コンサル料を出世払いする理由。『あなたが先に儲けなさい』を読む

あなたが先に儲けなさい

コネなし脈なしセンスなしでも起業して成功する具体的な方法。

菅谷信一著『あなたが先に儲けなさい』(経済界)の読書感想です。

この本について

「まず先に与えよ」のスタンスで成功した著者による実績紹介本。

ビジネスで成功した具体的事例をもとに、どうすればビジネスがうまくいくのか。成功できるのか。そのヒントを考察することができます。

以下、本書の読書メモです。

はじめに(P26)

コンサルタントについて。コンサルタントは、自身が持っているノウハウを顧客に提供して、それで顧客を成功させるための職業。

しかし、コンサルタントを雇うには毎月の顧問料を支払わなければいけない。事業者は結果が全て。

いくら、コンサルタントのノウハウを聞いたとしても、それが実際の成功につながらなければ意味がない。

この意味で、本当にコンサルタントに仕事を依頼する価値があるのか。毎月お金を払うメリットがあるのか。

費用対効果は真剣に検討する必要がある。

なぜ先に人助けをするのか(P30)

人は困っているときに助けてくれた人のことを、決して忘れない。

忘恩の輩もいるのは確かだが、たいていの人は自分が困っていたときに助けてくれた人に対して、不誠実な態度を取ることはない。

だから、困っている人ほど、自分ができることであれば、積極的に手助けする。そして、相手に負担のかからない方法で助けてあげる。

そうすれば情けは人のためならず、いつか巡り巡って、自分が助けてもらえるようになる。

インターネットとは(P49)

起業を志す者にとって、インターネットとは、1円もかけずに日本全国、世界に対して、「私はこんな商売をしています」と宣伝できるツール。

起業したいと考えるなら、ネットの力は絶対に活用すべき。ネットで集客して、ビジネスにつなげる方法を、真剣に勉強して損はない。

下請けにはなるな(P78)

独立すれば一国一城の主。ところが、なかには独立したにも関わらず、下請け根性が抜けない人もいる。

「誰かに仕事をもらう」という考え方はサラリーマンと同じ。それでは独立した意味はない。

それに、下請け根性をもっている限り、サービスや商品は安く買い叩かれ、最終的には不幸になる。

目指すべきは元請け。自分で商品を作り、販売し、そして儲かる力を身につけること。これこそが真の独立。

経営とは(P153)

経営とはたった一人のお客を思い浮かべ、その人に心から満足してもらうサービスを提供すること。

自分が最大限満足させられるのはどんな人なのか?その人は何に悩んでいるのか?その人はどこにいるのか?

それらを具体的に考えていくことが経営戦略。

ネットを活用する法則(P158)

ネットを使って儲けられる会社の方程式とは、ネット上の自社の露出度×自社ホームページの情報量(情報の濃さ)。

ブログやホームページを持っているだけでは意味がない。それがいかにたくさんの人の目に触れられるか。そして、アクセスしてくれた人を満足させられるか。

そこが、ネットを活用する最大のポイントとなる。

弱者の営業戦略(P166)

どうすれば効果的に営業して利益を出す基本的な4つのステップ。

1・お客の属性を見極める。

2・お客を具体的にリストアップする。

3・お客と接触する。

4・お客と関係を持ち続ける。

ビジネスの本質(P171)

結局ビジネスは人と人との縁。人を大切にする会社はなんだかんだで伸びていく。

だから人の縁を大切にして、人がやらないこと。お客がして欲しいと思っていることを、コツコツやって、お客一人一人との縁を大切にしていく。

感想など

どん底からの大逆転!』で紹介されており、ふと気になったので購入して読んでみた本。

本書ではなぜ著者が無料でコンサルティング(出世払い)をしているのか、その理由と意味について語っています。

その理由をかんたんに言うと、

「人助けの意味あるけれど、最終的には「まず与えよ」の法則通り、最終的には与えれば与えたもの以上のものが返ってくる」

という、合理的な考え方に基いています。

たしかに、人から何かタダでしてもらったらお返しをしたくなるというのは人の人情。

とくに、自分が困っているときにいろいろ親身にアドバイスをしてくれる人ならなおさら、「この人は信用出来る!」という気持ちになるのが当然。

というか単純に、無料で時間を割いて助けてもらって経営アドバイスをもらって、それで結果が出たら、「先生、ついていきます!」となるのは当然。

この意味で、確かに成果報酬ですべてを行うというのは、プロとしての矜持。

自分の利益だけ考えずに相手の利益も考える。そういった、人間的な姿勢が大切なのかもしれません。

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