『まるごとヴァイオリンの本』の読書感想 – 初心者でも分かる超ヴァイオリン入門

まるごとヴァイオリンの本

練習法、教室探し、ヴァイオリンを始めたいと思ったら読みたい。

石田朋也著『まるごとヴァイオリンの本』(青弓社)の読書感想です。

この本について

ヴァイオリンの入門本。

ヴァイオリンを演奏することの考え方、良い音を出すための練習法や心構え、先生に習うときの教室選びなど、知っておきたいヴァイオリンの情報が満載の内容になっています。

以下、本書のメモです。

クラシックの原則(P12)

ヴァイオリンでクラシックを弾くときの原則は、楽譜通りに弾くのが原則。

気持ちを込めて弾くのも良いが、クラシックは古典音楽。演奏のルール、原則ができている。原則に則って演奏することが大切。

演奏の姿勢について(P19)

ヴァイオリンを弾く姿勢は、ヴァイオリンを良い音で鳴らすことができる姿勢で。

良い音を出すためには、ヴァイオリンと弓を効率よく振動させることが必要。なので、ヴァイオリンを演奏する姿勢は、良い音を出すためにとても重要。

曲を練習する手順(P77)

曲を練習するときは、ヴァイオリンで弾いてみる前に、弾こうとする曲を、全体的に把握しておくことが大切。

CDで曲を聴いたりして、曲のイメージをつかむ。「作曲者はどんな背景でその曲を作ったのか」など、曲の背景知識も押さえておくのも良い。

CDを聴いてイメージをつかんだら、解説を読み、楽譜を見て音にしてみる。譜読みをし、それから二回三回と譜読みをし、曲への理解を深めていく。

良いヴァイオリンを選ぶ考え方と知識(P102)

良い音の考え方はいろいろあるが、クラシックのヴァイオリンの良い音とは、「張りがある」「大きな音」。ストラディバリウスなど、いわゆる名器は、これらの特徴を兼ね備えている。

楽器購入について(P136)

楽器はご縁。ふと立ち寄った楽器店でお気に入りの愛器と出会う、それはまさにご縁。

試奏して「!」と気に入った楽器があれば、一度弾かせてもらったあとに日数を置いて再度その楽器を試奏。また「!」と来るものがあれば、その楽器を手に入れるべし。

ヴァイオリンの先生探し(P209)

ヴァイオリンを習うために重要なのが先生選び。

先生を探すときに一番重要なのは、「その先生に習うことで自分が上達するか」ということ。習い始めるとお金を払うことになるので、それは一つの投資になる。

投資をするならリターンの計算は必須。レッスン料を払って、きちんと上達できるかどうか、そこを考えて先生を選ぶと良い。

グループレッスンか個人レッスン(P217)

楽器のレッスンにはグループレッスンと個人レッスン、二種類ある。どちらが絶対に良いというのはなく、それぞれメリット&デメリットがある。

・グループ

→レッスン料が安く、グループなので他の人の動作を見ながら練習できる。初心者段階ならグループでも問題なし。グループ練習なので、細かい指導は期待できない。

・個人

→レッスン料が高いが、しっかり見てもらえる。濃い練習ができる。ただし指導者との相性あり。

習い事をする前に(P236)

ヴァイオリンを習い始めるときに、向き不向きを考える必要はない。時間や金銭面がしっかりしていて、人の話が聞けたり、挨拶ができる人であれば、習い事に十分向いている(逆の人は習い事に向いてない)。

感想など

ヴァイオリンを習い始めたので読んだのですが、ヴァイオリンを演奏することはどういうことか、練習、音、教室選び、初心者に必要な情報がたくさん詰まっていて、とても勉強になりました。

「ギターやってるから指が動くだろう」と思ってヴァイオリンを始めましたが、これがまた難しい!

右手の弓の動きとか、最初はギーギーギコギコ、それはまぁひどい音。「キラキラ星」が弾けるまで時間がかかりましたが、難しいけど面白い、そんな印象です。

ヴァイオリンが興味深いのは、ヴァイオリン本体はもちろん、弓、松脂、姿勢、ヴァイオリンの持ち方、いろんなことで音が変わってくるところです。

奥が深い楽器ですが、ヴァイオリンはクラシックなので「型」を覚えることがとても大切ではないかと感じています。

自分流に好き勝手やるのではなく、既にあるルールを踏襲、しっかり守って、コツコツやっていく。この本を読めば、その基本が勉強できます。

「ヴァイオリンを始めた、基本的なことをしっかり理解したい」

というとき、参考にしたい本です。

本はこちら