出世したい。自分に自信を持ちたい。異性にモテたい。そんなあなたにおすすめなのがこちら。
Testosterone (著)『筋トレは必ず人生を成功に導く 運命すらも捻じ曲げるマッチョ社長の筋肉哲学』の読書感想です。
この本について
「ともかく筋トレしろ。そうすれば人生が変わるぞ。成功できるぞ」という筋トレ礼賛本。
人生を変えたい。成功したいなら自己啓発セミナーではなく筋トレをスタート。その理由がこちらです。
以下、本書の読書メモです。
なぜ筋トレすれば仕事の効率も上がるのか(P20)
筋トレをすれば要領の良い人間になれる。なぜなら、筋トレをする過程で、物事を要領よく合理的に処理していくための思考が身につくから。
だから、筋トレをしている人ほど、一流の人が多い。
筋トレで自信をつける(P39)
筋トレをすれば、あらゆる面で自分に自信が持てる。
筋トレによる成功体験による自信、見た目が変わることによって得られる自信、ホルモン効果による自信。
ということで、自分に自信を持ちたいなら筋トレをするのが手っ取り早い。
物理的な強さはバカにできない(P66)
筋トレして物理的にマッチョな肉体を手に入れると、周囲から、「こいつを怒らせてはいけない」というような、動物的恐怖を相手に与えることができる。
世の中は結局弱肉強食。
いじめっこはいじめても反撃してこない、弱そうな人をターゲットにする。そこで、筋トレをして体を物理的に強化することによって、本能的な部分で強くなれる。
それに、鍛えられた外見を手に入れることによって、周囲から自然と畏怖され、その他大勢の雑魚扱いから抜け出すことができる。
つまり今よりもっと重要人物になりたければ、外見から入ることはとても大切。
リーダーらしい周囲を引きつけ、恐れさせる外見を手に入れる。そのためには、筋トレはまさにぴったり。
モテたいなら黙って筋トレ(P95)
筋トレすれば男女問わず、異性からモテやすくなる。それは体を鍛えることによる視覚効果だけでなく、ホルモンによって、異性を引き寄せやすくなるから。
モテるためには、理屈云々以前に、動物的本能を刺激することが大切。筋トレはまさにそれを刺激するトリガーとなる。
筋トレで護身術習得(P129)
筋肉をつけることは、いじめやパワハラを予防する上での、効果的な武器となる。
いじめやパワハラを受けないためにまず大切なのは、そのターゲットにならないような、物理的強さ、雰囲気を手に入れること。
つまり、「俺にちょっかいを出すやつは、痛い目に遭うぞ」というキャラになることが大切。
この意味で、筋トレして自分の体を強化することは、まさにビンゴ。いじめやパワハラを予防する、大きな武器になる。
感想
文体はハードボイルドなワイルド系マッチョですが、著者の「僕」という一人称がほのぼのしていて面白い本。
内容は早い話、筋トレ礼賛で、特に噛み砕いて説明すべき点はありません。
数百ページにわたって、ひたすら、
「筋トレしなさい、そうすればこんなメリットがあります」
という内容。
いわば筋肉系自己啓発書とでも言える本なのですが、言っていることはシンプルだけど、なぜか、
「それじゃ、筋トレでも始めてみるか」
という気持ちになるのが不思議です。
ということで、人生を変えたい。出世したい。自信を持ちたい。モテたい。そういうときはこの本を読んで筋トレ。
シンプルですが、体を鍛えるで、文字通り自分が変わるかもしれませんね。