『賃貸生活A to Z』の読書感想 – 物件選びで損をしないために知っておきたいこと

賃貸生活A to Z

知っているか知らないかが損得の境目。

秋津智幸著『賃貸生活A to Z』の読書感想(アスペクト)です。

この本について

知っておきたい引っ越し&部屋探しの知識を学べる本。

物件情報の見方から部屋さがし、入居、入居前のよくあるトラブル&退去後のよくあるトラブルなど、賃貸を借りる上で知っておきたい知識が満載。

「賃貸で損をしたくない!失敗したくない!」と思ったら、この本で賃貸の知識を習得!

以下、本書の読書メモです。

1Kと1Rの違い(P12)

1Kと1Rの違いはキッチンと居室ルームを分ける扉があるかないかの違い。1Kは扉あり、1Rは扉なし。

1DKと1LDKの違い(P15)

DKとLDKに明確な基準はない。ただし、不動産業界では、8畳未満はDK、8畳以上はLDKと表記されている。

実際の広さは物件によって違うので、間取りだけでなく、自分で確認することが大切。

物件情報のチラシの細かい数字を見逃さない(P25)

物件情報のチラシには、細かい数字がたくさん書かれているが、それらには家賃や更新料など、重要な内容が多い。隅々まで確認し、特に数字は絶対に見逃さない。

入居審査で確認されること(P34)

入居審査で確認されるのは、お金の支払い能力。家賃を滞納しないか、まずそこが一番先に確認される。

次に身分(学生、フリーター、会社員など)の確認、その他の条件(ルールを守るか)などが確認され、問題なければ審査に通る。

良い不動産営業マンとは(P64)

基本的に、年配の営業マンの方が知識、経験ともに豊富。この業界は見た目が怖そうな人が多いが、怖そうだからといって、敬遠する必要はない。

不動産屋に入って営業マンの担当がついたら、

1・こちらの質問にきちんと答えるか?

→目を見て話さない、専門用語を連発する営業マンはNG。客のことを考えていない。

2・短時間で決めさせようとしないか?

→成約させること第一、良い物件は期待できない。

3・真摯な態度か?

→上から目線、偉そうな態度の営業マンは論外。

を確認する。

悪い営業マンで物件を決める必要はない。「この営業マンはちょっと・・・」という場合は、早急に退散を。

基本的に、物件選びは数勝負。

不動産屋は一社に限定せず、いろんな店を訪ねて、そのなかから、良い営業マンを見つけるのが安心。

物件を紹介されるパターン(P70)

営業マンが物件を紹介してくる方法にはパターンがある。それが「ブス・ブス・美人」の法則

最初と2件目の物件に「これはダメだろ・・・」という物件を紹介。3件目に、営業マンが客に成約させたい良さ目の物件を紹介する。

ダメな物件を紹介された後、普通の物件を紹介されると、対比効果(ギャップ)で良く見えてしまうので、注意が必要。

営業マンのテクニックに惑わされないために、

・どこが絶対譲れないのかを決める。

・希望条件に優先順位をつける。

・妥協できるところ、できないところを決める。

など、下準備をしておく。

営業マンのこのセリフはスルーしていい(P75)

営業マンが成約を煽るトークに、「今日決めないと明日には決まってしまいますよ」「ほかにもこの物件を検討している方がいますよ」というセリフがある。

これらはこちらを焦らせ、早く成約させるためのテクニック。気にせず、スルーしていい。

万が一、他の客が先に契約しても、縁がなかっただけの話。他にも良い物件はたくさんある。縁がある物件を選ぶ。

良い引っ越し業者の選び方(P129)

良い引越し業者を見つける手順。

1・同じ日に複数の業者を時間差で呼んで見積もりを出す。

2・最後の業者が帰ったあと、その日のうち、もっとも条件の良い業者で決める。

業者が家に来て見積もりが終わったら、「他の業者にも見積もりを出している。今日結論を出すので、夜まで待って下さい」と伝えておく。

万が一、「今すぐ決めて下さい」と煽られたらその業者はNG。営業マンに融通がきかない業者は引っ越しも融通がきかないので避ける。

入居中のよくあるトラブル(P162)

引越し後よくあるトラブル&注意点など。

・入居前の不具合が直っていない

引越し前に部屋の状態を確認、管理会社か大家さんに指摘しておく。壁や床、天井の汚れの有無、扉や窓の開閉ができるか、細かいところまでチェック。特に、エアコンや給油機など、設備の不具合は必ずチェックする。

入居後は、指摘したところが直っているかをチェック。万が一修繕されていない場合は、すぐに写真を撮って管理会社に連絡。その日付と担当者名をメモする。最終手段として、写真とメモを添えて、書面で修理を依頼する。

・家賃の値上げ要求

大家によっては、契約更新時、家賃を大幅に値上げする大家がいる。家賃の変更については、借り手と大家、双方の合意のため、納得できない家賃の値上げは受け入れる必要はない。

大家が家賃の値上げを求めてきたら、それには大家の事情がある可能性がある。

家賃値上げの理由を聞き、建て替えなど大家の事情よるものであれば、他の物件に移るための引越し費用を請求できる。

・管理会社の怠慢

管理会社が仕事をしない、故障部分をそのままにしているなどのトラブル。この場合は大家に直接連絡する。

大家が管理会社をコントロールできず、管理会社の態度がひどすぎる場合は、行政に相談。

各都道府県の窓口へ通報。管理会社が登録している宅建協会、消費者センターに通報する。全国規模の大手管理会社なら、国土交通省に連絡。

退去時のトラブル(P193)

退去するときのよくあるトラブルと解決法。

・壊していないのに「壊した」と言いがかり、費用を請求された

よくある原状回復の問題。原状回復=すべてを新品にするのではない。経年劣化で壊れたところは大家の負担。

イチャモンをつけられないよう、入居時には必ず部屋の写真を撮っておき、「どこが」「どのように」壊れたのかを反論できるようにしておく

きちんと主張すべきところは主張し、責任、納得できないことはサインしない。

感想など

賃貸選びに必要な知識を一通り、分かりやすく勉強できた本。

知っているか知らないか、それによって損をするのが賃貸の物件選びだと思います。

「営業マンがどんなテクニックを使って成約を迫ってくるか?」

「損しないために、不動産屋を訪れる前にどうすればいいか?」

「良さそうな物件が見つかったら、どこをチェックすべきか?」

「敷金礼金でトラブらないためにはどうすればいいか?」

そういう知識があるかないか、賃貸選びの成功率が全然違ってきます。

賃貸は大きなお金が動きます。

だからこそ、賃貸は納得&満足して決めたいもの。

良い部屋選びは良い始まりのスタート。引越し前の参考にオススメ。

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