良い食習慣が良い人生を作る!
『成功する人は缶コーヒーを飲まない「すべてがうまく回りだす」黄金の食習慣』(講談社+α新書)の読書感想です。
この本について
ビジネスマンのための食事療法の本。
この本を読むことで、食事に気を配ることがどれだけ仕事、人生で大切なことかに気がつかされる内容になっています。
以下、本書の読書メモです。
仕事で成功したければまずは食事から変える(P5)
バリバリ頑張って仕事で結果を出す、そのために必要なことは精神論や根性論ではなく、「自分」という環境を変えること。頑張れる自分を作ること。
その第一歩はまず食事を変えることから始まる。食習慣を変えることが自分を変える第一歩になる。
肉食のススメ(P52)
頭の回転をよくして、人とは違う切り口で仕事をする。そのために脳トレも役立つかもしれないが、大切なのは、脳にきちんと栄養を与えること。
脳に一番必要な栄養素はタンパク質。タンパク質は肉を食べることで補給できる。頭の切れる男になりたければ、ガンガン肉を食べるべし。
1日に必要なタンパク質はこの食品で(P55)
タンパク質は肉以外からも摂取できる。次の食品を意識的に取り入れ、脳に栄養を行き渡らせる。
・たまご(ゆでたまごが良い)
・豆腐
・納豆
・チーズ
・肉
・牛乳
・魚
・おやつに小魚やナッツ
大物ほど肉食?(P59)
政財界の大物ほど、肉食の人が多い。
人の上に立つ人間は、気力体力精力ともに旺盛で女好き。肉を食べることで、脳にも体にも栄養がいき渡り、精力が成功への力になっている。
男が成功したければ肉を食べるべし。そうすれば、精力もみなぎり、それが人としての魅力につながる。そして仕事も頑張れる。
たまごは手軽な万能栄養食(P76)
たまごは栄養的にとてもコスパが良い。人間に必要な栄養素がふんだんに含まれている。できれば、1日1個はたまごを食べるべし。
仕事中に疲れたときはこれを食べる(P82)
疲れて集中力がなくなったときは脳に栄養補給。そのときオススメなのはビタミンB群が含まれた食べ物。
具体的には、
・ピーナッツやアーモンド、ナッツ
・ビーフジャーキー系のおつまみ
がオススメ。
外食は糖質過多に注意(P101)
外食にありがちなラーメンやごはん大盛りなどの糖質過多の食事は要注意。
外食する場合、野菜を意識して食べたり、肉多めご飯少な目など、栄養のバランスに注意する。
声のハリに注意(P107)
声のハリは元気のバロメーター。
魅力的な人は、声にハリがあって生き生きしている。自分の声にハリがないときは、元気のない良くない状態かも。
女性の部下をキレさせないために(P134)
女性の脳は共感脳。
ともかく話を聞いてもらいたい生き物で、女性の話を無視したり、話を聞かずアドバイスしようとしたりするのはNG。
女性の部下がいる場合は、意識して話を聞くようにする。
感想など
「食事を変えてパフォーマンスの良い自分を作る」という視点が面白い本。
世の中、
「性格を変えよう、ポジティブになろう!」
「朝早起きして○○しよう!」
「読書して教養を身につけよう!」
などの自己改革本はありますが、食べ物視点での自己啓発本は案外少ないと思います。でも、思ってみれば、食べ物って、とても大切だと思います。
当たり前かもしれませんが、私たちは、私たちが普段口にする食べ物によって栄養を摂取、生きています。この意味で、毎日の食事が自分を作っているのも確かだと思います。
でも、もし食べているものが体に悪く、有害なものだったら?
体の調子が悪ければ仕事も上手くいきませんし、毎日が大変になってしまいます。感情も思考も脳内の栄養物質に影響されていることを考えると、やっぱり食べ物って、重要だと思います。
「仕事で頑張りたい!」と思ったら根性論でなく、頑張れる自分作りから。食事を変えてみるのも、大ありかもしれませんね。