結局は、自分と向き合うことが人生を変える道。
池田貴将著『人間力の磨き方』(きずな出版)の読書感想です。
この本について
「私はこんなふうに人生で試行錯誤してきた」という著者による自己啓発本。
人生で悩み、自分を高めるためにはどうしたらいいか、悩みながらも前に進もうとする著者の姿勢に共感。
「オレも頑張ってみるか!」と刺激を受ける内容となっています。
以下、本書の読書メモです。
自分に誠実であるということ(P8)
自分の気持ちを大切にして生きることは難しい。
しかし、自分に誠実になり、本音で生きるようになると、同じ想いの人とつながることができる。
現実逃避はたやすい(P22)
辛い時、思い通りにならないとき、気休めの現実逃避として、マンガやゲーム、いろんなところに逃げ道はある。
確かに、逃げることで気持ちは楽になるが、現実は何も変わらない。現実逃避しても、あるのは相変わらず惨めな状態だけ。
結局最後には、現実と向き合うほかない。
逆境こそ頑張る(P25)
人生だれでも順境と逆境がある。
人生、思い通りにいき、辛いことなく物事が進んでいく状況は楽だが、いつまでもそんな状態が続くことはない。
大切なのは、人生の冬、逆境のとき。
辛らい時期、どうしてもその辛さから逃げ出したくなるが、逆境こそ人を成長させる時期。辛い時だからこそ、自分の根性が叩き直され、人間が磨かれる。
逆境のときは、自分の人間性を高める時期と考え、逆境を受け入れる。
正しいと思っていること(P51)
時に、正しいと思っていることをしていて、思うようにいかないときがある。
そんなときは、もしかしたら、「自分の正しいと思う考えが間違っているかもしれない」と疑ってみる。
正しいと思うことをして、上手くいっていないなら、それは何かが間違っているというサインかもしれない。
偶然の出会いが人生を変える(P91)
求めていない、突然の出会いが、人生を変える。
たまたまの連続で出会った人、予期せぬ出会いでつながる縁、意図しない出会いが、人生の行く道を示す。
※管理人コメント
確かにこれはあります。想定外、予想外のタイミングに人と出会い、人生の方向、道が変わってしまう。
「こんな人と出会いたい!」という希望していたわけではなく、本当に重要な縁は、ある日突然現れる。不思議なものです。
本を読むだけでは人生は変わらない(P144)
本を紐解けば、人間関係や成功、様々な分野の知識を得ることができる。
しかし、ただ本を読むだけでは、人生は何も変わらない。本はあくまできっかけ、大切なのは、自分自身が、人生と向き合うこと。
感想など
結局、最後には人間力を磨くことが人生を決める、それを実感できる本。
己の人間力が試されるのはいつも突然。悩んだり苦しんだり、そんなときに「お前はどうするんだ?」と選択を突きつけられることになりますが、こういうときこそ人間力の発揮のしどころ。
人間力がないと、甘い方、簡単な方へ逃げてしまい、本来行くべきはずだった方向からズレてしまいます。
まぁ、長い目で見ると、甘い方へ逃げるのも1つの必要な経験ですが、やはり、最後には、結局向かい合うことになります。だからこそ、己の人間力を高め、いつも最善の選択ができるようにしたいものです。
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