華やさの裏側に見える人間の弱さ儚さ。『華麗なるギャッビー』の感想

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F・スコット・フィッツジェラルド原作、レオナルド・ディカプリオ、トビー・マグワイア主演『華麗なるギャッビー』(2013年)の感想です。

あらすじ

時は1920年代、ウォール・ストリートは連日の株価高に人々は熱狂していた。

イエール大卒のニック(トビー・マグワイア)は、近所の豪邸で繰り広げられる謎のパーティーに興味を持っていた。

その宮殿の主はギャッビー(レオナルド・ディカプリオ)という謎の男。

ニックはギャツビーに興味を持ち、ギャッビー邸に入り浸るようになり、ギャツビーに接近。

やがて、ニックはギャツビーは生い立ちと、日夜豪華なパーティーを開く理由を知ることになる・・・。

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感想など

F・スコット・フィッツジェラルドのアメリカの古典的名作を映画化した作品。

華やかな1920年代のアメリカを舞台に、ある若い金持ちの男が一人の女性をつかもうと、富を追い求めていく悲しいラブストーリーですが、小説は読んだことがあるものの映画は初めて。

なぜギャツビーは若くして金持ちになったのか?なぜ毎夜豪華なパーティーを開いているのか?

物語が進むにつれ、その理由が明らかになっていくのですが、悲しさに満ち満ちている映画です。

富が誇るきらびやかな豪邸で繰り広げられる狂乱パーティーとは対照的に、寂寞感溢れる淋しげなギャツビーの内面。

誤ってしまった過去をやり直す、そのためだけに頑張ってきたギャツビー、しかしギャツビーの思いとは裏腹に、計画は空回り。思いはすれ違っていきます。

ギャツビーが見つめ、信じていた「緑の光」、しかしそこには、ギャッビーが求めていたものは実は既に失われていて、彼が求めていたものではなくなっていた。

そこに何とも言えない哀しさというか、寂しさが。映画鑑賞後は少し考えこんでしまいますが、何だか、やりきれないなぁ。

派手な演出が目立ちますが、ディカプリオ演じるギャッビーという人物の内面だけを追っていくと、そこには非常に荒涼とした、シーンと寂しいものが感じられる、そんな映画でした。

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