことに意味がある。

何かを得れば何かを失う(P96)

大人の世界では何かを得るためには何かを差し出さなくてはいけない。あれもこれも、すべて欲しがることはできない。

必要な物事の優先順位をハッキリさせ、不要なものは素直に差し出す。本当に欲しいものを手に入れるために。

メモ活用法のすすめ(P109)

年を取れば記憶力も衰える。

浮かんだアイディア、やってみたいことなど、覚えておきたいことはきちんとメモを取ること。

寝食を忘れて夢中になる(P129)

ゲームでもスポーツでもネットでも、なんでもいいから、24時間寝食を忘れて没頭できるほどの何かを持つこと。

人生、一つのことにトコトン夢中になれる人は、魅力的な人になれる。何一つ夢中になれることがない人は底が浅い。

付き合っていても面白くない。

「逆転を狙わない」という発想(P169)

ピンチになったり、追い込まれたしたときは、そこから一気に抜け出そうと、一発逆転を狙いたくなるものだが、それがいけない。

かえって、ますますピンチを引き寄せてしまうことの方が多い。

追い込まれたときはむしろ、流れに逆らわず、じっとしている方がいい。リフレッシュしたり、現実逃避で休んでもいい。

そうすればそのうち流れが変わる。流れが変わったときこそ、自分ができることを着実に進め、逆転していけばいい。

努力をする価値は必ずある(P179)

頑張れば頑張っただけ、必ずどこかで、それを見てくれている人がいる。

もちろん、頑張っていてもみんながみんな、その頑張りを見てくれているわけではない。しかし、必ずどこかで誰かが、頑張っているところを見てくれている。

だから大切なのは自分を信じて努力を続けること。その努力は絶対に無駄にはならない。

敗北とは(P190)

敗北とはすべてプロセス。

敗北は人生終了の合図でも何でもなく、ただの過程。つまり失敗の次には、別の展開が待っている。

失敗したからといって、なんということはない。「人生もうダメだ」など、重く考えすぎないこと。

脱安定志向の大切さ(P198)

人はすぐに安定を求める。そして、楽に走る。その気持ちに流されてしまえばもはやそれまで。成長も変化も見込めない。

だからトップが安定志向になればその会社は終了。崩壊は近い。

自分にとって本当に大切なもの(P207)

自分の人生にとって本当に大切なものは何なのか。何が起こってもどんなときでも、その最優先に大切なものを、大切にすること。

本当に大切なものを守ることができれば人生はそれでいい。人生の価値判断を、絶対に間違えないこと。

感想など

仕事、人生、生き方全般、心が熱くなるメッセージが満載の本。

本気の男は人生後悔しない。そのためには日々全力で生きること。満足することが目的ではなく燃焼し、燃え尽くすこと。

そんな熱い生き方をするための、まさにバイブルという印象です。

個人的に特に印象に残ったのは、失敗を過程と考え、前へ前へ進んでいくこと。そして、うまくいったときこそ、次の失敗の原因があるという考え方。

そういえば、私の地元で某大企業の下請けの会社をしていた元社長さんの方がいて、先日、実家にご飯を食べに来たとき、こんなことを言っていました。

「イケイケドンドンでうまくいっとるときこそ、ケツの穴を引き締めて、罠に注意せにゃならん」

このときなぜか、この言葉がすごい「ピン!」と来て、その意味をじっと考えていたのですが、今はとても腑に落ちています。

大切なのは、失敗してうまくいっていないときよりも、むしろ、良い状況が続いていて、安心しているとき。

そう、このときにこそ大きなピンチの原因が隠れていて、それをなんとかしなくてはいけない。

だから現状がうまくいっていようが何だろうが、調子に乗らずに努力を続ける。そういうことだと思います。

このような感じで、1つ1つの文章に圧倒的リアリティが込められている本で、覚えておきたい言葉が満載。

疲れたとき、立ち止まりそうになったとき、もう一歩前に踏み出したいときはきっと、この本がその手助けになってくれるかも。

仕事に、そして人生に頑張るあなたにおすすめしたい一冊です。

本の購入はこちら

コメント