『哲学を疑え!』の読書感想 – 哲学で人生の悩みは解決できるか?

哲学を疑え!笑う哲学往復書簡

生きること、悩むこと、哲学は人生の問題を解決してくれるのか?

土屋賢二、石原壮一郎著『哲学を疑え!笑う哲学往復書簡』(飛鳥新社)の読書感想です。

この本について

生きること、幸せや不幸な人生、誰もが身近に思う人生の悩みを哲学者が考える本。

哲学では人生をこんな風に考えるのか、新しい見方、考え方が発見できる内容になっています。

以下、本書の読書メモです。

常識はアテにならない(P15)

時代が変わることは、価値観が混迷し、常識が変わっていくということ。そのような環境で生きていくためには、確固たる考え方の柱というか、信念が必要。哲学は、その参考になる。

人間の行動原則(P37)

人は、基本的に苦を避け、快を求める生き物。今の苦痛を耐えて将来の快楽を得るよりも、今すぐ苦痛を避けたい生き物。

「いいこと」を求めるのが人のサガであり、動物としての本能。

悩みの種類(P74)

人が持つ悩みの種類について。人が持つ悩みは基本的に次の2つに分類できる。

1・何か目標が決まっていて、それを達成するためにはどうすればいいのか、という悩み。

例)

お金が欲しい→お金を手に入れるためにはどうすればいいのか?

恋愛したい→恋人と出会う、付き合うためにはどうすればいいのか?

会社で出世したい→出世するためにはどうすればいいのか?

2・どんな目標を目指せばいいのか、という悩み。

目標がない、生きがいがない、何をすればいいのかが分からない悩み。

感想など

哲学系の本にありがちな難しい文章は一切なく、口語体でスラスラ読める分かりやすい本。

哲学というと堅苦しい、小難しい、世の中を捨てた隠者の学問というようなイメージがありますが、個人的には難しい哲学書を読んで、眉間にしわを寄せる一時も、価値があるものだと思います。

物事の捉え方、考え方が哲学であって、それが本当に正しいかどうかは瑣末なこと。

考えること、悩むことそれ自体が大切なことであって、脳内であれこれ考えている時間、人は誰もが哲学をしている。そこが重要だと感じました。

難しい話は置いておいて、まずは考えてみる。その瞬間から、人はみな、哲学者になるのかもしれません。

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