新作目前。『スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃』を観直す

まっすぐな感情がダークサイドへの入り口に。

ジョージ・ルーカス監督作品、ユアン・マクレガー、ナタリー・ポートマン主演『スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃』(2002年)の感想です。

この映画について

若き日のアナキン・スカイウォーカーの活躍とパドメとの愛の悩みを描いたスターウォーズのエピソード。

才能溢れるアナキンがなぜ道へ進むのか、そのきっかけとなるエピソードが満載。

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感想など

スターウォーズの最新作がまもなく上映。ということでスターウォーズを2から観直し。

この2作目は演じる若きアナキン・スカイウォーカーとユアン・マクレガー演じるマスター・ケノービ、マスターヨーダのカッコイイバトルシーンが楽しめるエピソード。

アナキンとパメラの禁じられた愛、若き日のアナキン・スカイウォーカーに忍び寄る影が、だんだんと表に出てくるエピソードは見応えたっぷり。

特に注目はダークサイドに落ちる前夜のアナキン。

才能、潜在力は飛び抜けているにも関わらず、感情面の弱さによって、少しずつ、ダークサイドへ引きこまれていくアナキン。

映画の冒頭、アナキンがアミダラと再会、「僕が彼女を毎日想っていたのに、彼女は僕のことを全然想っていなかった」となげき、「お前は物事を悪く考えるクセがある」と師匠に指摘されるこのシーン、アナキンの末路を知る我々としては、「そうなるよなぁ」と、ついつぶやいてしまいます。

多大なる潜在力を持ちつつも、感情的、精神的に不安定。自分を認めないと感情むき出しで反発したり母親の死に憤怒し敵を皆殺し。

個人的に、エピソード2&3で登場するストレートなアナキンはとても魅力的なのですが、最後が最後なだけに、やっぱり残念な気がします。

まっすぐでストレート、根が純粋な人間ほど、何かが狂ってしまったとき、ダークサイドに引きこまれてしまうものかもしれません。

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