謙信と信玄が戦国最強な絶対的理由。『川中島合戦 戦略で分析する古戦史』を読む

川中島合戦:戦略で分析する古戦史

なぜ川中島の戦いが歴史に残る名勝負になったのか?

海上知明著『川中島合戦 戦略で分析する古戦史』(原書房)の読書感想です。

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この本について

越後の上杉謙信と甲斐の武田信玄、戦国時代屈指の名将が直接刃を交えた歴史上名高い「第四次川中島の戦い」について、

・なぜ「川中島」で両雄が戦うことになったのか?

・合戦に至るまでどのような経緯があったのか?

・上杉謙信と武田信玄はそれぞれどのような駆け引きをしていたのか?

・実際の戦はどのようなものだったのか?

など、歴史資料を始め、様々な角度から川中島の戦いの実像について迫る本。

特に、パワーバランス、つまり上杉謙信と武田信玄の力関係に視点を置いた考察は川中島の戦いが、起こるべくして起こったことを納得させてくれます。

そして、なぜ戦いが川中島という場所で起こなわれたのか、その理由が自然と理解できる内容になっています。

感想など

こちらの動画をYouTubeで見て「読んでみよう」と思った本。

戦国時代最強の武将は上杉謙信と武田信玄。

そして、川中島の戦いが単なる地方での小競り合いではなく、実は全国に歴史的な影響を及ぼした日本史上、超重要な合戦であることが認識できた本。

川中島の戦いの一般的なイメージとしては、上杉謙信と武田信玄、戦国最強の2人が川中島を舞台に決戦。

小競り合いを繰り返し、最終的には互いに労力と時間をムダにした「利益なき戦い」のようなイメージがありますが、本書を読めばそのイメージは一変。

川中島の戦いによって上杉と武田以外、周辺諸国、しいて関東や東北、そして近畿。実に広域に大きな歴史的影響を及ぼした合戦であったことが理解できます。

そして、改めて、なぜ上杉謙信が戦国最強の武将なのか。それに相対した武田信玄もいかに強い武将だったか。武将たちのロマンに胸が熱くなります。

戦国の覇者となった徳川家康を三方ヶ原の戦いでわずか4時間で壊滅させた武田信玄。その武田信玄を討死寸前まで追い詰め負傷させた上杉謙信。

第四次川中島はまさに最強と最強。トップ同士の偉大な戦いであったことが、この本を読めばよく分かります。

特に、私のような上杉派の人間にとっては、謙信の強さが改めて浮き彫りになる本で、

・謙信がなぜ川中島で決戦を挑んだのか?

・信玄をおびき寄せるためにどんな手を打ったのか?

これらの解説については特に、まるで小学生に戻ったときのように、ワクワクして読了。戦国の歴史の面白さはまさに武将→人にあることを実感しています。

川中島の戦いは起こるべくして起こったこと。そして合戦のなかに、当時の戦国武将最強の2人の知略が壮絶に込められた決戦であったこと。

それが理解できただけでも、歴史ファンとして納得。謙信派の方にも、そして信玄派の方にも、とくにおすすめしたい川中島本になっています。

ともかく、いかに謙信と信玄がスゴいか、そのことが納得できる本です。読後はこの本を持って川中島へ行きたい。

そんな気持ちになりました。

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